推し短歌・東山紀之さん 過去作品の振り返り
突然ですが、私は短歌を作るのが好きです。
2010年代、嵐ファンとしてブログを書いていた男性が短歌をよく作っていて、真似したのがきっかけです。
そして2024年のいま、文芸雑誌で特集されるくらい「短歌ブーム」が来ているようです。 実際、文学フリマの短歌ジャンルのサークルさんは増加しています。
同じく最近は「アイドル短歌」というジャンルも流行っていますね。Xでタグを検索すると、アイドルオタクが思い思いの短歌を作っているのが見えます。
2021年くらい、アイドル短歌のWEB歌集「J31gate」に投稿したことがありました。旧ジャニーズのファンが集まって、短歌を作る企画です。現在もnoteで読むことができます。私はもちろん東山紀之さんモチーフの短歌です。
いま思うと初心者の青い作品ですが、せっかくの機会なのでそれらを掘り起こしてみようと思います!
海沿いの道向かうのはあの雪原季節の渦に君とのまれたい
調べる限り、私が少年隊を題材にした一番古い短歌です。
めちゃくちゃ字余りしている! 恥ずかしい。
なんの曲か、ピンときたかたはいますかね。
「湾岸スキーヤー」の短歌です。
私はガチ恋的にこの曲を愛していて(ヒガシではない)、短歌にもしてみようと思ったのです。
「海沿い」と「雪原」を対にしたのがお気に入りです。てか、「湾岸スキーヤー」って題名から真逆のことを並べていてすごい! 言葉の魔術師をリスペクトです。
苦悩さえ力に変えるその熱さ全てを懸けて身体に乗せる
走り出せ愛が欲しいと皆叫べその汗隠す冷たい仮面
ログを辿ったら、湾岸と同日に作っていた。
千年メドレーの歌詞に感化されたらしい。
いまもう一度、元祖の千年メドレーを観たら、また違う形になるかな。
澄み切らぬ渦の中さえ住み慣れた回遊魚たる静かな泳ぎ
大水槽大小泳ぎ外からの視線受け止め今日もお仕事
うわー、恥ずかしい。J31gateさんに初めて投稿したものですね。お題は「動物」でした。
ネットに作品を載せてもらったこと、陽のあたる場所に出たのがほぼ初めてだったので、とても緊張したことを覚えています。
感想タグを調べたら、感想をひとついただけて、嬉しかったです。
でもいまは恥ずかしすぎて直視できない。
過去の短歌を抜粋したら、以上になりました。
最近はアイドル短歌としては、さぼっているので、改めてこういう場所に記録したら襟を正すような気持ちです。
最後に、いま彼を思う気持ちを詠んでみます。
脳裏にはビートから熱波を発す姿だけある、いまなにしてる?
2023年末のディナーショーではステージから遠くの席でしたが、彼がまとうオーラやパフォーマンスのパワーが熱として確かに伝わったんですよね。
「東山紀之を語るための10の要素」にも書きましたが、私は表に立つ人間のオーラを信じているので!
いまなにしてる? は、たまにふっと思って、同じく脳裏で、どんな様子でいるのかな、と思いをはせたりします。
HSC(東山さんの質問回答ブログ)で、とあるファンへの回答で「朝一番に窓を開ける」と言っていたこと、私が「今日の朝ごはん」を聞いたとき「クロワッサン」と答えてくれたこと、いまでも、同じ時を過ごしてるよなーと、それだけ救いな気がします。
余談ですが、この短歌は大江千里さんの曲「格好悪いふられ方」にインスピレーションを受けました。
そして私の好きなアーティスト「lyrical school」もカバーしています。少し歌詞がアレンジされています。くだけたラップになっていたり。
「今君はどんな夢を追ってる? どんなビートで踊ってる?」
という歌詞を聴くたび涙が目に滲みます。
東山さんの選択を信じていますが、理不尽な仕事に「取られて」しまったこと、「格好悪いふられ方」と表現することで、少し気が楽になります。
二度と君に逢わない、なんて自分に重ねると悲しい歌詞もありますが、それでもめちゃくちゃ好きなら、この曲の主人公も本心では交差する未来を信じているのかもしれません。
【お知らせ】
文学フリマ東京39に出店します。
2024/12/1日曜、東京ビッグサイト西3・4ホールで開かれます。
私はアイドル評論で、【I-57】花とダイヤに居ります。
この文章を収録した新刊『スパンコールをさがして』も、どうぞよろしくお願いいたします。
ヒガ担が少年隊プレゾンや自担のいいところを語っています! ゲストには同じくヒガ担のゆらりさんがいらっしゃいます。素敵な文章を書いていただきました!
いよいよイベント準備大詰め。私も買い手としてサークルさんを巡るのが楽しみです!