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ブッダの教え5

たとえためになることを数多く語るにしても、それを実行しないならば、その人は怠っているのである。
ー牛飼いが他人の牛を数えているように。かれは修行者の部類には入らない

たとえためになることを少ししか語らないにしても、理法にしたがって実践し、情欲と怒りと迷妄とを捨てて、正しく気を付けていて、心が解脱して、執著することのない人は、修行者の部類に入る

『ダンマパダ』第1章ー19

これは、言動より実行を重んじた教えであり、こうした教えは古今東西見られるものでしょう。
『論語』にも、「剛毅朴訥(ごうきぼくとつ)仁に近し」、つまり無口であっても意志が固い人をよしとする考えがあります。
日本でも、「島津いろは歌」(戦国大名島津日新斉が編纂した、人生訓などを教える和歌集)の一番最初にある歌が、
「いにしえの道を聞きても唱えても わが行いにせずばかひなし」となっています。

勇気と気力はいりますが、行動によって人から信頼されるように努めましょう。言葉で自分自身や他人に嘘をつくより結果的に楽になりますよ。

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