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バカのための思考法

大まかなところでは勉強になるのだが、著者の「個人的な感想、予想」が散見される。
「それってあなたの感想ですよね?」と首を捻る箇所多数。
言われれば、そう取れないこともない。

少し陰謀論劇なところがある。
特に<第3章>
陰謀論的思考を取り上げているので特にそう感じる。
筆者が陰謀論者というわけではない。

ツッコミたいところが多数。
?と思って調べ始めるなど、情報資料、学びの本として読もうとすると精査が大変。
ある意味、「情報収集の種」としては使えるのかもしれない。

科学技術の発達。
→人工知能が分析、最適解を提示。
→頭と心を使って深く考えなくなった。

多くの人の思考力と感受性が退化してしまう可能性。
ITを使いこなすIQの高い人ほどバカになるかも?

本書を手に取った時点で「バカ」を受け入れている。
→「バカの壁」を超えている。

「自分はバカである」という認識からスタート。

半径5メートル情報の世界。
→五感が利く範囲。
=目の前。

外側の世界を考えない。
出ていこうともしない。
=何も考えていない。

著者の考える「バカ」の定義。
=他人思考・他人価値観。

卒業するには「人生の目的」が必要。
人生の目的。
→関心が湧く。
→疑問が生まれる。
→検索能力が上がる。
→知識と思考力がつく。
=疑問への解決力がつく。

与えられることに慣れきった脳。
=与えられ脳。
→自分思考・自分価値観へ目覚める必要。

<第1章 「思考停止」という快楽に溺れるバカな俺たち「教育」>

学校では今につながる近現代史が学べない。
今ある問題が誕生した経緯が学べない。
明治以降、昭和は特に避けられている。

🐾WGIP

戦争罪悪感計画。
歴史教育政策。
日本国民に自虐的な歴史観を植え付ける。
深い反省。
二度と戦争させないため。

GHQの憲法改正。
日本側「憲法改正草案」破棄。
日本国憲法=1946年公布。
1947年5月3日から施行。

マッカーサー草案。
改正ではなく新法形式での作り変え。
→GHQ民政局職員25人が担当。
弁護士資格者4名。
憲法学専攻者0名。
ほぼ憲法の素人集団。
(第9条に「交戦権の放棄」を必ず盛り込む指示)

制作期間。
1946年2月7日~2月12日の5日間。
昼夜を徹した突貫作業。

※現代の日本国憲法。
アメリカ人の素人集団が5日間でつくったものを和訳。

新憲法制定から75年以上。
憲法の文言を変えられないでいる。
マイナーチェンジすら行えていない。
第二次安倍政権。
「第9条」の改正ならず。

憲法改正。
反対派は今の憲法がどのように作られたのか知っているのだろうか?

予想)
当時のGHQ民生局職員。
「は?まだ、そのまま使ってんの!?」

「憲法改正=戦争で国民が死ぬ」
護憲派のインチキプロパガンダ。

学校での歴史授業。
多くの国民が歴史的事実を知らない。
→物事を考える上で不幸。

GHQの最大の目的。
→日本の非武装化。
→二度と欧米諸国に歯向かわせない。

教育改革。
地理、歴史、修身の教科書廃棄。
→新しい教科書ができるまで授業中止。
当初は全教科書廃棄の予定だった。

物資不足のため他は現行教科書使用。
→検閲で大部分削除。
削除箇所は墨で塗りつぶされた。
→「墨塗り教科書」

例)
墨塗り箇所。
国語→武士道、武士の心得、天皇礼賛。
平家物語=全塗りつぶし。
お祭りの風習=軍国主義につながる。
バンザイ=天王礼賛。

教育改革の目的
→日本の弱体化。
思想の統制、言葉狩り、歴史の歪曲。
→平和教育と言うなの自虐史観洗脳。

韓国との戦後問題の未解決。
→自虐史観で関心を持てないため?

