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165.読書日記/マインドフル・イーティングと毎日がお誕生日

過食に悩んでいて、「マインドフル・イーティング」の考え方を知って感銘を受けた話を少し前に書いた。

その時はネットの記事をいくつか読んだだけだったので、本を読んでみることにした。

まずはこちら。とても翻訳調で文章がわかりにくくて読みにくい本。以下のような文章が延々と続く。

『彼女は、自分の体験として、ストレスや間食の欲求をマインドフルに感じながら座っていられること、そして、大海の波によく似て、数々の感情は高まっては引いていき、ゆくゆくは消えていくことを発見したのです。』

「マインドフル・イーティング 過食から自由になる心理学」

内容は「ゆっくりよく噛んで食事に集中する」ということ以外にも「食事の前に瞑想を行い食事に集中するスイッチを入れる」「空腹を知る(空腹でないのに食べない)」「満腹を知る(満腹になったら箸を置く)」を目的としたプラクティスが説明されていた。そして得た、「内なる感覚」に合わせて、カロリーや栄養についての知識を得て、「外なる知恵」とで健康的な食生活を取り戻そう、ということであった。肥満に悩むアメリカ人たちのカウンセリング例なども多く紹介しながらなのは面白かったかな。
著者はアメリカ人女性で日本への留学中に過食などから解放され痩せて帰国されたそうで、日本式の料理や食事についてのリスペクトが書かれていたが、その日本で過食に悩む私って…。

次はこれを読んでみた。こちらも著者はアメリカ人(小児科医で禅院の代表ですって)。この本は普通の日本語で書かれていて読みやすかった。内容的には似ていて、自分の内なる声(9つの心の声)を訊きましょう、そのために練習を行いましょう、ということであった。
こちらは「外なる知恵」方面の説明はなく、ゆっくり食べるために「左手で食べてみる」とか「一口ごとに箸を置く」、「食前に感謝の言葉を心の中で呟く」などの具体的な指示があり、やはり日本式の食べ方はマインドフルに繋がると説明していた。曰く、食前に「いただきます」というのは、食事に集中するきっかけになる、とか箸を使うのは一口が少なくなって良いとか。


二冊読んで、集中してゆっくり美味しいものが食べたいと思って(!?)、今日、出かけたついでに少し良いパティスリーでケーキを買ってきた(最近オーナーパティシエの方がお店に出られてて、お買い物の時にちょっとした世間話などできてうれしい感じ)。まだ「毎日がお誕生日」だし。

スペシャルケーキ

雑誌で見た、柿のケーキを買うつもりが、それは11月から販売だそうなので、スペシャルケーキにした。チョコとピスタチオかな、と思ったら、抹茶とチョコで、白いクリームのところには小豆が入っていて、和風チョコムースだった。

とてもとても、美味しかった!

チョコとピスタチオはこの前サーティーワンで食べてきた期間限定、ハロウィンフレーバーの「ファンキーフランケン」だ。チョコとピスタチオのアイスにキャラメルリボンが入っている。

これもお誕生日の一環


その他、読書日記としては「狂骨の夢」(京極夏彦/講談社文庫)を読了した。文庫で厚さ4cmである。最後の方は「もう勘弁してくれ、さっさと解決して終わってくれい」と読みながら思ってしまった。京極さんのは他に百物語シリーズを二冊と「書楼弔堂」をチチから借りてきてしまったが、今はお腹いっぱいなのだ。
マインドフル・イーティングの本に、美味しいものを食べ続けると、だんだん満腹になって、味にも慣れて美味しく無くなるから、その一口を味わって、満腹になったところで箸を置くべき、とあった。今、満腹状態で読むとせっかく面白い本を流し読みしそうなので、当分寝かしておこうと思う。

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