これさえ読めば『リーダーの仮面』をマスター!実践編①:姿勢のルール設定
ここでは、弊社代表の著書で32万部の出版部数を記録した『リーダーの仮面』の1章のポイントを整理しながら、実際のルール設定法を解説していきます。
それでは始めていきましょう!
実践1
あなたは会議に遅れてくるメンバーが多いという問題を抱えています。
NG言動
「会議には時間どおりくるべきだろう」
このように部下たちに察するような雰囲気を出しているとしたら、リーダー失格です。
認識の齟齬によって発生するエラーは、上司であるリーダーの責任だからです。
まずリーダーがすべきなのは誰でもできる姿勢のルールをつくることです。
「全員、会議の始まる3分前には着席しましょう」
このように、だれが何をするのかをはっきりさせましょう。そのルールは、一度だけ口で言ってもダメです。「聞いてなかった」「1分でなかったですか?」と反論の余地が生まれてしまうからです。
一斉メールで伝える
全員がみられる共有ファイルをつくる
ルールをまとめて紙で配布する
など、後から確認できるようにしましょう。その際、主語が曖昧になっていないかに気を付けます。
✖「上がいっているから」
✖「みんながやるようにしているから」
〇「私がそう決めたので、以後、守ってください」
など、責任の所在が自分にあることを明確にします。
「今までの習慣を変えたくない」「新しいことは覚えたくない」というような反発に負けないように堂々と伝えましょう。
実践2
そうして実際に運用し始めたら、問題が起こって狂うと思います。
「会議前の電話が長引き、時間通りに出られないことがあります」
「自分は15分前から待っているので、もっと早く来てほしいです」
このように部下から出てくる問題は「情報」として受け止めます。あくまで「情報」です。全員の顔色をうかがってすべてを満たすようにルールを変更する必要はありません。
リーダーであるあなたが情報を元にして、最終的な判断をします。
・「重要な電話の場合は、一度電話を切るか、メッセンジャーなどで上司に会議に遅れる承認を取る」とルールを追加する。
・「3分前と伝えているので、それより前に集まる必要はない」と明言する
というように、情報だけを見て決めましょう。
このときに、「嫌われないかな」「辞めちゃわないかな」と、感情的になってしまうと、リーダーの軸がブレます。言った者勝ちの状況をつくらないように注意しましょう
そしてもう一つ大事なのは、「最初に決めたルールが絶対だ」としないことです。
部下からの情報は、常にオープンに収集して、「ルールがまちがっていた」「不備があった」と思えばその都度、変えるようにすれば良いのです。
足りなければ補い、過剰であれば減らせばいい。分かりにくいルールであれば、分かりやすく変えていく必要もあります。
実践3
ただ、ルールを変えるときにも、感情が生まれます。
✖「言っていることがコロコロ変わると思われないかな」
と、心配してしまうリーダーがいます。
ここでも「リーダーの仮面」をかぶりましょう。
ルールが間違っていたことや、不備があったことは潔く認めて、新しくルールを決めるべきです。
「会議の10分前に集まるというのは間違っていた。開始の3分前に集まるように」
というように、状況に併せてルールを変更するのが正しいリーダーのコミュニケーションです。
以上!
具体的なルールの設定方法でした。仕事で迷うことがあればこの実践編noteを振り返っていただければと思います。
あなたもリーダーの仮面を読んで、仕事に悩みのない生活を送りましょう。