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猫の秘薬、「マタタビ」の正体

 こんばんは。げーしーです。
雨と雪を繰り返すようになったのですが、以前として地面は凍っていることが多く中々に滑る日が続いております。滑って頭を打ってからどうもツルツルがトラウマになっております😭

今日は言わずもがな猫の大好き「マタタビ」について少し説明していこうかと思います!!

▲そもそもマタタビって何??
マタタビは木天蓼(もくてんりょう)とも言われ、マタタビ科のつる植物となります。こんな感じ↓↓

wikipediaから

同じマタタビ科の仲間ではキウイフルーツもマタタビ科の植物になります。

マタタビは古来から日本に存在する植物です。
元々の語源はアイヌ語である「マタタムブ」という言葉からきているというのが有力とされています。

また一説には関節の痛みや疲れを取る効果があることから「旅人が疲れた体を癒し、また旅へと出発できる」ということから”復旅”と書き”また・たび”といも言われてきました。

人間でも疲労回復があり、好んで食されてきた植物というものだったみたいです。

▲猫はなぜマタタビを好んでいるのか?
マタタビと猫の関係は古来から伝えられており、最も古い記録だと1704年,
1859年には浮世絵の中で吊るされているマタタビに猫が戯れている絵が描かれています。これをみると昔から猫にマタタビという文化はあったみたいです。

なぜこれ程までに猫はマタタビに夢中になってしまうのか?
2021年に京都大学、岩手大学、名古屋大学、リバプール大学の研究グループが発表した論文でその全容が明らかになりました。

研究チームはマタタビの葉っぱから”ネペタラクトール”という成分を抽出することに成功しました。
どうやらこの”ネペタラクトール”という成分が猫を惹きつけている役割を担っているようです。
ネペタラクトールを塗ったペーパーを18匹の野良猫に与えてみたところ、17匹が体を擦り付ける行動を示し、さらには大型のネコ科動物も同様の反応を示すことからこの物質が原因であると突き止めました。

そしてこの物質には重要な2つの効果があります。

1つ目はネペタラクトールには虫除けの効果があるという点です。

実験でもこのネペタラクトールを付着させた猫と付着させていない猫での蚊の寄生する率が大幅に下がったということも判明しました。

猫あは元々草むらで過ごすことが多く、自衛にためにもマタタビを皮膚につけて虫除け効果を測っていたかも知れません。

2つ目は陶酔感が得られるという事です。要するに「酔っ払い」の状態になれることが猫にとって幸福感が得られるみたいです。

人間みたいですね😊笑

ネペタラクトールを投与する前と後のβエンドルフィンの濃度を調べたところ投与後の方が有意に上昇していることが判明しました。
βエンドルフィンは疼痛効果やストレス低下にも一役買っています。

上記の効果から猫とマタタビには虫から身を守り、さらには自分が心地よくなる、秘薬と言っても過言ではないでしょうか?

マタタビは身近なところにも生えているみたいなのでぜひ見つけてみて猫に与えてみて下さい!

うちの子はマタタビを与えると酔っぱらったみたいになり、やや凶暴になるので注意が必要です笑

マタタビがついた魚。これを触ろうとすると噛みます笑

では。♪(´ε` )



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