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お金に困らない人が学んでいること

福沢諭吉(著)学問のすゝめ
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずといへり」
「されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりて出来るものなり」
生まれによって人の差はないけれど、学びで人の差はできる。
日本は学ぶことによって力をつけてきた国。

<第1章 お金に困りたくなければ、学び続けなさい>

勉強をするための勉強では変わらない。
学んだ先に、何が得られるかのイメージがポイント。

勉強がつまらない→勉強後にワクワクする。
ワクワクこそ学びの原動力。

勉強好きは成功者になっていく。
付き合う人が変わり、意識が上がる。

周りが勉強している→じゃあ、自分もしなくちゃ。
自分の基準を上げてくれる仲間を見つける。

高卒と大卒は初任給の時点で5~7万円の差。
生涯賃金では6000万円の差。

いい大学に入れた→それだけ努力した証拠。
今まで努力した人→これからも努力する人。
努力できる人→会社に貢献してくれるだろう人。
→高い給料を払っても雇いたい。

学歴云々より、学ぶ努力が出来ることが重要。

今は変化の時代。
変化に対応するには挑戦が必須。
挑戦するためには「学ぶ力」が必要。

ダーウィンの言葉
「強いものが生き残るのではない。変化できるものが生き残るのだ」

体力に頼った働き方は45歳が限度。
体力以外で勝負できる力を身につける。
能力をつけるためにも「学ぶ」必要がある。

まずはじめに捨てるもの。
学び=つまらないものという考え。

興味が無いことでも学べば気づけることはある。
新しい知識を得ることに積極的になる。

学ぶ理由を明確に。
人の5つの「たい」
①褒められたい
②認められたい
③成長したい
④自立したい
⑤人の役に立ちたい
これらにつながる理由だと人は頑張れる。

頑張れる理由の探し方。
自分の棚卸しをして過去の経験を掘り起こす。
ターニングポイントを探す。
自分が変わるために頑張ったことは何か?
頑張るきっかけになった感情は何か探す。

一流は一流で有り続けるために学ぶ。

人は60~65%が水でできている。
人の声質も水に似ている。
上から下に流れ、停滞すれば腐る。

ヘンリー・フォードの言葉
「学ぶことをやめた者は老人である。学び続ける者はいつまでも若い。人生で一番大切なことは、若い精神を持ち続けることだ」

一時的な知識より、一生使える知識。
一生使える知識はブランドになる。

①一時的な知識(学びのコストが高い)
・流行りのファッション、音楽の情報。
・すぐにアップデートされてしまう専門知識。
・都度更新が必要な資格を有する知識。

最新の知識のメリット
稼ぐまでの時間が短い。
先行者有利を得やすい。

②ブランドになる知識(普遍的なスキル)
・コミュニケーションスキル。
・リーダーシップスキル。
・チームビルディングスキル。

一生使える知識=一生モノの自分資産

おすすめはコミュニケーションスキル。
どのスキルとも掛け算できる必須スキル。
プログラマー→プロジェクトマネージャー、コンサルタント

ブランド知識のデメリット
稼げるまで時間がかかる。
競合が多い。

「学びジプシー」
学ぶこと自体が目的になっている。
学んでも行動しない。
→稼げない。
広いだけの知識は薄っぺらい。
→魅力がない。

広く、深く学びオリジナルコンテンツを作る。
独自性が高いものは高額で販売できる。
他者との競争に勝ちやすくなる。

健全な利益でビジネスを安定させる。
日本企業は薄利多売。
格安競争で赤字になり撤退。
→無責任。
いいサービスを長く提供する。
=企業の責任。

※自己犠牲は誰も幸せにしない。

資本主義の世界では稼ぐことは正義!

稼ぎたければお金について学ぶ。
最低限
・今の収入と支出のバランス。
・将来、必要なお金はどのくらいか。
・どの程度のお金があればリスク回避できるか。
・どんな状態なら、金銭的リスクなく生活できるか。

<第2章 学力偏差値だけではなく、人生偏差値を上げよう>

「人類総経営者時代」
テレワークが普及した時代を生き残る。
自分で自分を管理する。
時間、生活リズム、仕事の進捗状況を管理。
経営者マインドと自己管理能力。
自分で考えて仕事をしていくことが必要。

