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上司が3人変わった一年:適応障害を乗り越えた先に見えたもの

嵐のような一年

2024年は、まるで嵐の中を歩いているような一年でした。振り返ると、上司が3人も変わり、そのたびに仕事環境も心境も激しく揺さぶられました。

1月までの上司は、私が入社当時からお世話になっていた方で、価値観が似ていて、優しくて頼れる存在でした。しかし、残念ながらその上司が退職し、2月には他部署から役職者が部長代理として異動してきました。そして、3月、新しい上司が中途採用で入社してきたのです。

新しい上司との軋轢

最初のうち、新しい上司は穏やかな印象でしたが、しばらく経つと、その仮面が徐々に剥がれていきました。会議中に周囲への敵対心を露わにしたり、時には暴言を吐く場面が増え、私たちメンバーは困惑するばかりでした。

その空気は6月、ある事件として表面化しました。上司があるメンバーと激しい言い合いになり、彼女は「辞めます!」と衝動的に口にしました。必死でフォローして引き留め、その場はなんとか収まりましたが、それ以降も同じような出来事が繰り返され、彼女は9月に退職を選びました。職場に残されたメンバーは皆、やるせなさと無力感を抱えながら日々を過ごしていました。

適応障害との向き合い

その矢先、私自身も10月に上司の八つ当たりの捌け口になってしまい、精神的に限界を迎えました。やがて出社できなくなり、適応障害と診断されました。

11月は、休職をすすめられました。しかし、いきなり完全に切り離すと、逆にメンバーの状況が分からず心配してしまう性格もあり、折衷案として稼働を週の半分以下に抑え、上司からも仕事からも離れる時間を意識的に持つことにしました。少しずつ心や体調を整え、12月には人事部の計らいで上司との接触を不要とした環境下で復帰することができました。そして、年明けの1月に別部署への異動が決まりました。

新たな道の始まり

先日、YouTubeのある番組で、とても素敵な言葉を耳にしました。「悪いことや嫌なことは、次の良いことのためにある」と。島田由香さんという女性経営者の方が、ご両親からそう言われて育ったのだそうです。

今回の出来事を振り返ってみると、この言葉は自分にも当てはまるように思います。

もちろん、メンバーが退職に追い込まれた事実や、自分が休養をせざるを得ない状況になった時期は本当に苦しく、精神的な負担も大きかった。職場復帰ができるかさえわからず、不安でいっぱいでした。幸い、12月に職場へ戻ったとき、同僚たちが笑顔で歓迎してくれて、気にかけてくれたことで、心がとても暖かくなりました。苦しかった日々を乗り越えられたのは、周囲の支えのおかげだと強く感じられたのです。

そして、年明けには異動が決まっています。新しい部署では、これまで経験したことのない分野に挑戦できる機会が待っています。それに、人格者として知られる同僚と同じチームで働けるのも、とても楽しみです。

2025年への抱負

今年は、「嫌なことは次の良いことのためにある」という言葉を身をもって体現した一年でした。これからも困難に立ち向かい、その先にある新しい可能性を楽しみに、めげずに進んでいける勇気をもらった気がします。

2025年は、新しい環境での挑戦を通じて、さらに成長できる一年にしていきたいです。

(ご参考)YouTubeの番組です↓

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