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偶然を偶然と思わないということ。
―たまたま。なんとなく。偶然。そう思って始めたことが、後になってつながった経験はありませんか? 最近ある本を読んでいて『偶然を偶然と思わないこと』という一説が目に留まり、「あの偶然は偶然じゃなかったのか」と自分自身思えたことがありました。偶然には未来につながる芽が、あるのかもしれません。
なんとなく観た作家さんの作品でした。しかし9ヶ月近く経って、まさか実際に話を聞くことになろうとは。
昨年、まだ東京にいた僕が、香川県にUターンするにあたって背中を押してもらった作品がありました。観ようと思って観たのではなく、「たまたま」無料で観られる機会があったから観ただけ。同じ地元出身の作家さんによる、作品でした。
当時の感想は、「(公開当時は)食わず嫌いして観なかったけれど、今この年齢・この状況で、観る偶然に出会えてよかった」といった感じ。
その後、ご縁があって今年の夏前から地元で観光ライターをやることになり、なんと…その作家さんに話を聞く機会を得たのです。いやあ、感慨深かったですね。
その方、東京にいらっしゃるのでオンラインでのインタビューだったのですが、取材中にチラッとお伝えしました。「あなたの作品を数ヶ月前に観て、地元の香川へのUターンに背中を押してもらえたんです」と。相手も喜んでくれていて。
この当時の自分は、まだ「偶然ってあるんだなあ」程度にしか思っていなかったのですが、冒頭に書いたように『偶然を偶然と思わないこと』という一説に出会って、巡り合いのようなものを確かに感じたんですね。
そもそも偶然には、未来につながる芽のようなものが、あるのかもしれません。当然、芽というものは目には見えないけれど。
それでも、『この偶然は何かにつながるかもしれない』という考え方を持っていれば、1つひとつの小さな機会を、もっと大事にするようになると思います。「いまこういう結果になっているけれど、初めは偶然から得られたものだった」というものも、あるかもしれません。
(なんだかつくづく、そんな物事ばかりだと感じる)
日々、ありとあらゆる機会に意味を感じ取るようにしたいものです。
引きこもってないで、もうちょっと外出を増やそう(笑)。
本日のブログ『いくつになっても新しい挑戦をする人、周りにいますか?』
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