🐾アメリカの「パンと牛乳」戦略

ユニセフの前身がGHQに学校給食の提案
日本はアメリカの援助で学校給食を普及できた。
児童の栄養状態は改善した。

PL480法
農産物貿易促進援助法。
アメリカ本国で過剰生産
余った小麦、脱脂粉乳を日本に輸出。
食料事情の悪い日本に買わせる。
日本は「ドル」ではなく「円」で買える。

日本→外貨なし。
「円」で購入可能=飛びつく。
当時の「円」=国際的に価値なし。

アメリカの目的。
余剰農産物売却(短期目線)だけではない。
①支払われた代金(円)
→日本での農産物広告宣伝費、市場開拓費として使える。
日本国内での活動資金(円)

②アメリカの余剰農産物(小麦、脱脂粉乳)
→学校給食への無償贈与。
日本国内での製造、輸送などの運用資金(円)

=「円」で支払われても構わない。

米飯食よりパン食のほうが栄養価が高い。
→パン、牛乳を食べなければいけない。
→プロパガンダの展開
=日本の食生活が欧米化。

パン食給食で育った子供。
→大人になってもパンと牛乳を購入。
→アメリカから食料購入。
=長期目線の戦略。

学校給食の無償提供。
=アメリカの善意と策略。

※学校では「善意」は教えても「策略」は教えていない。

「どうして毎日、給食に牛乳が出るのか?」
→バカを脱出するための良い疑問。

※「意図」を汲み取る=「考える」ということ。

🐾偏差値教育

「教育に関する四大司令」
1945年(昭和20年)10月から発令。

第一司令
「日本の教育制度のに関する管理制作に関する司令」
→文部省がGHQの下部組織になった。

第二司令
「教員および教育関係者の調査・除外・許可に関する司令」
公職追放政策の一環。
→軍国主義的、国家主義的思想の排除。

教職員、文部官僚が多数追放された。
公的機関への再就職禁止。

第三司令
「神道に関する司令」
学校での神道行事の禁止。
天皇家、日本の歴史、伝統を教えることが禁止された。

第四司令
「修身、日本の歴史、地理の授業停止に関する司令」
修身=道徳教育→廃止。
歴史、地理→許可が降りるまで停止。

四大司令の影響。
(状況証拠からの推察)
神道、修身授業の禁止と廃止。
→日本人特有の精神性と感性を鈍らせる。
=心のよりどころを奪う。

歴史、地理授業の停止。
→自虐史観を植え付けるため。
=先人への尊敬や感謝の感性を鈍らせる。

※戦前と戦後でまったく別の日本人。

戦前=「系統学習」
物事の成り立ちや現象について、系統や論理を学ぶことを重視。

戦後=「問題解決型学習」
求められた答えを正確に答える。
大量に暗記して答えを詰め込む学習。
○か☓かの二次元論的思考。
自分でものを考えない。
未来へと展開させていく能力が育たない。
マインドのないロボットのような機能を果たす日本人の量産。

🐾他人思考・他人価値観

日本人全体の9割ぐらいが無意識に望んでいる。

著者の定義
自分の頭で考えるよりは誰かに考えてもらって、誰かに決意・決断してもらいたいと思う生き方のことであり、また誰かの価値観に便乗して決意・決断することを望む生き方。

日本人
他人に対して意見や考えの表現が苦手。
得意ではないし、好まない。
→意見や考え、ベースとなる価値観がない。

例)
会議の場
最初の発言が出ない。
誰かの発言後。
→あまり悩まず便乗。
反対意見はほぼ出ない。

自分の価値観を持っていない理由。
著者の答え。
「自分の意見や考え」について真剣に意識を向けたことがないから。
やったことがないからできない。

詰め込み授業。
→教えられた絽織にする。
→周囲の人と同じようにする。

テレビを観る影響。
→勝手に笑わせてくれる、泣かせてくれる。
=自分で考えなくても感情、情報が得られる。

どの番組を観るかも周りに合わせればいい。
新聞、雑誌も同様。

与えられた情報を鵜呑みにするだけでマウントが取れる。

※バカがバレずに済む。
→1番重要視。

テレビ、雑誌、新聞。
「与えられ脳」の欲求を診てしてくれる。

🐾社会主義先進国

偏差値が「他人思考・他人価値観」を助長した。
「はみ出さない」「上手に交ざる」生き方を創り上げた。

日本人は他人と比べてバランスを取る生き物。
=他人と同じでありたいと思う人が多い。
→群れることで安全を確保。

戦後教育が造り、テレビ、雑誌が後押しした。
二度と白人に立ち向かってこないように。
アメリカの言う通りに行動する国民に再教育。
→常識から「はみ出さない」生き方が正しい。
→他人思考・他人価値観の日本人を量産。

自由主義陣営のリーダーであるアメリカが創った日本人。
→社会主義色の強い国民。

私見)
流石にちょっと妄想が強すぎない?

