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【詩・ポエム】『愛しのティラノ号』
『愛しのティラノ号』
ゴミ捨て場からやってきた
そいつの名前はティラノ号
いくつかパーツを組み合わせ
新たな命を生み出した
青いボディを光らせた
オレの相棒ティラノ号
幾多の難関乗り越えて
琵琶湖も一周まわったな
気高きオブジェをたずさえた
冒険野郎ティラノ号
電動なんかに負けてない
マウンテンバイクよりもカッコいい
お別れの時がやってきた
オレの愛しのティラノ号
どこかの誰かにもらわれて
不死鳥のようによみがえれ
いつかは別れが来るものさ
街で青い自転車見れば思い出すよ
琵琶湖のほとりを通れば思い出すよ
パンクするたび思い出すよ
大人になっても思い出すよ
苦しい時には思い出すよ
忘れないよティラノ号
さよならオレのティラノ号
ありがとう愛しのティラノ号
~詩人ぐらし~
【解説】
息子が小学生の頃乗っていた「ティラノ号」の愛称を持つ自転車を手放すことになった時に作った追悼の詩。
廃棄自転車の処分場でパーツを組み合わせ作った思い出の自転車。父子で自転車での琵琶湖一周でも活躍した心強い相棒でした。
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