マガジンのカバー画像

映画雑考

9
運営しているクリエイター

#アメリカ

『必死の逃亡者』

『必死の逃亡者』

(1955年 アメリカ)★★★☆

監督 ウィリアム・ワイラー
出演者 ハンフリー・ボガート/フレドリック・マーチ

郊外に暮らすサラリーマンの家庭に、銃を持った脱獄囚たちが押し入ります。仲間から逃走資金が届くまで彼らは家族を人質に、その家に留まることを強要。一つ屋根の下で繰り広げられる、脱獄囚と家族の静かな攻防を描くサスペンスで、3人の脱獄囚のうちリーダー格の男をハンフリー・ボガートが、サラリー

もっとみる
『トリプルX:再起動』 ★★★★☆

『トリプルX:再起動』 ★★★★☆

『ルパン三世 カリオストロの城』の山道でのカーチェイスを、スケボーで生身の人間が再現するオープニングから、目にしたものが、思考を解さず、ダイレクトに脳を駆け抜ける、ノンストップのアクション映画。

Xスポーツから、カンフー、カースタント、ガンアクション、とにかく見世物としての映画の魅力が、これでもかと詰まった2時間を、すっかり堪能しました。

凄腕のスパイチーム”トリプルX”。

リーダー的な役割

もっとみる
『ブロンコ・ビリー』(★★★☆)

『ブロンコ・ビリー』(★★★☆)

『夕陽のガンマン』や『ダーティー・ハリー』シリーズ等々における、凄腕ガンマン役で名を馳せたクリント・イーストウッドの監督7作目。

舞台は1970年代後半のアメリカ。

イーストウッド自身が演じる今作の主人公、ブロンコ・ビリーは、西部開拓時代(ウェスタン)の世界から抜け出てきたような、誇り高き西部の漢。彼を慕う仲間のカウボーイやインディアンの夫婦とともに、本物の西部を見せる『ワイルド・ウェスト・シ

もっとみる