コロナ禍でも顕著。
「正しい」ことしか選択できない日本人。
マスクをしていない。
時短要請に応じない。
夜の街に繰り出す人
→「非国民」

政府とマスコミの「自粛が正しい」
→マスク警察・自粛警察

抵抗感なく誰かが下した判断に従う。
与えられた情報が正しいのか判断しない。
根拠にはこだわらない。
「はみ出す」のが怖い。
→「無意識の自粛警察」

ほぼ全ての国民がマスクをしている。
=日本だけ。
一度も暴動が起きていない。
=日本だけ。

※日本人は中国人以上に社会主義。

思考法のヒント①
あなたはどんな歴史に興味を持っていますか?
・現在の世界を作り出した原因は過去の世界にある。
・様々なニュースを読み解くためには歴史を学ぶことは必須である。
・とくに近現代史は重要。
・歴史を知らずして未来を見通すことは不可能である。

<第2章 ニュースから、この世の構造を知る「世界」>

🐾漠然とした不安

「与えられ脳」
与えられることに慣れきった脳ミソ。
「テンプレ脳」
何でもテンプレートを必要とする型にハマりたい脳ミソ。

マスコミ
よくわからないキャッチコピーを使用。
=国民の不安を煽るため。

「不安を煽る」のが目的。
→注目度、視聴率が稼げる。
→信頼されている。
=優秀な情報。

テレビ、新聞=「広告」のプラットフォーム。
視聴率が高い=宣伝広告ニーズが高い。
→プラットフォームとして需要が伸びる。

マスコミの仕事=注目を集めること。
=「煽る」こと。
良い、悪い関係なく煽らなければやっていけない。

マスコミが正しい報道。
→日本は今のような閉塞感にならなかった。

「煽られたい」視聴者。
漠然とした不安→確かな不安。
「ほら、やっぱり、そうだ!」
不安の確認。
「漠然」では物足りない。

🐾ネガティブ思考

「マズローの欲求5段階説」
1段階目の欲求=「生命維持の欲求」
食べたい、寝たい、排泄したい。
2段階目の欲求=「安全・安定の欲求」
外的、災害、病気を回避。安全でいたい。

=生命維持に欠かすことのできない欲求。
モチベーションが高く、エネルギーが強力。
→生きていく上で非常に大事な心理的欲求。

楽観的より悲観的な考えの方が備えやすい。
軽率より慎重な行動が無難。
→ネガティブ思考。
=生命維持の欲求の表れ。

マスコミのネガティブ情報。
「印象操作」と「世論誘導」
→生命維持の欲求を刺激。
→安全・安定の欲求が高まる。
→モチベーションが高まる。
→欲求を満たす。
=気持ちいい。

日本人は8割以上ネガティブ思考。
幸せホルモンのセロトニンの分泌。
→多民族に較べて非常に少ない。

日本人。
→マスコミに煽られやすい。
→ネガティブ情報に夢中になりやすい。

テレビ、新聞=オールドメディア。
→情弱が観るもの。
ソーシャルメディア→目覚めた側の人間。
→大きな間違い。

ソーシャルメディアの#タグ検索。
→自分に都合のよい情報を見つけるため。
→自分に都合よく代弁してくれる発信者を見つけるため。
→結局自分に見えているものしか見ようとしていない。
=自分の頭で考えていない。

