「姿」
◇「やる気はやり始めてから湧いてくるもの」
よく“やる気があるかどうか”を判断基準に置く場合があるが、これは根本的に、そして脳科学的に、間違いだと思っている。
やる気があると思ったら続かなかった、とか
やる気が見えなかったのに時間が経ったら案外良くなってきた、とか
やる気あって始めてみたものの最初のイメージと違った、とか
過去にそういう人を見たり、または自分がそうだったり、そういう事が誰しもあると思う。
だから“やる気があるか”なんてのは基本的に当てにならない。
つまり「やる気」とは自分自身もしくは相手に対して勝手に期待しているだけに過ぎず、そもそも、やる前からやる気がどうかなんて分かるはずもない。
だから「やる気はやり始めてから湧いてくるもの」であり何事も「形から入るが正解」
大体どちらも逆に思われている事。
◇「信号無視」
公園前の道路を渡ろうと横断歩道を歩いていたら信号無視のバイクが突っ込んできて、あわや轢かれそうになった。
流石に頭にきて声をかけようとしたら相手は急発進して逃げてしまった。他の車は信号で止まっているのに、なぜに車と車の隙間を抜け横断歩道へ突っ込んできたのか。
ここは公園前。ゆえに小さな子供を連れた家族も複数あったから大惨事になる所だった。
加えて「もしこれが車だったらとても避けきれないな」とも思った。時速もさることながらサイズ的に避けられない。
個人的に最近の交通マナーは非常に悪くなっている気がする。
少し前まではマナーの悪さはタクシーぐらいだったが、最近は普通の車も歩行者を優先しないし、ウィンカーを出さない車も散見されるし、LUUP以前に自転車のマナーも酷く、特に夜間の無灯火が多い。むしろ無灯火がマジョリティになっているぐらいだ。
なんでこんな事になっているのか考えたら、そういえばパトロールがいない事に気がついた。特に夜間は全くいない。
自分が若かった頃は、やっぱり無灯火で止められて注意される事はしばしばあったが、それが無い。
警察も時勢に逆らえず人手不足なのか、それともバンザイ働き方改革なのか、知らないが、そう言えばこの辺は煽り自転車男が世間を賑わせていたがアイツが捕まるまで随分と長い時間がかかったもんだ。
警察を「おまわりさん」とは、もう呼ばないわな。
周ってないからね。
◇「ユーザー体験」
これを最重要視しているのがAppleでありamazonでありGoogleであり、それはビジネス界のトレンドになっている。
意識の更に前、顧客が無意識に感じる細かい箇所へと最大限の気を遣う。言われないと気がつかない様な小さな所を重要視する事「ユーザー体験」。
ユーザー体験を意味合いで和訳すれば「顧客目線」だと思う。
そこではたと気づく
元々コレは物作り大国であった日本の強みではないか
それをAppleがamazonがGoogleがベンチマークして徹底的に真似ただけじゃないか、という事に気がついた。
だから日本の凋落は、顧客でない方を向いた仕事をする様になったからじゃないか?そう思う。
だからアメリカや中国から見れば日本は“凋落”というより“勝手に落ちていった”そう見えているに違いない。
無論、顧客目線が無い会社や集団は無くなった方が世の中の為なのでドンドン潰れたら良い。
その後はどうなるか?
それは神のみぞ知る、である。