呼吸を観察する〜プラーナダーラナ〜
数回に渡り、呼吸法についてお伝えしています。
最近の投稿は呼吸法の『効果』についてのものが多いですが、noteを始めた頃は主に『行い方』について投稿をしていました。
ただ私自身が日々取り組む中で、同じ呼吸法も自己内面への意識の深まり方によって効果に大きな違いがあることを実感しています。
例えば、十分に時間があり心身が落ち着いていられる場所で行う時と、時間に制約があり落ち着かない場所で行う時では、同じ呼吸法を行なってもかなり異なる反応が起こります。
言うまでもなく、前者で深い効果が得られるのですが・・・
また呼吸法を行う時、呼吸の状態を意識化出来ていること・余分な心身の緊張状態が取り除かれていることがとても重要だと実感しています。
ヨガでは、呼吸を観察することを『プラーナダーラナ』と呼びます。
まずは、難しい呼吸法を行うよりも『呼吸を観察する』ことから始めてみましょう。
【プラーナダーラナの行い方】
落ち着ける環境で楽な姿勢をとります(可能であれば仰向け)。
仰向けであれば足は腰幅に開き、手は体から少し離れたところに置き、手のひらを天井に向けます。首・肩の力を抜きます。
可能であれば、やわらかく目を閉じます。
目を閉じることが難しければ、薄目を開けてどこか一点をぼーっと焦点を合わせずに眺めます。
自身の自然な呼吸を観察します。
鼻が詰まっていなければ、鼻呼吸で呼吸を行いましょう。
吐く息の時に、全身の脱力を深めていきます。
吐く息がなくなれば、自然に吸う息は起こります。
意識は吐く息に向けましょう。
自然に起こった吸う息の時、お腹は自然に膨らんでいきます。
脱力がうまく得られれば、徐々に吐く息が延長し、心の状態も穏やかになるでしょう。
落ち着ける環境は、快適な温度・匂い・周囲の音も含めて整えるとよりリラックスが深まるかと思います。
もうすぐ師走ですが、時間を見つけてご自分の為の贅沢な時間を過ごしてみてくださいね。
最後まで読んでいただき有難うございます。
以下のオープンチャットでは、自律神経についての知識を持つ専門家(理学療法士・作業療法士・栄養士)が無料で定期配信を行なっています。私の記事もこちらで紹介させていただいています。
ご興味のある方は、登録してみてくださいね。