※好きなものに賛同するだけの生き方。

🐾日本の借金

財政破綻はしない。
日本の負債約1200兆円
→国民一人当たり約800万円。

正しくは
日本政府の負債。
国民の借金ではない。
政府に寿命はない。
→将来にツケを残すこともない。

日本政府の「負債」総額=約1200兆円。
日本政府の「資産」総額=約700兆円。
実質の債務残高=約500兆円

※報じられている額の半分以下。

政府がお金を借りる。
=国債発行。

日本政府の国債保有先。
(お金を借りた先)
・日本銀行:約50%
・国内金融機関:約35%
・投資家:約7%

日銀法(認可法人)
(株式会社に見立てたとして)
政府の出資比率が55%を下回ってはならない。
→日銀の筆頭株主=日本政府。
→日銀=日本政府の子会社。

親会社と子会社は連結決済。
互いの債権・債務が相殺される。
=約1200兆円の約50%は相殺。
→債務残高:約600兆円。

日本政府の資産:約700兆円。
相殺後の債務残高:約600兆円。
=日本は実質的に資産超過国。

金融機関、投資家が国債を投げ売り。
(あり得ないこと)
国債=円建て。
→日銀が「円」を発行して全量買い取る。
政府の借金額は変わらない。
日銀の資産は増える。
→連結決済で相殺。
→日本政府の借金ゼロ状態。
=政府の借金問題がなくなる。

日本の借金問題というプロパガンダ。
=ウソだらけ。
緊縮財政・消費税増税。
→国力を削いだ。

※垂れ流されたプロパガンダを信じた私たちが「バカ」であるということ。
→最大の問題。

私見)
借金だけの理由で増税しているわけではない。

金融機関の資産→国民の預金。
金融機関が国債を投げ売り。
→資産が減る→預金は?

日銀が「円」を発行して買い取る。
→簡単に発行できない。

日銀が民間金融機関から国債を買う。
日銀の負債が増える。
→政府の負債は減らない。

参考)
https://www.jcer.or.jp/blog/tanakahideaki20190424.html

いろいろツッコミどころあり。

🐾日本人の平和ボケ

憲法9条の問題を残したまま戦争に拘るのは反対。

空母
本国から遠く離れた場所で、積極的に軍事攻撃を仕掛けるための軍艦。
自衛隊→空母型護衛艦4隻保有。
(ひゅうが、いせ、いずも、かが)
就役当初。
→災害時の物資輸送が主目的。
→ヘリコプターのみ、戦闘機の運用はしない。

現状→最新鋭戦闘機F-35を艦載。
→正真正銘の「空母」を2隻保有。
(いずも型護衛艦いずも、かがを改修)

ロシア→空母保有数=1隻。

現状の日本。
遠く離れた洋上で戦争を開始できる状態。

左派系マスコミがほとんど騒いでいない。
→不気味。
新聞、テレビで問題視していない。
→逆様に見ると大問題。

日本人は平和ボケしている。
思うだけで何もしない生き方が問題。
戦争に対して無思考・無自覚。
→マスコミが世論誘導しやすい。

マスコミ=マスゴミ。
→私たち国民が「バカ」だから。

🐾陰謀論

陰謀論が真実だった。
例)
・北朝鮮による日本人拉致事件。
→社会党、共産党=党として完全否定(陰謀論)
事実=拉致はあった。

・コロナウイルス発生原因
中国武漢ウイルス研究所で開発(陰謀論)
・マスコミ、識者、インフルエンサーなど
→海鮮市場で食されていたコウモリ由来説。
事実=アメリカが武漢にコロナウイルスの「機能獲得研究」を委託。
コウモリ由来の方が陰謀論?

陰謀論=言論封殺の大義名分。
考えたくないことから目を背けるための口実。

🐾思考停止

人間の脳を難しく考えることを嫌う。
→刺激的なわかりやすいフレーズを好む。

マスコミの短いフレーズによる印象操作。
(既得権益、岩盤規制、国の借金問題など)
→脳は簡単にはそれを否定できなくなる。
→私たちを取り巻く状況。
→「思考停止」の条件を満たしている。

ヒトラー支配下にあったドイツ国民の思考停止。
第一次世界大戦の戦後賠償。
経済崩壊でハイパーインフレ。
国民の生活圧迫、治安悪化。
飢餓死者増加。
先の見えない恐怖と失望。
→思考停止。

