やっかないだけのプライドは「埋める」に限る! 2013年2月8日
自称「こういう話に弱い女」神垣です。
多分、こんなことを書くと
絶対に信じてもらえないことは分かっていますが・・・
わたしは、今でも
人見知りで恥ずかしがり屋。
わたしを知る人からは
「うそつけ~!」という声が聞こえてきそうです。
そういう反応は想定内。
まず、うちの家族が信じてませんから。
でもね、ずっとコミュニケーションは下手でした。
家族とか、親しい間柄の人とは
いくらでも話せるのに
初対面の人とか
自信満々の人とか、きれいな人に会うと
しょぼ~ん、としぼんでしまう。
気だけは強いのに協調性がない。
(あ、気が強いから協調性もないのか……)。
だから、仲間外れにされても結構平気。
だって、気の合わない人とつるむより
一人でいる方が好きだから。
こういう変な意固地さが
余計に人と協調することを阻み
偏った人格を形成させてしまったのです。
これらはすべて
自分の責任。
そして20数年が経ち、今のわたしは
人並みに「コミュ力(りょく)」を身につけ
それを仕事をするうえでの武器にもしています。
ビジネスメールのマナー本まで出してしまいました。
でも、こうした能力は
全部、後付け。
コミュ下手の20代に
いっぱい失敗して、いっぱい怒られて
そんな自分にうんざりし
顔には大人のニキビが花盛りで
病院に行っても治らないほど
ずっと悩んでました。
そんな
ダメで、モテない(あれ、関係ない?)わたしでも、
歳月が経てば、
人前であがらずにしゃべることができ
仕事だと思えば、どんな人とでも普通に話ができるんです。
その秘訣は「切り替え」と「工夫」。
今日、ご紹介する「督促OL修行日記」には、
コミュ下手の女性が打たれまくって、よろよろになりながら
「切り替え」と「工夫」で
コミュ上手になっていく様子が綴られている実録モノ!
本書に
という一節があります。
まさに、そう!
20代の私がそうでした。
「仕事で生きる!」と鼻気だけは荒いのに
書くコピー書くコピー、ボツやダメ出しの連続。
コピーライターとしての自信なんかつくはずもなく
それでも変なプライドだけはある・・・
どうしようもない状態。
だから、ホント
モテなかったよなぁ~(あ、関係ないですね)
こういう、やっかないだけのプライドは
「埋める」に限ります。
本書の著者のN本さんも西新宿に埋めてきたそうです
(ちなみに私は、最初に勤めた職場のそばにあった
京橋川に流しました)。
本書には、
コミュ下手のN本さんが会得してきた「切り替え」と「工夫」の術が
綴られていて
実録モノなのに面白いだけでなく、使えます。
「ダメOLの成長物語」とひと言ではくくれない
人間模様や人間心理も描かれています。
特に、最終章の「涙味のお菓子」では
泣いてしまいました……。
へんなプライドひっさげて
突っ張って生きている人間が一番弱いもの
それは・・・
本書の「涙味のお菓子」の箇所をお読みください。
そこに答えが書いてあります。
私もそれに助けられました(遠い目)。
泣くような本じゃないかもしれないんですが
私は、この手の本にめっぽう弱く
涙してしまう。
今、仕事が思うようにいかず
苦しんでいる人にお勧めします。
「勝負はビビったらそこで負け」
先輩のこのひと言も至言! 心に刻みました!
(VOL.1888 2013年2月8日配信 メールマガジン あとがきより)