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「冬季うつ」その症状とは
「冬季うつ」
こちらの記事で「冬季うつ」について大まかにどんなものか記事にいたしました。
「冬季うつ」とは、秋から冬にかけて、気分の落ち込みが見られる病気です。季節の変化によって、精神症状が発症するので、季節性感情障害と呼ばれています。抑うつ気分のほか、過眠と食欲の亢進を合わせもつ特徴を有しています。
今回は症状についてもう少し掘り下げたいと思います。
どんな症状があるの?
・気分の落ち込み(特に午前中)
・気力の低下
・なんとなくだるい
・元気がなくなる
・物事を楽しめない
・イライラする
・人と会いたくない
・過眠
・過食(体重増加、炭水化物や甘いものへの強い欲求が出やすい)
うつ病の症状には様々なものがありますが、冬季うつは「過食」や「過眠」の症状が特に強いのが特徴的です。甘いものや炭水化物(パンやポテトなど)が異常に欲しくなり、もうお腹がいっぱいなのにチョコレートを食べ続けてしまう、連日10時間以上寝ても日中の眠気が強い、朝がとても辛い等の変化が現れます。いつも疲れて何もしたくなくなり、過食や運動不足による体重増加が起こりやすく、また無気力やイライラ等の症状は日常生活のトラブルの元になりかねません。
病気が発症しやすい時期
10月から11月に、こころの不調が感じることが多く、冬期まで続きます。通常、春になると症状が軽減していきます。毎年、症状を繰り返すことがあります。
どのくらいの割合で発症するのか
一般人口の0.5~3%と概算されています。うつ病あるい双極性障害があると、10~25%の割合になります。
出典:Seasonal affective disorder – MedlinePlus
冬季うつと夏季うつの違い
季節性感情障害には、冬と夏に発症する二つのタイプが存在します。うつ症状は両者に共通しています。
冬季うつ
時期…10~3月
特徴…冬期において、日照量低下によって発症する
食欲…亢進する
体重…増加することが多い
睡眠…眠気、寝すぎ、起床困難
精神…疲労感、気力の低下
夏季うつ
時期…5~9月
特徴…夏期の暑さ、日光の浴びすぎによって発症する食欲…低下する
体重…減少することが多い
睡眠…眠れない
精神…焦燥感、不安
出典:Mayo Clinic
どんな睡眠が問題になるか
普段より睡眠時間が長くなる傾向になり、過眠が生じます。周りからは、寝すぎと言われることもあります。メラトニン分泌の調節が安定せず、過剰にメラトニンが産生されるためです。
体内時計による睡眠と覚醒リズムの調節が不安定になるので、朝起きられないという症状も問題になります。
冬季うつの人は、悪夢を見ることが多いことが報告されています。
冬季うつ対策のセルフ・ヘルプ
①できるだけ外に出て、日光にあたりましょう
②朝食時にしっかりと部屋を明るくして光を浴びましょう
③疲れやストレスをためないようにしましょう
④仕事が忙しい場合は、意識してゆったり休む時間をつくりましょう
⑤年末年始の生活リズムの乱れに注意
⑥散歩などの簡単な運動習慣を持ちましょう
⑦「春はもうすぐ」と意識しましょう
⑧メラトニン・セロトニンの原料となるトリプトファンを多く含む食材を積極的にとりましょう
冬場に食べ過ぎてしまうのは、寒いからエネルギーを取り込んで体温を上げようとしている、と考えられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような側面もあるでしょうが、度を過ぎて甘いものや炭水化物を摂取してしまっていると感じておられる方で、気分の落ち込みや眠気を感じておられる方は、冬季うつの可能性もありますので、上記の対策を試してみてくださいね。
症状が改善されず日常生活や社会生活に影響が出ている場合には、1人で悩まずお近くの病院を受診するようにしてくださいね。
画像/著作者:freepik
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紫光