見出し画像

「推し」さえいれば。オタク女性の日常 2021年5月14日

 おはようございます。自称「痛いほど分かる女」神垣です。

 あなたの「推し」は誰ですか?

 今日、紹介するのはコミックです。
 次女から勧められました。

「腐女子のつづ井さん」の文庫版
「まるごと 腐女子のつづ井さん」です。

「推し」という言葉が定着しつつありますよね。

 語源は推薦する意味の「推す」ですが、
 それが転じて他者に勧めることができるほど好き
 であることを指します。
 アイドルグループなど、推しのメンバーを意味する“推しメン”
 の略語がさらに略されて生まれた言葉が「推し」。

 男女ともに使われている感の強い「推し」ですが
 その対象は多様。

 対象が好きすぎて、暴走する妄想。
 でも、ひっそりと、とはいえ誰よりも熱い
 推しに寄せる想い。

 女性の場合、年齢や既婚未婚の関係なく
「推し」って存在しませんか?
 公表はしなくても、自分一人でひっそり応援する「推し」とか。

 でも、どんな形であれ
「推し」さえいれば、頑張れるんだよな~。

 面倒くさい仕事とか、煩わしい人間関係も
 乗り越えていける……。

「腐女子のつづ井さん」には
 ボーイズラブ(BL)に並々ならぬ情熱を注ぐ
 オタク女性の日常が描かれています。

 わたしはBLにはほぼ興味はありませんが
 BLに情熱を注ぐ女性の気持ちはよ~く分かります。


 作者のつづ井さんの原点は、絵日記。

 小学生の頃から
 文章より絵で表現するのが得意で絵日記をつけ始め、
 学生時代には友達と交換日記をしていた
 というつづ井さん。

「起こったことを絵日記にする習慣」が
 形になったのが、このコミックなのですが

 推しへの熱すぎる愛が
 淡白なタッチで描かれている
 ミスマッチがいい感じ。

 きわめて健全な腐女子のつづ井さんの日常を
 たっぷり553ページのボリュームで楽しむことができるのが
 この文庫です。

 ある理由から、イヤホンをあらぬところに挿してしまう
「腐女子と虚無」の回とか、好きだな~。

 今度、次女と会ったときに
 どの回が面白かったか、つづ井さんトークするのが楽しみです。

つづ井 著「まるごと 腐女子のつづ井さん 」(文春文庫)

    つづ井さんのセリフ、
 ちょっと広島弁っぽいんだよなぁ。

2021年5月14日 VOL.3787配信 メールマガジン あとがきより)

仕事のメール心得帖(無料版)


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集