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いつから「大人」になりましたか?

今週の月曜、1月13日は成人の日。
現在の成人年齢は18歳で、たいていの子はまだ高校生。選挙権を得たこと以外、成人の実感は薄いんじゃないだろうか。

さらに、今時の子は進学率が高いので学生生活が続く。
高卒で就職したり起業しちゃう子達を除いて、自力で生活する状況には程遠い。


そのくせ、18歳で法律上単独行為が可能となってしまい、うっかりするとあやしい商法に騙されたりして、契約させられ責任を問われてしまう。


一方で、酒は飲めない。酒は大人が飲むものというイメージなのに。


いわゆる成人式は、今までどおり20歳の年に行う自治体が多い。
法律上成人ですよと無言で認定されてから、成人だね、と行政からお祝いされるまで、2年も空く。
成人の自覚を式典で諭されてもピンとこず、地元での同窓会という色合いがいっそう濃くなるのも当然の気がする。

書きながら気がついた。
昔は元服=大人だったんだろうけど、現代では成人=大人、という感じがしない。





大人とはなんだろう。

大昔の自分の認識では、就職してお給料をもらうようになった社会人一年目の4月が、「大人になった時」だった。

自力で稼ぎ、自力で好きなことをする。それが大人。
これはこれで、ひとつの定義だ。
だから18歳でも学生は大人と言い難い。


以前、ある芸能人の女子がインタビューで「作品に楽しく参加できたのは、周囲の大人の方々のおかげです」と答えていた。
20代前半の彼女に、そういう君は『大人』じゃないんかい、と反射的に突っ込んだけど、彼女が言う『大人』とは、色々と配慮してくれた年上の芸能関係者を意味すると瞬時に理解できた。

逆に、介護などの理由もなく、元気な親の年金にただかじりついてる50歳のニートのことは、「いい大人なのに」と思うのではないだろうか。
これくらいの年齢では、もう無条件に『大人』と思われるのだ。



それなりの歳になって、妙な態度をとると「大人げない」と言われる。

それってどんな時?


大人の条件は何か。

責任感がある、

感情面を含めて自己管理ができる、

先にも書いたとおり経済力がある、

ある程度のコミュニケーション能力を備えている、

問題解決能力がある、

といったところか。


18歳、20歳、学生終了の時期を経て社会経験を積み、これらが備わった時が「大人になった」と言える頃合い。
確かに、そんなの人による。何歳が大人とは言えない。



「大人げない」とされるのは、これらを備えているとみなされる年齢にも関わらず、これらの全部、あるいは一部が激しく欠けているのが目立つ状況の時だ。


ただ、すべてがバランスよく完璧に、というは難しい。
どれくらい備われば、とも定義しがたい。


とりあえず、自分はそれなりに大人だと思う。
アラフィフにもなって、というか、こんなに長いこと生きていて、大人になれていない方がちょっと恥ずかしい。

そして、経験則も身のこなしも態度も経済力も大人だけど、心は永遠の少年のように楽しいことや興味があることを追い求める人が理想。




渋谷・宮下公園からの空






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紫葉梢《Shiba-Kozue》
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