肩コリは肩を揉んでも意味がない!!は、本当??
「意味がなくはない」
というのが、ぼくの印象です。
まったく医学的根拠はありませんが、
経験上、そう思います。
◆「肩ではない」とはどういうことか
肩コリは
ガチガチにかたまった「肩」だけを触るよりも
他の部位から緩めた方が
効率的です。
お客様の負担も少ないと思います。
ガッチリかたまった大きい筋肉が
他にあると
肩も緩みにくい気がします。
足や腰、背中の力が抜けて
肩甲骨まわりの硬さも抜けて
胸郭、肋骨間が動くようになって
手指、腕、ワキが緩んで
前面の、胸筋、小胸筋や斜角筋、鎖骨下筋なんかの
硬さも取れたら
肩周りの印象は
だいぶ変わります。
なので
直接、肩だけ触るよりは
「周りから緩めて仕上げに肩を触る」
のが、ぼくの中では正解です。
◆揉むとは
ただ
「揉む(もむ)」
という表現もやや危険です。
やみくもに
固まった筋肉をいじくり回すのは
やはり良くないと思います。
思ったようにほぐれなかったり
揉み返しの原因になったりします。
筋肉が緩むポジションをとって
筋肉が緩む「圧」や「スピード」で
触ってやることが大切だと思います。
揉むというよりは
「ズラす」「筋肉の力みを取る」「滑走性が増す方向を探る」「流す」
イメージです。
◆本当は、技術すらいらない??
ただ
本当は
特に技術とか
いらないのかもしれない
と思うこともあります。
『痛みやリラックス効果によって
「βエンドルフィン」とか「アドレナリン」
「セロトニン」「オキシトシン」
などのホルモンが出て、
なんやかんやしているうちに
自然に、体が元の状態に戻ろうとして
気が付いたら緩んでることもあるんじゃないか』
と、思ったりします。
テレビで
「触覚は痛覚に勝る」
なんて話を見ました。
触覚によって痛みを忘れている間に
脳が「痛みはない」と記憶してしまえば
筋肉はそのまま緊張をやめるかもしれません。
「人に触ってもらうこと」
それだけで
余計な緊張が消えてしまうこともあります。
リラクゼーションマッサージの真骨頂だと思います。
「リラクゼーションにもできることがある」
「リラクゼーションにしかできないことがある」
ぼくは
そんな思いで技術を磨いていきたいと思っています。