台南に旅行したときに出てきそうなナニカ炒め【絶妙美味・ミスらない】
海外旅行に行ったときに、食べたいものを一生懸命アピールして四苦八苦の末、「ＯＫＯＫ」と言った店員が全く違うモノが運ばれてきた経験、みなさんは無いだろうか。
全然別物じゃん、全然ＯＫじゃないじゃん、と思いながら仕方なく食べてみると物凄く美味しい。
なんなら注文したかったものより美味しいかもしれない。
ＯＫＯＫ店員が、美味しいか？的なことを言ってくると、親指を立ててグッドテイスト!!ベリーグッ!!と言ってしまう。
この味にハマって、違う店でこの食べ物を再び注文しようと思っても、偶然に出てきた食べ物なので名前も知らない。わからない。不知道。
あの食べ物は一体なんだったんだろう。なんという食べ物だったんだろう。
そんな狐狸の街の店に迷い込んだような経験はないだろうか。
今日作るのは、そんな「東アジアで間違えて注文したのにむちゃくちゃ美味しかった料理」を再現したものである。
具体的にいうと台南に旅行に行って、夜に地元人で長蛇の列をなしている店…の隣のそこそこ人が入っていて、厨房の電気が切れそうなのか白色蛍光灯がチカチカしている店。そんな店で店主に「何を食べたいんだコイツは」と訝しまれながら、「OKOK」と言われて出された全然別の料理。
牛肉て言ったじゃないですか、これ豚ひき肉じゃないですか、全然違うじゃないですか。
そんな料理です。
料理名・ナニカ炒め と名付けましょう。
そんなナニカ炒め、材料はこちら。ドン⬇️
【ナニカ炒め 2人前】
豚ひき肉 200gぐらい
塩コショウ 3振りぐらい
豆板醤 小さじ1
椎茸 2つ
レタス 180gぐらい(もやしでも可。でもレタスの方が、「食べたいものはコレじゃなかった感」が出る)
水 160cc
片栗粉 大さじ1
[合わせ調味料]
酒 大さじ2
醤油大さじ1
鶏ガラスープ 小さじ2
オイスターソース 小さじ2
ニンニク 大さじ1(すりおろしかチューブ)
以上こちらで作って参ります。
お料理開始🍳(∩*˘∀˘*)∩🍳🔥
この料理ですが、物凄い簡単です。
まず椎茸を切ります。ステムの部分、あそこは刻んで入れてあげてください。ダシになるんです。
レタスは拳の大きさぐらいにちぎっておきましょう。
そして今回の料理のポイント。
あらかじめ水に片栗粉を溶かしてしまいます。
料理苦手な方(私の母がサンプル)は片栗粉を使うとダマになることが多いです。
それを防ぐべくあらかじめ片栗粉大さじ1を150ccの水に入れておきます。
この比率だったら加熱中に入れてもダマになりません。
さて、ごま油大さじ1ぐらいをフライパンにひいて、豚肉を炒めていきます。
油の量を計るのに軽量スプーンを使ったことなんてないですけれど、これぐらいで大さじ1かな？という気分で大丈夫です。
火は弱火にして炒めます。
肉を油で煮て、旨味を引き出していくというイメージです。
実際に旨味が引き出されるか知らないけれど。
塩コショウもここでしましょう。
このタイミングで塩コショウすると美味しくなります。
肉の片面に軽く火が通ったぐらいで椎茸を入れます。
キノコ類はポメラニアン色になるまで加熱すると大変おいしくなってくれます。
火が入ってきたら、肉と椎茸を片側に寄せて、豆板醤を入れるスペースを作ります。
豆板醤は、熱し焼いてから使うと香りが引き立って美味しくなります。
こんなかんじで片側に隔離しながら、焼いていき、豆板醤が焼き味噌ぽい香りがしてきたら、肉・椎茸と混ぜ合わせていきます。
豆板醤を混ぜ合わせましたら、レタスを入れます。
レタス、安いときに買ったのはいいもののつい余らせてしまうんですよね。
そんな時は、このナニカ炒めを思い出してください。
レタスに塩ひとつまみかけて、中火に変えて炒め合わせていきます。
レタスはすぐに火が入ります。小さくなって表面にツヤが出てきたあたりで、合わせ調味料をいれてまた混ぜていきます。
すでにこの時点で美味しいのですが、まだこれでは「自分が頼んだものと違う感」が出てきません。
そこで軽く調味料を混ぜ合わせたら…水溶きかた160ccを入れて混ぜ合わせます。
用心深い方は、火を消してから水溶き片栗粉を入れてください。
そして火にかけてぐつぐつと沸いてきたら完成です。
以上で完成です。
ご飯おかわりは必定のメニューです。
上にラー油とか花椒をふりかけても美味しいです。
この料理、どんな味をしているのかというと
「少しのびた太めの麺の味噌ラーメンの上にのっていたら、物凄く美味しい系」です。
伝わるでしょうか。
伝わらなくて違うナニカ炒めが出てきちゃった。
そんな気持ちで召し上がってください