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秀吉か、サザエか!? 2021年9月17日

 今日、紹介する本は
「苦手なタイプを攻略するソーシャルスタイル仕事術」です。

「ソーシャルスタイル」とは、
 人が幼少時から長い間かけて身につけた
 社会に適応するためのコミュニケ―ションのクセ」。

 周りが認める、その人の習慣化した言動パターンを指します。

 言ったり、したりするその人の言動パターンを「2本のものさし」
 1)思考表現度
 周囲から見たその人の考えや主張の力強さや、人への影響力の度合い

 2)感情表現度
 周囲から見たその人の感情の表し方、人の感情に対する理解度
 で分析し、その結果を4つのスタイルに分類。

 1)思考表現度が高い×感情表現度が低い=ドライバー
 2)思考表現度が低い×感情表現度が低い=アナリティカル
 3)思考表現度が低い×感情表現度が高い=エミアブル
 4)思考表現度が高い×感情表現度が高い=エクスプレッシブ

 本書では
 自分がどのスタイルかを知ったうえで
 自分と異なるスタイルの相手とコミュ二ケーションするときに
 少しだけ自分の対応の仕方を相手に近づけ、
 望む方向(結果)に導いていくためのテクニックが
 紹介されていますです。

 でも、この4つのスタイルは
 あくまで「分類」にすぎません。

 思考表現度や感情表現度が低いから劣っているとか、
 高いから優れている、と優劣を評価するものではなく、
 自分や相手がどのスタイルかを知るための
 ラベルみたいなものです。

 また、この4つスタイルは
 その人の人格や性格、能力を示すのではなく、
 どこまでも「周囲の人にはどう見られているか」を示すものです。

 自分とは異なるスタイルの相手に
 どのように合わせればよいか、
 というポイントや方法を知っておけば
 対人関係のストレスは軽減されますよね。

 本書では、常勤の4つのスタイルを戦国武将に例えて
 1)ドライバー:織田信長
 2)アナリティカル:明智光秀
 3)エミアブル:徳川家康
 4)エクスプレッシブ:豊臣秀吉
 として、分かりやすく解説しています。

 自分がどのスタイルかの判別は、
 本書の診断シートをご利用ください。

 わたしは、思考表現度も感情表現度も高い「エクスプレッシブ」
 豊臣秀吉タイプでした。

 かいつまんで特徴をいうと
 ・ノリが命
 ・意思決定の際、直感で即断する
 ・リスクを気にしない
 ・ストレスを感じると攻撃的になる

 磯野家のキャラクターで言うと
 サザエさんです。

 このタイプが人から誤解される点は
 ・カンや思いつきで決めてしまい、深く考えない
 ・てきぱきと仕事を片付けず、
  おしゃべりや夢の共有に時間をかけすぎる

 このように、自分はどのスタイルかを把握しておけば
 自分とは異なるスタイルの相手との間に生じる
 コミュニケーションのギャップも
 相手のスタイルに“寄せ”ることで埋めることができます。

 この「ソーシャルスタイル」を知っておけば
 職場の人間関係や、客先など対人関係に
 生かせると思いませんか?

 興味があるかたは、ぜひ読んでみてください。

室伏順子 著「苦手なタイプを攻略するソーシャルスタイル仕事術」

 戦国武将より磯野家のキャラクターをあてる方が
 分かりやすいと個人的には思いました。

 1)思考表現度が高い×感情表現度が低い=ドライバー
 →波平

 2)思考表現度が低い×感情表現度が低い=アナリティカル
 →伊佐坂先生

 3)思考表現度が低い×感情表現度が高い=エミアブル
 →マスオ

 4)思考表現度が高い×感情表現度が高い=エクスプレッシブ
 →サザエ
(2021年9月17日 VOL.3874 配信 メールマガジン あとがきより)



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