テスト勉強=暗記する力。
これからの時代=柔軟に考える力。

学力偏差値より人生偏差値
人生偏差値=人の魅力。
人生偏差値が高い
→付き合う人のレペルも上がる。
→有益な情報が集まる。
→ビジネスチャンスをつかめる。
→稼げる。

人生偏差値の上げ方。
①人並み以上に経験を積む。
誰でも出来ることを、誰でもできないほどやる。
「そこまではマネできない」というほどやる。
誰にもできない努力の積み重ね。

②特別な経験をする。
頭がおかしいと言われるほどの経験。
→人は応援したくなる。

学力偏差値は学生時代で終了。
人生偏差値はいつからでも上げられる。
行動さえすれば上げられる。

ゴールが先で手段は後。
ゴールを決められない理由
①自信がない。
これまでにどれだけ約束を守ってきたか。
他人や自分との約束。

行動)
約束を守る→信頼を得られる。
他人から信頼される→自信になる。
約束を守ってつくった「自己概念」
「次もきっと出来るはず」
→自分に期待することが出来る。

②約束という概念が高すぎる。
「強迫観念」
約束は必ず守らなければならない。
→無難なことしか決められなくなる。
失敗が怖くなる。
→挑戦しなくなる。

行動)
結果よりも努力が大事。
約束した結果が出てもおかしくない努力。
努力=失敗を改善し、成長するプロセス。
→人生偏差値が上がる。

「フィードバック」
ネガティブなフィードバックは素直に受け取る。
自分に都合の悪いことほど自分では気づけない。

※成功の秘訣は素直さと向上心。

人生で最も価値のあるもの=「経験」
経験=ストーリー。
魅力的なストーリーは記憶に残りやすい。
素晴らしい教訓だけでは伝わらない。
付随するストーリーがあってこそ。

ガンジーの言葉
「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ」

付随させるストーリー
自分が死にかけたことをきっかけに、勉強。大学合格。

人生はネタづくり。
失敗してボロボロの人生。
→語れるネタが多い。
→人生偏差値の向上。

<第3章 お金につながる「インプット」の技術>

読書は効率的に短時間で良質な知識を得られる。
紙の書籍ほど情報が確かなものはない。

速読より熟読
知識が多ければ読む速度は勝手に上がっていく。
早く読めない本=知識がない分野。
→読むことに頭をつかう。
時間をかけなければ読めない本。
→頭のトレーニングに必要。

記憶に残るのはインプットよりアウトプット。
きれいに読むときれいに忘れる。
ボロボロになるまで線を引いたり折ったりする。
本を読んだらメモに残す。
時短でするなら音声入力。
スマホのアプリを活用する。
後から文字起こし。

コミュニティの外に成長がある。
異業種の人の話で新たな発見。
慣れた輪の中にいると「井の中の蛙」になる。
未熟を感じるから成長できる。

意思は弱い、願望は強い。
脳は否定形が通用しない。
「~しない」と思ってもできない。

「~したい」に変えて考える。
「その先にどんな状態を手に入れたいか」をイメージ
否定形を使わず、願望を描く。
例)
タバコをやめたい。
→子供を健康に育てたい。

学ぶことで叶えられる願望を意識する。

学ぶ仕組みを作る。
強制的に学ばなければいけない状況にする。
・新規プロジェクトに参加する。
わからないことだらけで学ぶ必要がある。

・仲間を巻き込んで勉強会をする。
自分が主催者という責任ある立場
→学ばなければ示しがつかない。

朝は学びの時間。
①脳のゴールデンタイム。
起床後2~3時間は脳疲労がなく、集中力も高い。

②邪魔されず集中できる。
会社の始業前なら余計な連絡も来ない。

③時間が限られているから集中できる。
「パーキンソンの法則」
作業量は与えられた時間の分だけ膨張する。
与えられた時間に合わせて仕事をしてしまうクセ。
例)
1時間で終わる仕事→予定3時間なら3時間かけて行う。

逆に考えれば。
終わりの時間が短ければ効率を上げて集中してやろうとする。

20秒が勝負!
やる気が続くのは20秒だけ。
人間は20秒以上時間がたつとやる気が失せる。
起きて20秒以内に勉強を初められる環境を整えておく。

例)
机の上に教科書、ノート、鉛筆を用意しておく。

逆利用で辞めたい習慣を止められる。
タバコを辞めたければ吸うまで20秒以上かかるようにする。
例)
タバコとライターと灰皿を別々の部屋にしまう。
タバコを鍵付きの引き出しにしまう。
カギも別の部屋にしまう。

