フィードバックより求められたこと
フィードバックセッション
2021年冬、自分の強みを活かしたライフワークとして、個人向けのフィードバックセッションをオンラインではじめた。最初は、私がフィードバックしたい人、一緒に仕事やプロジェクトをしたことがある仲間を中心に、10~20人限定で個別に声をかけていたが、ありがたいことにリクエストを受けて新しいご縁に繋がった。
Yellow Roseさんの話
「まわりから頑張りすぎだと心配されるが、頑張るのはいけないことなのか?」昔から身近にケアすることが必要な人が多く、セルフケアが苦手。自分のことばかり考えてる人とは正反対で、まわりがよく見えている。必要な時に手を差し伸べるサポート上手。それでは、相手や組織への貢献を考えすぎて、自分の気持ちを置き去りにしていないか?自分の身体や心、感情に目を向けて、労わってあげているだろうかという問いが立った。「私の心、傷ついてるよ。」そう本音をこぼしてみてもいいんじゃないか。「あー、もう頑張るのやーめたっ!」まわりに迷惑かけてみてもいいじゃあない。わけのわからない人には「いい加減にしてよ」と怒ってもいい。
怒りや悲しみ、負の感情はダメなものじゃない。抑え込もうとせずに、まずは自分だけの空間でぽろっと言葉にしてみたらいい。日記に書き出す、鏡の自分に向かってつぶやく、何でもいい。昔からお花が大好きな彼女には、お花を自分だけの味方だと思って、独り言を聞いてもらったらいいと提案。私のどんな言葉よりも、お花が一番気持ちが届くと思い、彼女のイメージで黄色のバラを持って駆けつけた。「嬉しい!」とメッセージを素直に受け取った彼女は、小さな少女のようでとても可愛らしく輝いていた。
私の中の変化
フィードバックセッションをしている中で、実は自分自身の在り方が一番問われる。ふと、相手の深いところを射抜くようなフィードバックをせねば、という思考に囚われていることに気づく。けど、私がどんな言葉をかけようと、気づいて、何かを変えるのも本人であり、私ではない。もし今言葉が届かないとしても、何年後、何十年先、もしくは来世で違う形で伝わるのかもしれない。相手の役に立ちたいという貢献欲も、今結果を出さなければという焦りも捨てよう。ただ、その場に集中して、Be presentであること。自分のエゴや邪気を払って、まっさらな目と心と全身で、対等に相手と向き合えるか?そのことの方がずっと大事だと思うから。もしかしたらフィードバックより、ただ話を真摯に聞いてもらう体験こそが今の社会で求められているのかもしれない。ただ、そこに存在しているだけで、美しい生命体であるということを愛でるような感覚。与えよう、与えようというgiveもいいけど、harmony、響き合うとかエネルギーの放出なのだろうか。癒しとパワーがみなぎってくるように、愛のエネルギーが伝播したら最高にハッピー。「すごい元気でた!」この言葉が、何よりも嬉しい私へのフィードバック。
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