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ノスタルジックは、たまにでいい
テレビの歌番組が最近やたらと懐かしい感じ中心だったり、昔の人気アニメのリメイクが増えた気がするのは、こういうことなのだろうか。
大人は懐かしさに勝てないそうだ。
エンタメの最前線にいる方が仰るのだから、そうなのだろう。
・大人は懐かしさに勝てない
— 落合陽一 Yoichi OCHIAI (@ochyai) December 12, 2024
・若者は少なくなり高齢社会が進行する
今や時代の進行速度は低下しているので「こんな古い曲じゃ時代遅れだよ!」ってフレーズはとっくに成立しなくなって「もっと時代に合わせて懐かしい感じに! 斬新なことをしてはダメだよ!」ってのがコンテンツの中心である.
『うる星やつら』のリメイクアニメは大成功だった。
原作に忠実に、テンポを壊さず、映像の色使いは新時代っぽく、声優さんは一新でも昔のアニメのイメージをほとんど再現していたのは素晴らしい(一部のキャラを除いて)。
昔の曲だからと一蹴しないで、TikTokなんかで踊って熱中する若い子達は可愛い。
おじさんおばさんと若い子達が一緒に色々な世代の曲を楽しむ番組も、たまにはいい。
ただねぇ、
………いつもそればかりでは、飽きるのだよ。
なぜなら、歌番組だと、昔に散々聞いた曲だもの。
しかも、いついつのベスト10と言われても、だいたい似たような曲ばかりどの番組でも紹介される。
こないだ聞いたし、若い頃にカラオケで歌いまくったし。
何度も同じ思い出を引っ張り出しても、思い出は思い出、変わりはない。
それよりも、今時の曲を知りたいのだよ。
自分で真新しい発想がなかなかできないから、なるほどねぇ!と思える今時の刺激を教えてくれよ。
ノスタルジックな気分もたまにはいいけど、せっかく今を生きているのだから、今のものになるべく触れたい。
振り返ったり、昔どこかで見たようなものをなぞるばかりではなく、自分だけでは見つけられない価値観や感覚に出会いたい。
知らなかったことに心を躍らせ、明日レベルでもいいから未来を少しでも楽しめて。
生きてる限り、今を楽しめるような自分でいたいし、そういう人と関わりたい。
心が枯れない、錆びないって、
きっと、そういうこと。
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フィルムは「昔のもの」
それ止まりじゃないのが、
逆に今の時代の写真なんですよね……
そんな楽しみ方は、それはそれで良い
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