シマリスさん

趣味で写真を撮っています。散歩や旅行が好き。スケッチや文書も書いています。 その昔、ラッコの追っかけをしてました。 今は飛行機や鳥を追っかけたりしたりしています。 自分がなかなか飛べないから、空を飛ぶものが好きなのでしょうか。

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イルミネーション越しの「風景」写真編~ある日の表参道~

    • イルミネーション越しの「風景」

      毎年、クリスマスの季節になると表参道を散策することが恒例だった。 夕暮れ時になるとケヤキ並木に電飾が灯り、そこはまばゆい情景になる。 六本木や新宿よりも落ち着いていて、上品な表参道のイルミネーションが一番好きだった。そんな好みのイルミネーションを求めて、僕は参道を何度も往復した。 表参道の魅力は、表通りだけではなく、そこから分岐する裏通りにもある。センスの良いイルミネーションは、裏通りの小さな店舗にも存在していて、毎年、そんな小さな宝石を見つけては楽しんでいた。 2020年

      • 「踏み絵」の感触 映画『人狼 JIN-ROH』が気づかせたもの

        昔好きだった映画を、改めて見直してみる。 たいていは「こんなもんだっけ?」と、当時の感動に浸ることは難しく、凡庸な印象に落胆することも少なくない。ところが、当時見た以上に、今の自分にシンクロしてしまう映画も稀にある。 そんな作品のひとつに2000年に劇場公開されたアニメーション映画『人狼 JIN-ROH』(監督:沖浦啓之)がある。 この映画は、押井守原作による「犬狼伝説」の映画化として、「赤ずきん」と「狼」の物語として、Production I.Gが手掛けた最後の手書きセル

        • 「ラッコのマイちゃん」とある水族館ラッコとの思い出

          マイちゃんは僕にとって、かなり特別なラッコだった。 きりりとした美しさと同時に、ラッコ特有のやさしさを併せ持つその独特の雰囲気に惚れ込んでしまったのだ。 初めてマイちゃんに会ったのは2001年の夏。今は無き「よみうりランドラッコ館」でのことだっだ。 強い日差しから逃れるようにラッコ館に入ると、そこは涼しげな青い世界が広がっていた。壁一面のアクリルパネルの向こう側には海水が満たされ、4頭のラッコたちは水槽の上をぷかぷかと浮かんでいた。 マイ、メイ、ソラ、リク。そう名付けられた