見出し画像

新しい110フィルムのカメラ”LOMOMATIC110”を持って伊豆へ。

”ポケットフィルム”とも呼ばれ、かつては初心者でも扱いやすいために人気を博していた110フィルム、今ではLomographyでしか作られていない”絶滅危惧種”で、使うカメラも今ではLomographyのトイカメラDiana babyなどのみ。

本格的なカメラも今では中古品でしか手に入れることができませんでした。
そんな110フィルムを使うカメラがまたLomographyから新たに発売されました。
それも、本格的なカメラとして。

その名も”LOMOMATIC110”


……で、買っちった(しまりん風)

メタリックなカメラ本体。
コンパクトなのでポケットに入れて、その場ですっと取り出して撮ることができます。
ガラスレンズを使用しているので、シャープな写真が撮れるのが特徴。

LOMOMATIC110の操作方法

操作方法は上記の動画とサイトをご覧いただいた方が手っ取り速いかと思いますが、ちょっとコツがいるかな、と。
撮影の際にシャッターボタンを押したときに、感触にわずかな”遊び”があり、押したつもりがきちんと押せてないこともあるので、しっかりとボタンを押し込む必要があります。

さて、このカメラを持ってゴールデンウィークに伊豆へ一泊旅行に出かけました。
今回はその時に撮った写真を一部公開します。

使用フィルムはLomographyの”Color Tiger 110 ISO 200”です

出発前、早朝の東京駅。
赤煉瓦の駅舎はいつ見てもいいですね。


車窓から海が見えたのでパチリ。

まず、最初に立ち寄ったのは伊東。
登録有形文化財に指定されている「東海館」を川越しに撮ってみました。
「東海館」は昭和3年に旅館として開業し、幾多の文豪たちも泊まったのですが、現在は旅館としての営業を終えています。
しかし、一般に内部見学できるように公開していて、休日は日帰り入浴もできます。
廊下や階段、客間の入口など随所に職人たちの趣向を凝らした建築様式が見られるので、伊東に来たら真っ先に足を運ぶといいですよ。


伊東からさらに足を運んで、終点の下田へ。
下田の町を歩いていると、海鼠壁の町家が所々に目につきます。
同じ海鼠壁でも、西日本のものは飾り付けで施されている感じですが、ここは海に近いこともあって、雨数に耐えられるようにか家全体に海鼠壁を施しているのがほとんど。

下田港。
ここは幕末史で特に重要な場所、ペリーがここに上陸したことで、ペリーの銅像が立っています。
この後、近くの了仙寺で日米和親条約が締結、それまで鎖国状態だった日本が開国するのですね。


下田で一泊し、宿の部屋から撮った一枚。
下田港が一望できるいい場所、もう少し上の階なら更に良かったですけどね。


下田からバスで西伊豆の松崎へ。
「まつざき」ではなく「まつさき」と濁らずに読むんですね。
ここ松崎も海鼠壁の家屋が多い町です。
生憎の雨の中を散策しましたが、小さな港町にもかかわらず密度が高い街並みを堪能できました。

雨の松崎港。
航海を守るためなのか、小さい神社が立っています。

この二日間でたくさん撮ったつもりでしたが、慣れないせいかうまくいった写真はこれぐらいですかね。
先程書きましたが、うまくシャッターが押し切らずに映らなかったり、写りがブレたりで、こればかりはもう少し慣れないといけないなと思いました。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集