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アライアンスはシーソーの両端に載るかのように推進をすること、の話

今日はアライアンスのとあるスタンスについて書きたいと思います

これはアライアンスに限らず誰かとなにかをする、であったり、誰かと1つのものを作り上げていく、という関係性についての観点で必要なスタンスだと思いますので、ぜひ参考になればと思います。


最初に

先日ふとメンバーに声をかけられて、
アライアンスの大事なスタンスについて触れる機会がありました。

アライアンスとは改めてですが、

両社の経営資産・経営資源をミックスさせて新たな価値をつくったり、両者の売上・利益・ゴールなどを達成させていく方法や戦略のこと

です(シミズが考えている定義)

アライアンスって、アイデアでいうと「着想」に似ているんですが
1〜3という数字の群に
4〜6という数字の群が組み合わさると、

※着想とはアイディアをひらめく資質のことを言います。少しニュアンスは違いますが「ひらめき」と言い換えてもらってもいいかもしれません

これまでは
1〜3の組み合わせ(1×3、2×3など)しかなかったところに
4×2、6×3など新しい組み合わせ(着想)が生まれ、価値を創出できます

アライアンスとはそういうものなので、会社が行き詰まったときや新たにパワーを作っていきたい時に強い力を発揮するパワフルな戦略の1つといえるでしょう

さて、アライアンスで最も大事なことの1つに、
タイトルに書いたような「アライアンスはシーソーの両端に載るかのように推進をする」ということがあります。

少し具体的に話を書いていきます。

シーソーの両端に載るってどういうことか

アライアンスとはその言葉のとおり、シーソーの両端にお互いの会社が載るようなイメージになります

例えば、
片方が重すぎて、片方が軽すぎるとバランスが合わなくなります。まずこれについて書いていきます。

シーソーの両端に乗せたもののバランスが悪い時どうしたらいいのか

片方が重くて片方が軽いというケースがこれにあたるのですが、これは大手企業さんからのアライアンス相談で多い事例です。

相談として多いのは、
「こちら(大手企業A社)としては組みたいのにアライアンスがうまくいかない」と言われます

それはシーソーに例えてみると、自分たちが(規模も大きいなど)重いからパートナー・相手にたくさん歩み寄ってシーソーの前のほうに座らないとバランスが取れないんですよね。

アライアンス担当だけが歩み寄ってもだめで、会社同士のバランスになりますから、会社として「重いほうが小さいほうに歩み寄ろう、シーソーの内側に歩み寄ろう」とならないとうまくいかないものです。

続けますと、

逆に、ベンチャーのB社(軽い方)だとしたら、
自分はどうやっても(シーソーに乗せている)経営資産・経営資源が軽いので大手企業A社とバランスが合わなくてシーソーが平行になりません。

となります。そういうときは、

  • 自分たちから出せるものを明確化して、シーソーにたくさん資産や要素を載せる

  • 自分たちしかできないことを伝える

  • 大手企業にとってメリットがあることを伝えきる

  • VISIONや未来の考え、戦略もシーソーに載せる

こういうことをすることで、バランスをとっていきます。これが載っているものの重さが違うパターンの解決方法です。
このあともこういう表現が続くんですが、要はシーソーのバランスを常に整えようって話です。

アライアンス始めても大きくならない。長続きしない問題について

アライアンスをやっていると、徐々にシーソーを内側に(中心に)歩み寄っていくことになります。

最終ゴールは中央で一緒になる(同じゴールを目指して何かしらのゴールが達成された状態)ということなのですが、そう簡単にゴールにはたどり着けないわけです。

どうしたらゴールにたどり着けるのか、理想を叶えられるのか、という相談が多いのですが、それは

  • お互いがシーソーに載せているものの、経営資産の重さを理解しあうこと

  • その上でバランスをとりながらお互い内側に進んでいけること

になります。
この二つ目のバランスをとりながら、、というのがすごく大事です。

さらに細かく話していくと、
シーソーが同じ重さになっているのであれば
片方が一気に内側にいくと、同然シーソーは傾きますよね?(外側に居続けた側が重くなる)

だから結論を急いだり、一方的にGIVEをすればいいってもんでもないんです

一方的だと、(GIVEを)した側は「あれ?ベネフィットが返ってこない」となり、シーソーが崩れている状態を自分で作ってしまっている事に気が付きません。自らの動きで相手を重くしてしまった、ということです。

新米カップル・新婚の「してあげたのに、感謝されない」みたいな感覚に近いですね。それが会社規模で、会社内部で起こります。

アライアンスって本当に感覚的で難しいんですよね。アライアンスは企業対企業の「関係性」の最重要施策でもあるので、このあたりを理解しながら進めないと間違った反応になります

間違った反応の最たる例について

アライアンスが進んでくると当然前述のようにシーソーが合わずに、
「んーどうしたらいいんだろう」ってなることがあります
そんなとき社内で出がちな言葉の例は

  • それは難しいなぁ、、

  • わかるんだけどなぁ、、

  • どうしたら良いんだろうかぁ、、

みたいな言葉がでることがあるので注意が必要です
アライアンスって「自社にないもの」を「他社との協業で埋める」施策なので、本来なら自社ではできなかった無茶な施策をウルトラCで実現していくことになります。なので、

「それは難しいよね」となりがちになります。
無理難題を解決していくのがアライアンスですので。
無理無茶をいわず、どうしたらできるかを考えるのが大事です

そして
協業相手・アライアンス相手を含めた「私たち」にとって
何が一番良いか、よりベターかの判断をしていくことが大事ですよね

今日は短いですが、アライアンスをシーソーに例えた話を書いてみました。これはアライアンスに限らず、人同士、なども同じで
「関係性」における大切なことだと思っています。

アライアンスも人間関係もお互いの歩み寄りと誠実さ
礼節がとても大切だなぁと日々実感します。
当社・シミズとアライアンス関係を築きあってくださっているパートナーの皆様にいつも感謝しています。

みなさまも、いま関係性において「シーソーはどちらに傾いているのか」
ぜひ考えてみてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!感謝。

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