そのきらめきを、覚えている。#2
地道に地道に、一眼レフで写真を撮る練習をしている。
マニュアルモードで撮影ができるようになった。暗い時に明るく、明るい時に暗くできる。とても初歩的な話だ。しかし、マニュアルモードと仲良くなれたことは、超初心者の私にとっては大きな一歩なのだ。
私が写真を練習しているのは、特別な家族アルバムを作りたいから。普段のスナップとは違う、きれいな写真を載せて、文字を添えて、今この瞬間の空気感まで閉じ込めたようなアルバムを作るのが夢だ。
平日の日中は双子の赤ちゃんと3人で過ごしているので、今はもっぱら、室内での双子を撮ることが多い。
代わり映えがしないかと思いきや、赤ちゃんは日々成長しているのでどれだけ撮っても飽きが来ない。それに、こんなにぷくぷくのほっぺや、おててや、あんよが見られるのは本当に今だけ。何枚撮っても足りないくらいだ。
撮りたいものを真ん中に置くシンプルな「日の丸構図」でも、真ん中に何を持ってくるかで雰囲気が変わる。いろんなものを被写体にしてみて、と、カメラサロンで教えてもらったので、今日の写真はそれを実行したものばかり。
普段とは少し違うところに焦点を当てるのが、とても面白い。
ついついかわいい表情やポーズを収めたくなるし、それも大事だけど、顔や視線が見えない写真も「私がいつも見ている景色そのもの」という感じがする。
たとえばこの写真。いつか見返した時に、「ああ、眠っているこの背中、このスタイの模様、毎日毎日眺めていたなぁ」としみじみ思いだせる気がする。妙にお気に入りの写真になった。
もしかするとこの写真にときめくのは私だけかも。でも、それもまたいいなあ、と思えた。
双子も意外と動くけど、本気で走り回る長女ちゃんを素敵に撮るのは本当に難しい。こちらは土日に公園に行くたび、とりあえずカメラを持っていくようにして練習中。
毎日写真を撮りまくってにらめっこして、だけだと頭がパンクしそうになるので、こうして定期的にnoteで見返していきたいところ。
マイペースに成長していけたら嬉しいな。
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