#272 将来のための「最初の一歩」
竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点で、ゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったら、フォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。
今日は仕事始めです!
今日1月4日は、僕にとって仕事始めです。
今朝起きて、ご飯と目玉焼きとソーセージといった軽い食事をとったら、なんだか「日常だなぁ」という感じがしました。
年末から年始にかけての豪華な料理もいいのですが、たわいもない普通の質素な……というか、日常的な食事というんでしょうか。「日常がいいなぁ」と、しみじみと感じたところです(笑)
今日の話は、将来のための「最初の一歩」
今日の話ですが、一言で言うと、将来を考えると「何かやった方がいい」とは思っているのだけれど、「何から手をつけたらいいのかわからない」ときの「最初の一歩」という話をしてみたいと思います。
実は今日、ある企業に勤めている方が、僕を訪ねていらっしゃったんですよね。僕は新潟に住んでいますが、その方は、新潟がご出身で、普段は新潟ではないところで働いていらっしゃるそうです。
いろんなご縁で僕のことを知り、ちょうど帰省のタイミングでおいでいただき、1時間ほどお話ししました。
「近い将来、地元の役に立ちたい」という気持ち
お話を伺うと、いままで、いろんな経験をされてきたそうで、できれば近い未来「何か、地元のために貢献できたらいいな」と思っていらっしゃるそうです。
ですが、だからといって、すぐに移住ができるわけでもないし、ご家族、特にお子さんがいらっしゃったりすると、すぐに移住できるわけではありません。
けれども「何かを始められないかな」と。
その理由としては2つあって、地域に対する思いが1つ。あとは、自身の未来を考えた時に「このままでいいのかな?」という思いが1つ。
意外とない「地域と関わるきっかけ」
で、「地域と関わる」といった時に、とっかかりって案外ないですよね。「これをすればいいんです」というものがわからない……そういった方って多いと思うんですよ。
なので、「何から始めたらいいのか?」という話を、1時間ほど、あれこれお話しました。複業の話などもしました。
とはいえ、いざ「複業しよう!」と思っても、すぐに企業が見つかるわけではありません。
あと案外、自分自身に対して「どんな強みがあって」「どんなことができるか」ということが、うまく言語化できないことも、多いと思います。
そういったときに、「何かをした方がいいとは思うけれど、何から始めればいいか?」というところに行き着くわけです。
いまの環境で、小さなリスクでできることはないか?
そこで、1つ提案したのは、まずは「自分の棚卸し」と言うんですかね? そういったことなら、やりやすいんじゃないか、と。
僕自身、ポートフォリオを定期的にメンテナンスしてますが……
「わたしはこういう経歴で」「こういったことをやってきて」「こんなことだったら得意だ」みたいな。「でも、こういったことは苦手」だけど、「仕事の上で大切にしているのはこういうことで」「わたしには、こんな想いがあります」といったことを言語化することだったら「比較的容易に始められるかもね?」という話が1つ。
もう1つは、会話をしている中で、いま会社で、ご自身と似たような課題感や悩みを持っている人。特に若い世代の人たちと、会話をする場を作るという話が出てきました。
いま現在は、一応会社に入って、働いてはいる。けれども、将来を考えると「このままでいいのかな?」のように、不安を持っている人って、どの企業においても、きっといるんじゃないかと思うんですよね。
そういった方々と話す場をつくったり、おたがいに学ぶ機会を作ったりするといいんじゃないか? という話が、ザツダンの中からでてきて「それは、すごくいいことだな」って思いました。
未来が見えにくい中で、みんな悩んでいる
未来が見えにくい社会の中で、多くの人が「今後はどうなっていくのかな?」と、悩んだり、不安を抱えたりしていると思います。世代関係なく。
で、「何から始めたらいいのかわからない」と思っている……。
そういった環境の中で、身近に「同じ課題感を持っている人がいるんだ」とか、「それでも、何かをやろうと思っている人がいるんだ」と思える存在がいるだけで、周囲に与える影響ってあるんじゃないかなと思います。
なので、未来を考えた時に「このままで大丈夫なのかな?」と思うとき、転職など、いきなり外に出るのもいいかもしれませんが、まずは社内で、同じ課題を持っている人たちが集って、何かをし始める。そういう場をつくることも、すごくいいなと思うし、それならば、それほど大きなリスクを冒すことなしにできることなんじゃないかなと思います。
あとは、繰り返しになりますが、自分自身の棚卸しですよね。もし、同じ課題感を持っている仲間が何人かいるのであれば、自分自身の棚卸しや言語化をすることだったら、やりやすいかもしれません。そういったことであれば、僕にも、なにか協力できることがあるかもしれません。
このように、まずは社内で始められるような取り組みからしてみるのも、いいかもしれないなと思いました。
まずは「できることをやってみる」
そういった取り組みが、「自身のキャリアにとって、どんな影響があるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、何かしらの課題感があるなら、まずは、何かを変えるために動くことが、すごく大事なのではないかと思います。
なので、自身のキャリアを考えた時に「このままでいいのかな?」と思ったら、まずは、身近なところで始められることをやってみること。
キャリアの主体性に対しては「こうすればうまくいきますよ」といった正解が、必ずしもあるわけではないし、ある程度の試行錯誤みたいなものが必要だと思います。なので、社内の取り組みなど、無理なくできるところから試行錯誤を始めるっていうのは、すごくいいことだなと思いました。
というわけで、今日の仕事始めはたのしくお話ができて、いい気分で終えられた感じがします。もしみなさんも、何かモヤモヤすることがあったら、自分でできる範囲から始めてみてください。
というわけで、今日の話は終わりにしたいと思います。じゃあね、バイバ~イ!