ひとりそたぶ534 カフェ
534回目は「カフェ」です。タキオンの嫁ですね。
今夜もお嬢様とメイドのお漫才です。処女☆後悔同様、ネタによってボケツッコミを分けるシステムです。
ではご覧下さい。
嵐ヶ丘
お漫才/この身を削ってでも尽くしてみせます
立華:わたくし立華とメイドの香乃子で嵐ヶ丘と申しますの。今日も優雅にお漫才を致しましょうか。
香乃子:お嬢様お付きのメイドのお仕事以外にも興味のあるお仕事がございまして。
立華:まあ!何という事!わたくしに仕える事以外にやりたいお仕事があるんですの!?それは一体何ですの!?
香乃子:メイドカフェの店員になりたいです。
立華:普段と殆ど大差ありませんわ!なにゆえメイドカフェの給仕がご所望ですの!?
香乃子:息抜きです。
立華:悪かったですわね手の掛かる雇い主で!もっと他に役立つお仕事があるでしょうに!
香乃子:ですが最近のメイドカフェは色々なタイプがあります故。
立華:ツンデレや猫耳は存じてますが、本職が偽物になるパターンは初耳ですわよ!
香乃子:まあまあ。取り敢えず一度この場を借りて接客しますので、お嬢様はメイドカフェに初めて来たお嬢様になって下さい。
立華:ややこしいですわね!わたくし生粋のお嬢様であるのに!
……まあお漫才の中のコントでしたら構わないですわ。
ふうん、ここが噂のメイドカフェですのね。果たしてどの様な代物なのか本物のお嬢様たるわたくしが確かめる必要がありますわね……。
カランコロンカラーン。
香乃子:お帰りなさいませお嬢様。お帰りになられたらお手洗いとうがいをして、お部屋にお戻りになりましたら宿題を先に済ませて下さい。
終わりましたら夕食の時間までバイオリンのお稽古ですよ。
立華:普段の貴女そのままじゃありませんこと!?他のお客様にもその様な態度ではいけませんわ!
香乃子:それではお席にご案内致しますにゃん♪
立華:とって付けたような猫ちゃんのキャラ!可愛いですけどちょっとイラッて来ましたわね。
ここに座れば宜しいのですね?
香乃子:それではご注文はどちらに致しますか……にゃん?お勧めはかのにゃん特製オムライスです。……あ、にゃん♪
立華:語尾を忘れる位なら猫ちゃんのキャラクターは捨てたら宜しくてよ!
ではそれに致しますわ。後お紅茶のホットもお願いね。
香乃子:お待たせしましたお嬢様。こちらかのにゃんお勧めのオムライスです。べ、別にアンタの為に作ったんじゃないんだからねっ!!
立華:ツンデレも入れるなら初めに入れて欲しかったですわ!急に言われるとただただ腹立たしいだけですわね。
香乃子:ではお嬢様がかのにゃん特製オムライスをお召し上がりになる前に魔法を掛けさせて頂きます。
味の素です。
立華:只の調味料じゃありませんこと!?ケチャップで可愛らしい絵をお描きになったり呪文を掛けるかと思ったら!
香乃子:ではこれからメイドさんと触れ合えるゲームのコーナーに参りましょう。
ドキドキワクワク♪鷲巣麻雀だにゃん♪
立華:もっとほのぼのとしたお戯れがあったでしょうに!なにゆえおどろおどろしい物をチョイスなさったんですの!?
もう全然ダメダメですわ!全然本職のメイドが活かせてないじゃありませんか!
ダメダメな香乃子はずーっとわたくしに仕えてれば宜しいですわ。
香乃子:べ、別にお嬢様の気を引きたいからこんな事言ったワケじゃ無いんですからねっ!!
立華:もうツンデレも結構ですわ!!後でキチンと構って差し上げますわ!
これにて嵐ヶ丘のお漫才は終わりですの。また会う日まで御機嫌よう。