「作業興奮」
少し手を付けると、最後までやりたくなる。
中途半端では終わらせたくないという心理。

人と一緒に学ぶ。
苦手を補えるパートナーがビジネスには必要。
苦手分野を任せきるのではなく、自分も学ぶ。
最低限、意見ができるくらいのレベル。
学ぶ時は積極的相手に教えてもらう。
人は教えたい生き物。
わからないからと丸投げ厳禁!
お互いに補い合い、学び合う関係をつくる。

欠点は「欠けている」のではなく「魅力」
欠けている点ではなく、欠かせない点

ひすいこうたろうの言葉
「人は長所で尊敬され、短所で愛される」

「耳学問」
オーディオブックや音声配信の活用。
家事など他のことと並行してできる。

おすすめは「歩きながら効く」
歩きながらの勉強は効果的と脳科学で証明。
メリット
1.脳の血流量が増加する。
足の筋肉の伸び縮みはポンプの役割。
全身の血液の流れがよくなる。
→脳への血のめぐりもよくなる。
→学習効果が高まる。

2.眠気がなくなる。
脳幹網様体が刺激される。
意識がはっきりする。

3.景色の変化が脳を活性化させる。
人が得る情報の83%は視覚情報。
情報が多ければ脳への刺激が大きい。
→脳が活性化する。

体験と一緒のインプット
人間の脳は体験を覚える力が強い。
教えられたことは忘れる。
受動的な学びには限界がある。

体験型のセミナーが有効。
・積極的な発言
・ワークの時間

オンラインでは顔出しがおすすめ
体験効果がアップし、記憶が刺激される。
緊張感があり、集中できる。
無料セミナーでもレベルの高いものもある。
気軽に参加、体験してみる。

「量質転化の法則」
量を積み重ねることで質も向上する。
量をこなすことこそ上達の近道。
試行錯誤しながらたくさん経験する。

人の広告に乗っかってみる。
広告を実際にクリックして広告を学ぶ。

大手企業が多額の資金で広告する。
→お客がいるから広告をする。
→クリックされやすい広告をする。
=広告の正解を教えてくれている。

マネをすれば個人でも成果が出せる。
今は個人で1000円からでも広告を出せる。

着目する点
・広告デザイン
・色、言葉
・文章の流れ
・申込みの手間
・メルマガ、LINEの内容
・最初にすすめられる購入品
一連の流れで顧客はどんな体験をするのか。

メンターをフルコピーする。
メンター=「型」
「学ぶ」の語源は「真似る」
真似ることからスタート。
「自分らしく」は基本の「型」を身につけてから。

初めから「自分なり」
→「型破り」ではなく「型なし」

メンター選びのポイント
いいこと言う人より、いい結果を出している人。
人間性や相性は二の次。
結果にフォーカス。

※学びたい人にはSNSなどで積極的に連絡してみる。

<第4章 人とお金を惹きつける「アウトプット」の技術>

インプットの質を高めるアウトプット。
アウトプット前提にインプット。
→集中力UPと深い学び。

記憶効率を上げる黄金比率
インプット3:アウトプット7

SNSを活用してアウトプット
見られることを意識する。
恥ずかしいから→体裁を整えようとする。
恥ずかしいから→深く理解しようとする。

おすすめ文章型(書評)
①事実
書籍タイトルや本文の内容。

②数字
金額や発行部数。
読了までの時間。

③エピソード
感想、実践してみての考察。

SNSの特徴
ストック型SNS
過去の記事まで読まれるもの。
検索で出てくる後まで残るもの。
・ブログ
・note
・You Tube

フロー型SNS
その場限りの発信。
鮮度は高いが一過性。
・Facebook
・Instagram
・Twitter

両方押さえておくほうが将来的に得。

「集合知」
複数人が出し合った1つの考え。
1人の天才が考えたものより素晴らしい。

SNSは一方的な発信。
複数人の意見交換はより思考が深まる。
学びに貪欲なコミュニティーに入ってみる。

例)
・オンラインサロン
・社会人サークル
・勉強会

良質なコミュニティーの要素
①否定のない空間。
・安心して発言できる。
・意見交換が活発。
わかりやすい相槌で相手を受け入れる。
自分の話も受け止めてもらいやすくなる。

