頑張らない習慣化。「頑張りたい」が「めんどくさい」になる前に!
習慣化・継続のコツは、取り組むことの難易度を上手に調節すること。
学習や運動といった、「がんばる習慣」。
がんばらないと続かない行動は、なかなか習慣化されない。
この問題、当たり前すぎる?あまり悩む人すら見ないかな。
しょうがないことか?
この問題をクリアしたら、もっと人生を楽しめるはずなのに。
習慣をコントロールして人生を豊かにする。
もうこのテーマは自分の人生哲学。
どうすれば、がんばる習慣を続けられるのか?
不可能!?「初心忘れるべからず」
継続に必要なモノ、代表格は「意思の強さ」、「意志力」。
なりたいモノが明確なほど「固い意志」が習慣をスタートさせる。
このスタートダッシュのパワーの源となるエネルギー。初心。
「初心忘れるべからず」のあの初心。
この「初心」がものごとをやり抜く上で大事なことは知っている。
初心を年がら年中キープできれば、そりゃ何でも続くことでしょう。
「初心忘れるべからず」は正しい。でも正直、
初心をずっと持ったまま、目標を実現なんかできるのか?
私も(そんなに多くないが)いくつかのこと達成してきた。
でも達成するまで初心を持ち続けられたことはない。
意思が弱いヤツと見られるのはシャクなので、なかなか大っぴらに言えないのかもしれない。
でも同じくらい当たり前な事実、
初心のやる気は薄れる。そのうち忘れる。
時間とともに変化する(たいがいの場合、減少する)初心、最初のやる気。
それが減ることが ”しょうがない” のなら、どうすれば目標に向けた頑張りを続けることができるのか?
制御可能な行動の難易度
やる気がコントロールできないなら、行動で習慣を操作する。
そのコツは、継続したい行動の難易度を”ためらうことなく”調整すること。
学習やジョギングなど、やる気が必要な「がんばる習慣」は、
台車を押して坂を登るようなものだ。
何もしなければ台車は下がっていく。ツライ。でも登りたい。
最初は勢いよく、初心をエネルギーにどんどん進む。
やがて初心(エネルギー)は減る。
やがて、予期しない急な坂道に出くわしたりする。
台車を押すことをやめたくなる。やめてしまう人もいる。
そんなときは急な勾配の道ではなく、緩やかな上り坂を選んでも良い。
やめてしまうよりはずっと良い。
頂上にたどり着きたいなら、回り道でも止まらない。
習慣の慣性力
習慣にも慣性が働く。
(慣性とは、モノがその状態を維持し続けようとすること。
走っていて急に止まれないし、止まっていて一瞬でトップスピードになれない)
坂道台車の例では
「急な坂道でも、いったん止まって休めばいいじゃん。で、またやる気が出てから急な坂道を登ったほうが効率的では?」
そんな意見も有る。
でも、一旦やめた「頑張る習慣」を再開するってなかなか難しい。
緩やかな、または平坦な道でも動き続けている台車のほうが、
急な坂道に出くわしたとしても勢い付けて登りやすい。
「負荷を減らすのは手抜きみたい。何か後ろめたさを感じる」
「がんばる習慣なのに、楽していいの?」
多くの頑張り屋さんがそんな気持ちになってしまう、がんばる習慣の一面。
頑張っている姿を誰かに見せて、それがやる気になるなら急な坂道で頑張り続けることは悪くない。むしろそれで習慣が続くなら、おおいに利用したら良い。
でも多くの場合、がんばる習慣は人と比べることではない。
自分と向き合うもの。
目標達成のために行動の難易度を調節することをためらう必要はない。
さらに、
がんばる習慣を実行したあと。「今日も実行できた!」という良いイメージが大切。
いや、この感覚ナシに継続は不可能だ。
たとえ、やる気が無い日、テキストを開いただけですぐ閉じたとしても。
仕事に疲れて学習テキストを1ページしか読まなくても。
ゼロではなく、ちょっとだけでも頑張った自分を認める。
継続のコツ。
継続のコツは止めないこと。
他人が聞くと笑っちゃうような実行量でも気にしないこと。
ここで引け目を感じてしまうと、そのストレスや嫌なイメージが障害となって次回の行動の妨げになる。
そんなこと、長い道のりの小さな区間。
止めなかった事実はいつか自信にしてしまえば良い。
やる気とできることのバランスを大切に
継続するコツは自分の能力とできることのバランスを大切にすること。
とにかく、やめないこと。途切れさせないこと。
一度止まった習慣を再始動させる「やる気エネルギー」は、滅多なことではもう得られることはないから。
才能があれば上達も早い。
でも才能が有っても続けて努力しなければスキルアップもない。
コレが好きだ。コレができるようになりたい。頑張ってみよう!できた!嬉しい!続けたい!
そうなんふうに、自動的に続くルーチンを作る。
「好き」が「嫌い」にならないように、継続したいことの難易度はためらうことなく変えてしまえばいいよね、というお話でした。
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