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絵本と子どもたち

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毎晩の読み聞かせが一番の癒やしタイム。 子どもたちが好きな絵本の備忘録です。
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#童話館ぶっくくらぶ

「わたしの て」

「わたしの て」

 童話館ぶっくくらぶで配本してもらった「わたしの て」には、いろんなことをする手が出てくる。

 ボタンをとめたり、紐を結んだり、絵を描いたり、クッキーを作ったり、人をたたいたり。そして、こう締めくくられる。

 絵本を読み終わって、娘の手をにぎってみた。娘の手は、冬の外気にさらされて、カサカサと乾燥している。

 夏の日焼けが残った手には、甲に傷がひとつ。親指には、小さなささくれに貼ってとせがま

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「どこへ いってた?」

「どこへ いってた?」

 先日、配本サービスで娘宛てに届いた「どこへ いってた?」は、アメリカの作家 マーガレット・ワイズ・ブラウン作の絵本。

 さまざまな動物に「どこへ いってた?」と語りかける詩集のような絵本で、特にストーリーはない。ちょっと長めの物語でも楽しめるようになった3歳児には、つまらないかな? と最初は思った。

 でも、読んでみると、リズミカルで優しい文章が心地よく、娘もじっと集中して聞いている。バーバ

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