ヒトラーの「選民思想」
メディアを使って国民を洗脳、発狂させていった。
「ナチス」の誕生

「プロパガンダとは、絶え間なく大衆を自らの意のままにすることである。そのためには、都合の悪い情報は遮断しテーマと標語を限定して大衆に伝えること。また、コントロールする大衆に知性を求めないこと。つまり考えさせてはいけない。そして、同じことを何千回と繰り返して伝えることが重要だ」

ヒトラー著書「我が闘争」

政治心理学では「議題設定効果」
国民の関心を特定のものに向けさせ固定化。

現在の日本も同じ状況にある。

ニュース=意図
マスコミ=真実ではなくプロパガンダを伝える。
情報を統制する側
→「意思決定」「決意・決断」させるため。
情報を入手する側
→「意思決定」「決意・決断」するため。

洗脳から目覚める
新たな洗脳を上書きする。
違いは?

※判断基準は自分にしかない。
ニュースは鵜呑みにせず、自分で精査し、考えること。

人間の脳は省エネ志向。
難しい問題は誰かに考えてもらいたい。
→結論を受け入れるかどうかだけ判断。
→コスパが良い。

プロパガンダ・特定の価値観。
誘導される。
→「脳」的には気持ちいい。

「所属の欲求」
大勢の人と同じ「意思決定」
→安心。

人生の納得度を左右。
自分の頭の中に「真実」を組み立てていく気持ち。
自分にとっての「真実」しか私たちは理解できない。

思考法のヒント②
あなたはコロナ騒動についてどう考えますか?
・プロパガンダによってコロナ禍の全体主義も創り出されている。
①都合の悪い情報は遮断する。
②テーマと標語を限定して伝える。
③民衆に考えさせないように仕向ける。
④毎日繰り返し同じことを連呼する。

<第3章 アメリカ大統領選挙に見る、人類の二極化「隣国」>

2020年のアメリカ大統領選挙。

熱烈なトランプファンも「与えられ脳」
「世界緊急放送」など。
刺激的で自分たちに都合のよい可能性。
頑なに信じて待ち続けている。

人間は論理より感情で判断する。
刺激、気持ちのよいものに感化されやすい。
SNSでの拡散。
類は友を呼ぶ。
トランプファンが増える。
→信じて待ちつづける人が増える。

何も起きない。
情報ではなく願望だから。

「二極化」
世間で言われている。
マスコミを信じる層とマスコミを信じない層。

著者が考え。
物事を冷静に監査し、分析できる頭脳と自分では何も考えられない頭脳。

考えるか、考えられないかの二極化。

思考停止とは。
何をどれだけ考えても、自分の都合のいいようにしか考えない脳ミソのこと。

あれこれ分析しても、物事をあるがままに観察していけなければ意味がない。

考える力を高める。
=自分の思考を疑う。

思考法のヒント③
ひとつのテーマであなたの想いを巡らせるには?
・「シンプル・イズ・ベスト」という思い込みを捨てよ。
・「シンプルに考える」とは無駄を省いたり、重要度の低いものを切り捨てるということではない。
・様々な要素や情報を統合して昇華した結果がシンプルに見えるだけだ。

