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「そんなん無駄だよ」と言われることものほど熱中した方がいい
幸せはお金では買えない。
この言葉が最近の日本では特に夢見がちな言葉として受け止められているような気がします。
いつもお金が足りないせいで幸せになれない。
お金さえあれば幸せになれるのに。
そう考えれば考えるほど無駄遣いというものに敏感になってきます。
そして今は倍速視聴というのがよくされているという時代背景もあり、効率化というのもよく目にします。
これらからわかるのは"無駄"=悪と思われていることです。
無駄なことをせず目的まで最短で行きたいからこそ、読書をせず要約したものを見たり、結婚しないと思う人とは付き合わず、結婚したいと思う人だけと付き合いたいと思ったりする。
無駄とは一体なんなのか。
簡単に言うと、そこから何も生み出さないとされるもの。
または効率が悪いもの。
今でこそ理解はありますが、ファミコンなどゲームというものが流行り出した頃、親からは「ゲームをすると馬鹿になる」と言われたそうです。
まさに無駄の極み、と思われていたものが今ではeスポーツと呼ばれ、ゲームで生活する人が現れただけでなく、ゲーム配信という動画の1つのジャンルとしても確立し、ゲームをすると馬鹿になるとはとても言えなくなってきました。
さらにマインクラフトが創造性を高めると教育の面でも有効性のあるなんてことも言われたりしています。
他にも恋愛では「あの人とは絶対に付き合わない方がいい」と言われる恋愛でも、後から思えばその経験があったからこそ得た経験、価値観があると思います。
一見何も良いものを生まず、苦しみだけを感じさせることも時間と共にその意味が変わり、経験として変わるものもあります。
またゲームのように時代が変わり、それで生活していける人が出てくるように、現時点では例え生み出さなくてもいずれ価値が出ることもあります。
そして何より趣味と言われるもののほとんどは無駄から出来ています。
ここでこうやって僕が文章を書いていることも、楽しいからしていることでいわば無駄です。
お金を生み出すわけでもありません。
理想は楽しいことでお金を貰い、生きていくことなのかもしれませんが、それ以前に楽しいと思うことを見つけ、それが無駄であれなんであれ、やり続けられることこそが幸せなんだと思います。
そして無駄と言われることが時代の変化でお金に変わり得ることになったとき、それで稼ごうとした人は楽しんでやっていた人に敵う人は居ません。
お金を稼ぐためだけにやるわけではありませんが、好きなものというのは人生を充実させてくれるのはもちろん、色々な可能性を秘めているということです。
周りが無駄だと目を向けないからこそ熱中する。
そんな先見の明にも似たものは好きだからこその気付きです。
ぜひその無駄を大切にしてください。
夢中になってください。
あなたの何よりの宝物です。
一緒に無駄を愛していきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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