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「男らしさ」とは何でしょう?

あるnoterさんのコメントの男らしさに痺れた。その言葉だけで、夜も眠れないほど惚れそうだと思うくらい。
「男らしくて素敵ですね」と返信しようとして躊躇し、やめた。
男らしい、と簡単に書いてしまうことすら憚られるご時世だから。

男らしさ、とは何か。
もはや、仕事ができるとか責任感とか、そんなことで表すのは正しいと言えない。

でも、あると思うのだ。
どこかに、「男らしさ」というものが。

生き物の生まれながらの性別が男と女という二種類である限り、生まれ持った属性としての「らしさ」が。


その方のコメントを見ながら考えた。
コメントの言葉からそのnoterさんに感じる、包容力や頼りがい、安定感。
その辺りに「男らしさ」を見いだしたのかもしれない。

それは、そこはかとない「力強さ」みたいなもの。
包み込む力。
頼ったら受け止めてくれそうな力。
揺らぐことなく、その方がその方としてまっすぐ存在するような、そんな力。


「力」や「力強さ」は、男性の象徴のように思う。

ヒトは、進化する中で、男が獲物を追い、女は住処の周辺で木の実を拾ったりしながら子育てするという分業化が進んだと考えられている。

求める、狙う、追う、攻める………戦闘性、攻撃性みたいなもの。
獲物、つまり相手の方へと意識や行動のベクトルを定めて突き動かすには、そのための力と勢い、覇気が必要になる。

それに、進化の結果、人間の身体の造りも、女性と比較すれば男性の方が筋骨隆々である。これも力強さに直接繋がるものがある。


そんなところから、物理的なものに限らず、広く力が備わっている雰囲気やパワーを感じさせるものに対し、無意識に男という性別を連想するのだろう。


もちろん、象徴的なだけであって、独自のものではない。
力強い女性がいても不思議ではない。
それに、さらに遡ると、オスメス関係なく生きるために狩りをしていたらしい。


よく、「男前」な女になりたい、と思ったりする。
それはどんな自分かといえば、見た目に関して可愛さよりカッコよさを求めたいのもあるし、自立というか、行動力や判断力があって、何事も自分でこなせる「力」のある、そんな姿だ。


と言いながら、家でふにゃららとしてるアラフィフの自分が現状だったりする。
太目のヒールにパンツ姿で仕事をしていた、アラサーとかアラフォーくらいの自分がたまに懐かしくなる。




鹿島神宮
地震を起こすナマズを抑える
武甕槌大神(タケミカヅチノオオカミ)の像






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紫葉梢《Shiba-Kozue》
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