<第4章 超管理型社会主義体制の近未来、ビッグデータを独占する GAFAM「情報」>

🐾GAFAM

GAFAMの影響力は国家を凌ぐ。
GAFAMへの依存度を高め続けている。
=GAFAMがユーザーのビッグデータをもっている。

家族以上にGAFAMが私たちのことを知っている。
便利ではあるが、「何も考えなくても」欲しい情報が入ってくる状況。

ビッグデータは過去の集計。
未来のデータではない。
GAFAMに依存。
=自分の枠外の情報が入ってこなくなる。

🐾SNS

言論の平等はSNSの中には存在しない。
トランプ元大統領。
選挙期間中に現役大統領の投稿を削除。
アカウント凍結。
→民主主義への挑戦。

一般ユーザーの選挙不正関連情報発信も規制。
アカウント凍結・削除。

都合の悪い情報や言論は遮断
誰にも届かない。

=プラットフォーマーによって情報はコントロールされている。

テレビよりYou Tubeの方がプロパガンダ誘導はやりやすい。
You Tube=パーソナルデータを把握。
ターゲットを絞れる。
=ターゲット洗脳。

🐾超管理型の社会主義体制

「人間牧場」
多くの人が飼いならされて生きているような社会。
何も考えないまま綺麗に操られている人が圧倒的に多い。

例)
マスク。
市販のマスク。
=医学的には効果が認められていない。

マスク着用=「濃厚接触者」にはならない。
→意味不明な基準。

コントロールするプロパガンダ。
テレビが垂れ流す。
GAFAMが反する情報を統制している。

ポリティカル・コレクトネス(政治的正統性)
社会の特定の層に、不快感や不利益を与えないように配慮された言語表現。
社会政策を示す言葉。
=社会全体に受け入れられる言葉。

具体的な表現は決められていない。

過剰な情報統制、言論封殺につながっている。
例)
大統領選挙情報。

私見)
著者はSNSでの言語表現の封殺を言論統制と捉えている。
隠語と暗号だらけの動画があふれているからと。
ソーシャルネットワーク=個人間の繋がり。
だから、情報統制や言論統制はされるべきではない。
発信された情報を見る、見ないは個人の自由。
ということらしい。

自由なのはもっともだと思う。
が、
先にも書かれているように、人は「自分に都合のいい情報だけを集め、鵜呑みにする」
であるなら、自分に都合のいい妄想ばかりの情報に触れ、その思考が強化されつづける可能性も出てくると思う。
検閲されない自由な表現。
→極端な話、自分に賛同する「社会的に危険な思想」のコミュニティを形成させることも可能なのでは?

著者が散々危惧している、「自分で考えられないバカ」を個人が大量に誘導できる状況。
それを防ぐための「規制」は必要だと思う。

思考のヒント④
「支配」ということについて考えてみよう。
・武力によって抑え込むことが支配力ではない。
・真の支配とは他者の思考をコントロールする力である。
・スマホの普及によって一人ひとりがネット接続可能になることで真の支配構造は完成に向かっているかもしれない。

<第5章 バカを脱出するための思考法「感情」>

🐾コロナパンデミック

発生から1年半時点で、国民の9割が感染していない。
死者平均年齢は80歳ぐらい。
割合的にはインフルエンザのほうが脅威。

コロナパンデミック。
マスコミのネガティブ情報の鵜呑み。
「自分で考えられないバカ」「与えられ脳」が拡大させた。

何も考えずに生きているという自覚。
→主体的に自分の頭で考えることはできない。

🐾セルフトーク

セルフトーク=独り言。
セルフトークで自分の中心とつながる。

私たちは無意識に1日平均2~3万回セルフトークしている。
聞き手は自分の脳。
脳は繰り返される情報を真実だと思い込む。
脳は真実を具現化しようとして能力を発揮する。
=無意識の独り言に行動が左右される。

ポジティブな独り言=ポジティブな行動。
ネガティブな独り言=ネガティブな行動。

現実は思考の集大成。

セルフトークを変えると人生が変わる。

「アファメーション」
達成したいゴール、目標を言語化。
→毎日声に出す。
→ゴール、目標に向かう行動をする。

身体は食べたもので作られる。心は聞いた言葉で作られる。そして未来は語った言葉で作られる。

北原照久の言葉

セルフトークを観察・分析する。
自分の潜在意識を理解する。
言語化してみる。
どのような価値観が人文のコアに根付いているのか知る。
=自分の反応、行動を生み出している源泉。

潜在意識を言語化。
潜在意識を取り扱えるようになる。
=潜在意識を自由に書き換えることも可能。

🐾心が先で現実が後

YouTuber・公演家・鴨頭嘉人氏の言い回し。

意識が現実を作り出しているという原理原則。
自分の意識と向き合っていく。
=激動の時代を生き抜いていく「思考法」

思考法のヒント⑤
自分自身の内なる声を聞いてみたことはありますか?
・自分のセフルトークに耳を傾けてみる
・自らが発する言葉によって思考は創られ、思考が現実を創り出している。
・自らが発する言葉を知ることは、現実を理解することと同じだからである。

※人生は一度切り、超納得の人生を謳歌しよう。


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