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5つ目の星と「14」のレジェンドはピッチを去っても心の中には永遠に。川崎フロンターレ第100回天皇杯優勝と中村憲剛選手引退。

シゲクです。

去る2021年1月1日、川崎フロンターレ天皇杯 JFA 第100回全日本サッカー選手権大会初優勝を果たしました。おめでとうございます!私もとても嬉しく思います。

今回の写真は、国立競技場で行われたホーム開幕戦「2013 Jリーグディビジョン 1 第2節 vs.大分トリニータ」での1枚です。国立競技場が2014年~2019年の改修に入る前で、等々力競技場の改修に伴って開催された試合でした。


そして、川崎フロンターレの背番号14番、中村憲剛選手が引退しました。正直、未だに来シーズンのチームにいないことが信じられません。いつかはその時が来るとわかっていても、簡単に受け入れられるものではありません。

気付けば、「川崎のサッカー小僧よ永遠に!中村憲剛選手引退に寄せて。」を書いてから約2ケ月半が経っていました。



2ヶ月半の間に、川崎フロンターレは「J1リーグ」「天皇杯」という2つのタイトルを獲得しました。





何度も「天皇杯優勝」「中村憲剛選手引退」ついて記事を書きたいと思いながら、書けずにいました。書けずにいた理由はただ一つ、自分の中で川崎フロンターレの2020年シーズンが終わってしまう気がしたからです。

しかし、川崎フロンターレの2021年新体制発表が1月23日に迫っていることもあり記事としてまとめることにしました。




川崎フロンターレの2020年シーズンは「J1リーグ」「天皇杯」の2冠で終了し、「天皇杯」優勝によって新たに国内3大タイトルを獲得した経験を持つクラブになりました。

今でこそ合計で「5」タイトルを獲得していますが、2017年12月2日までは「0」でした。2016年~2017年にかけて、フロンターレはタイトルが取れそうで取れない時期を迎えていました。

ただ、中村憲剛選手がJリーグ選手の頂点に立ち、2016年シーズンのMVPを獲得しました。今思えば、このMVP獲得からフロンターレのタイトル獲得が始まったような気がします。


しかし、2017年は天皇杯の準優勝に始まり、ルヴァンカップも準優勝でした。正直、「中村憲剛選手が在籍中にフロンターレの優勝は見れないのかな」と思ったこともありました。

そんな中、最後の最後にフロンターレの初タイトルであるJ1リーグ優勝を迎えることになります。

この日のスタジアムの光景は、恐らく一生忘れることが出来ません。等々力競技場のピッチ上やスタンドで号泣しながら歓喜する選手やサポーターの姿を見ながら「やっとフロンターレが優勝して中村憲剛選手と共に喜び合える」と思った日になりました。




その後、2018年にJ1リーグを連覇しました。2019年には、息の詰まるようなPK戦を制してルヴァンカップ優勝を果たしました。この日も中村憲剛選手はピッチ上にいてPKも決めていました。


ここで、川崎フロンターレのタイトル決定試合記録と中村憲剛選手の出場時間をまとめてみます。

「2017 明治安田生命J1リーグ 第34節 vs.大宮アルディージャ」では90分フル出場でした。

「2018 明治安田生命J1リーグ 第32節 vs.セレッソ大阪」でも90分フル出場でした。

「2019 YBCルヴァンカップ 決勝 vs.北海道コンサドーレ札幌」では、64分からの途中出場でした。

「2020 明治安田生命J1リーグ 第29節 vs.ガンバ大阪」では、86分からの途中出場でした。

「2020 天皇杯 決勝 vs.ガンバ大阪」では、ベンチ入りしましたが出場なしでした。


こうして2017年~2020年までフロンターレのタイトル決定試合記録を並べてみると、中村憲剛選手の出場時間が短くなっていることがわかります。

この試合記録だけですべてを判断できるわけではありませんが、「川崎フロンターレといえば中村憲剛のチーム」「中村憲剛のチームといえば川崎フロンターレ」という時代から少しずつ変化していったのかもしれません。


私は幼少期~大学院生まで20年以上川崎に在住していましたが、中村憲剛選手のすごさは川崎フロンターレをJ2からJ1の頂点へ導いたというだけではありません。私が川崎市民として過ごしていた時期と現在の元川崎市民として思う、サッカーを見る方も見ない方も含め私と周り人々の印象として中村憲剛選手が在籍した18年に渡る「川崎フロンターレ」「中村憲剛選手」についてざっくりとまとめてみます。

「川崎フロンターレって何」

「川崎フロンターレはサッカーチームらしい」

「川崎フロンターレには中村憲剛っていうすごい選手がいるらしい」

「川崎フロンターレは強いけどタイトルがない」

「川崎フロンターレがついに優勝した」

「川崎フロンターレはめちゃくちゃ強い」

「中村憲剛選手が引退するらしい、寂しい」

簡単に並べるとこのような印象です。

18年間で、「川崎フロンターレって何」から「中村憲剛選手が引退するらしい、寂しい」まで印象が変化しています。簡単には言葉に出来ないほどすごいことだと思います。きっと何年か経ってから改めて「中村憲剛選手」の存在について思うことがありそうです。

中村憲剛さん、選手としての18年間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。いつかまたスタジアムで応援歌を歌える日を楽しみにしています。

すぐに2021年のシーズンが始まります。「J1リーグ」「ルヴァンカップ」「天皇杯」「ACL」を戦うことになる川崎フロンターレにとって難しいシーズンになりそうなことは間違いありません。それでも、素晴らしい試合を見せてくれることを期待しています。

今日は、この辺で失礼します。



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