②前向きな質問が多い。
良質な質問は相手の行動も良質にする。

③楽しさ、明るさを大事にしている。
明るい場所に人は集まる。
それぞれの価値観を尊重し、応援し会える空間。

「PREP(プレップ)法」
要点→理由→事例→要点の順で話す。
・先に要点、結論、主張で相手にストレスを与えない。
・不要なやり取りが減る。
・考えを整理する習慣がつく。

「一貫性の原理」
初めに意識した一つのものしか目に入らなくなる。
反対すると、反対し続けなければならなくなる。
新しい情報が入ってこなくなる。
新しい意見が言えなくなる。
「一貫性の原理」を外して柔軟に考える必要がある。

・立場を入れ替えて考えてみる。
賛成意見、反対意見。

・主語を変えて考えてみる。
自分にとってのメリット、デメリット。
相手にとってのメリット、デメリット。
世の中にとって、みんなにとって、社会にとって・・・。

※視野の広い人のアウトプットは一目置かれる。

アイデアの作り方。
1.資料を収集する。
2.資料を咀嚼する。
3.無意識で、感情を刺激するものに心を移す。
(映画を観るなど)
4.期待していないタイミングで、アイデアは降りてくる
(シャワー中など)

メモをとる習慣。
アイデアを忘れないためのメモ。
手書きでもスマホの音声入力でも。

音声入力メモのメリット。
1.すばやくメモを残せる。
記憶が劣化する前の新鮮な状態で残せる。

2.余計な思考を省ける。
タイピングなどの時は無意識にキー配置などを考えてしまう。

<第5章 学びをお金に変えるということ>

学びをお金に変える第一歩は不格好なもの。
学んだら即行動。
完璧を求めたスタートではいつまでもできない。
どうせはじめたら問題は山積み。
まずはコスト0、ノーリスクのものから。
オンラインで出来るものはすぐにはじめられる。

失敗は財産。
失敗は「後で話せるネタ」にすぎない。
失敗を乗り越える試行錯誤が重要。
積み重ね、乗り越えた先にできるのが成功。

失敗と向き合う。
失敗はつきもの。
大事なのは失敗から学ぶこと。
必ず記録をとり、同じ失敗をしない。

対処療法の後は根本治療。
原因を突き止めて改善しなければならない。
改善の中に成長のヒントがある。
ダメなものはダメと、しっかり認めて改善。
失敗に対処するだけでは失敗を繰り返す。

人を責めない。
失敗した人を責めると失敗を隠すようになる。
対処できないほど大きな失敗につながる。
失敗を個人の責任にしない。

今はキャッシュポイントが遠い。
何を買うかよりも誰から買うかの時代。
まずは関係性を深め、信頼の構築。
いきなり売り込んでも怪しまれるだけ。
ビジネスの根底は、人を大事にする気持ち。
まずは1年くらいじっくり信頼関係を育む。
SNS→ブログ→ホームページ→購入。

SNSの徳性をつかむ。
受け手の多い場所で発信する。
SNSは広告費をかけずに広く広告出来る。
弱者に与えられた最強の広告ツール。
Facebook=40歳以上の会社員、経営者。
      (グループ機能が充実)
Instagram=10~30代向け
       (画像、写真での広告)
TikTok=10代
     (ビジネスとしては難しい)
Twitter=拡散能力が高い。
目的別にSNSを使いこなしていくことが必要。

「顧客心理」を理解する。
自分がもっとも自分のサービスを好きであること。
いいところも悪いところも目につく。
改善のために試行錯誤の回数が増える。
→より良いサービスになる。

売上は、お客様からの感謝の集大成。
ビジネスはお金を奪うものではない。
いただくもの。
支払ってくださるお客様に感謝。
→金額以上のサービスを提供。
→長いビジネスに繋がる。

もっと喜んでもらいたい。
→学びへのモチベーション。
人に感謝し、感謝されるためにも学び続ける。

学びと行動で意識すること。
①完璧でなくていい。
完璧を求めると行動できなくなる。
不完全でもとにかく挑戦。

②失敗してもいい。
失敗は学び。
恐れて行動しないことが何よりの失敗。
失敗は財産になる。

③すぐやる、いまやる、なんでもやる。
コストもリスクも少ないことからとにかくやってみる。
学ぶだけではダメ。
実践→失敗→改善を繰り返す。
やらなければ何も学べない。

勉強しないで成功した人はいない。
知識への投資が財産になる。


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