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反省的実践家という在り方

プロの品格とは何か。周期的に考える。素敵なプロでありたいから。

私は、反省的実践家という在り方が好きだ。

必ずしも「あー、やってしまった。ごめんなさい」っていうものではない。
別にごめんなさいばっかり感じているわけじゃない。

「あれはあれで良かったのか」
「他にどういう手段があったか
「なぜこういう態度を示したのか」
などなど、自分自身の姿を行動しながら自分でモニタリングする在り方のことを反省的実践家という。

正直ものすごく頭が忙しいけれど、それってプロの品格だと思えて私は好き。

例えばものの伝え方ひとつとってみても、そのときの相手や状況は毎度毎度ちがうので、選択肢はいくらでもあるわけで、いつでも使える正解というのは絶対にない。
(「絶対にない」と書いたものの、本当に絶対にないと言い切っていいのかな……)

「あれで良かったのか?」という反省というのは、合理的で科学的な解と照らし合わせて自分の行為とそれとが一致するかどうかを分析することではない。
それとそれとが一致したからOKだ、なんて言えるような現代ではない。

合理的で科学的な解というのがそもそもあるかどうかもわからないけれど、それと照らし合わせようとしているというよりは、今この状況において私の判断した言動はどうだったのだ?という視点で自分をちょっと離れた位置から見ようとしている。

あの伝え方をした自分がそこで考えていたことは何だったのか。そしてその考えのもとにあったのは何で、あれはあれでどうだったのか、状況的にどうよ、を現在進行形で自分自身でチェックしている感じ。
わりと頭が騒がしい。
だけど、プロの品格だと思っている。
反省的実践家で在りたいと思っている。

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