【映画】 蝶の渡り (ジョージア🇬🇪)

今日は水曜日。東京では感謝デーとして映画代金を安くしている映画館が多いです。

ちょっと時間を作って、今日は珍しいジョージア映画を見に行ってきました。



予告等、あえて事前情報を入れずにぶつけ本番で見てきましたが

大正解!!

現代史、非西洋もとい旧ソ連邦の映画に興味がある人は、ぜひ見に行って欲しいです。全国、単館で細々と上映してますが、本当に上質なアートや音楽、そして話の構成から何から、とにかく魅力的な映画なんです。ジョージア映画、たまに見ますが、どれも質が高く、自国の文化や景色映画の中にふんだんに組み込んでいます。ジョージア🇬🇪という国への誇りを感じます。

ちなみに、私はラグビー観戦が趣味ですが、「ジョージア」の無骨で泥臭いラグビー🏉は大好物です。



さて本作、1991年ソ連からの独立時には、希望を胸に高らかに歌い陽気に笑う芸術家集団も、27年後はうだつのあがらないまま、主人公の画家コスタの祖父母から引き継いだ半地下のアパートに集まり続ける仲間たち。

そこにアメリカの蒐集家がやってきて、コスタの元カノ・ニナに一目惚れ❤️

ニナ諸共買い占めたい!

と言い出すところから、物語が動き出す。
この類、ステレオタイプのアメリカ人ディスりに、思わず笑ってしまい ….

私も友人たちとよくやります 「ひとまずアメリカ人をディスっとけ!」
天気の話題の次ぐらいにやってくるディスり!

とても便利です、

盛り上がります

話がつきません

その場が団結します!!!

🟢素敵な絵画なのでご参考まで
■『蝶の渡り』に登場する絵画の画家たち
https://www.instagram.com/moviola.jp/p/DF4JICvSE6I/


映画レビューは別途こちらに書いています。
時間があったら、見てみてください。


映画はその国の歴史や文化が反映しますが、ジョージアは悲劇も喜劇にしてしまう土壌があるのかな?!国の20%が占領され、基幹産業もしっかりとせず、大国に挟まれ未来が見えない!状況下でも、人は集い、歌を歌い、絵を書いて、みんなで笑い合う!

シャンパンを皮肉り、地元のジョージアワインで乾杯する

素敵な光景ですね。これだけで

行きたいな_!

と思ってしまう危険。ここ数年、最長一年ビザでノマド生活ができるので、ジョージアに渡る蝶も多いようですが、(特に日本人)自国の国民は、逃げ出すことを目論んでいます。他の映画でも海外脱出を図るものもあり、(これは確かロンドンへ渡英)


「海外離散」

は社会問題になっているようですね。基幹産業をもっとしっかり作らないと人口流失は避けられませんね。

閑話休題。

この映画のラストシーンは、いきなり映画での「お約束」オンパレードです。「御涙頂戴」ではないので、うるっとはこないけど、それでもホッとしたので、エンターテイメントとしても完結している秀作でした。



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