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プロトレイルランナーからアンチエイジングを学べ!【読書記録*究極の持久力】

ウルトラトレイルランナーとして有名な鏑木毅さん。
私も一時期、トレイルランにハマりかけたことがあり、彼のセミナーに参加したこともあった(実は同郷)。

「抗酸化」のキーワードでおすすめに出てきたので、拝読した。

3項目要約

  • 負荷に慣れやすい身体にするには、予想外の刺激を与えるようにする【短時間で高い負荷を与え、シナプスを活性化】

  • 持久力を高める=体脂肪の燃焼効率を上げる【抗炎症作用によって筋肉のダメージや疲労を軽減】

  • 年齢を重ねるほど、抗酸化・低糖・食事改善が鍵になる【体質を変えて、負の心を取り除く】


読書感想

【ビフォー】
なぜ、「抗酸化」のキーワードで、トレイルランの本が出てきたのか。50代でもバリバリ現役で続けている彼のスタミナに関連するのだろうか。

【気づき】

歳をとっても現役のトレイルランナーとして活躍する鏑木氏。むしろ、歳を取る毎に若返っている彼の著書から学んだことは3つ。

1.食事は抗酸化を意識
スポーツは体中を活性酸素まみれにする行為である。アスリートは一般人より多く酸化しており、衰え=パフォーマンス低下につながりやすい。抗酸化作用が高い「アスタキサンチン」をサプリメントや食事(魚・貝類など)から摂取している。
食事全体は低糖を意識し、脂肪をエネルギーとして使用することで効率よく持久力を使っている。

2.心を鍛える
心も筋肉と同様に鍛えられ、物事を楽観的に捉えることが重要である。

人は未曾有のダメージには弱くても、すでに知っているレベルのダメージには、わりと耐えられるもの。今のその苦しみとしっかり向き合っておけば、次はもう、同じレベルの苦しみに心を折られることはありません。

p.96 心も筋トレのように鍛えることができる

実際、表彰台を席巻する欧米選手と話していると、〜〜惨敗してしまったとしても、「今日は俺の日じゃなかったようだ」と、わりとサバサバと笑顔で帰途につく姿もよく見かけます。

p.136 心の柔軟性と対応力がよい結果をもたらす

普通はやらないようなことも好きなことならできる、という「好きなことに能動的に挑む鈍感力をつける」ことも、心の筋力になる。

3.トレーニングの視点

疲労と回復の的確なスパンを見極めることが重要。高負荷のトレーニングと休養のバランスによって、能力の向上ができる。
体力をつけるには、高負荷の刺激を短時間で与え、シナプスを活性化させる必要がある。階段トレーニングはそれにうってつけ。階段は、自分の身体と会話するツール(どのくらい疲れているか?を知ることができる)。
積極的休養を取り入れ、日頃のトレーニングの質を上げる。


【TODO】

  1. 低糖な食事

  2. 高負荷を短時間でかけるトレーニングをする(クロスフィット!)

  3. オフの日でも軽い運動を取り入れる

まとめ

50代になった鏑木氏は、「どこまでできるんだろう」という探究心を持ち、ポジティブな思考でトレイルランを続けている。
大好きなことを続けるためには、抗酸化は必須であり、食事の見直しや日々のトレーニングにもアンチエイジングを意識した方法を取り入れている。

世界で戦い続けるには、心身ともにタフであり続けられる食事とトレーニングが重要である。

書籍情報

鏑木毅, 日常をポジティブに変える 究極の持久力, ディスカバートゥエンティワン, 2018

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