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独立して一年が経ちました

こんにちは。クリエイティブディレクターの松重宏和(@shige_vlnt)です。クリエイティブの力でクライアントの課題解決や新価値創造をサポートする株式会社ボランチという会社を経営しています。

ボランチを設立したのは2019年4月19日だったのですが、先日無事一年を迎えることができました。この一年でお仕事をご一緒させていただいたクライアントやパートナーの皆さま、そして近くで支えてくれた友人や家族の皆さま、本当にありがとうございます。これからも、何卒よろしくお願いいたします。

一年を簡潔に振り返る

11月に半年間を振り返りましたが、改めて一年を振り返ってみます。

11月の時点でトントンだった売上ですが、そのタイミングで受ける仕事の方向性について見直しを行ったこともあり(そして、そのタイミングで年末年始を挟んだ上、コロナ騒動が始まってしまい)、ちょい赤字で着地しました。トントンを目指していたこともあり、もう少し早いタイミングで判断できていればよかったなあと、その点については反省しています。ただ、その時に仕込んだ仕事が今形になっていることもあるので、まあ2期通してトータルでプラスになっていればいいかなと思ったりもしてます。

実績についても、正直もう少し数を増やしたかったなあというのが正直な想いです。ただ、実績に関してもこれから形にできるものがいくつかあるのと、ある種の型のようなものが出来てきたので、今期は色々と表に出すことができそうだなと思っています。

しかし、この一年、前職でメインだったデジタル系の案件が全く来なかったのは正直予想外でした。個人的にはデジタルに限らず手口ニュートラルなアイデアを提案したい派ではあるので、それ自体は問題ないのですが、「経営って予想通りには行かないものなんだな」と、早速実感することになった一年でした。

ビジョンなどの見直しを実施

そんなこともあって、実は11月くらいから会社のブランディング見直しに着手していました。元々ボランチはその名に従い、ある程度コンセプチュアルな会社ではあったのですが、ビジョンやミッション、ステートメントなど急ごしらえで創った部分もあったため、改めてこれからどこを目指すのか、何に注力していくのかを改めて整理した形です。

また、この一年でブランディングのお仕事をご相談いただくケースがかなり多かったのですが、その中で色々とノウハウがたまってきたこともあり、そこで得たものを自社のブランディングにも反映してみました。

ブランドコンセプト

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ボランチが目指す姿、それはポジションにとらわれず、全員攻撃、全員守備の魅力的なプレーでゴールを狙う、いわゆるサッカーでいう「トータルフットボール」をクリエイティブで行うこと。そのため、ブランドとしてのコンセプトを「TOTAL CREATIVE」と定めました。

ビジョン

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先述したブランドコンセプトも踏まえ、クライアントやパートナーなど肩書や立場を越境して「TOTAL CREATIVE」を実践できるチームを増やし、より魅力的な世界をつくることをビジョンとして掲げています。

ミッション

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「TOTAL CREATIVE」を世の中の様々なチームにインストールすること、それが自分たちの使命だと考えています。まずは、自分たちが関わる仕事を通じて「TOTAL CREATIVE」という考え方を浸透させていきます。

スタイル

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僕が理想としている「ボランチ」としてのプレースタイルを会社としてのスタイルとして設定しています。誰よりも走り、速く、強く、クリエイティビティに溢れ、ポジションにとらわれずチームとしての勝利に貢献する、そんな存在を目指します。

タグライン&ステートメント

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上記コンセプト、ビジョン、ミッション、スタイルを踏まえたステートメント(宣言文)です。以下、全文となります。

Feed Your Creativity.
チームの創造性を最大限に引き出し、
プロジェクトをゴールへと導く、一筋の煌めくパスを。

私たちボランチは、クリエイティブの力で
チームの力を最大限に引き出し、
プロジェクトをより確実に、
より魅力的な形でゴールへ導く、
ポリバレントクリエイティブカンパニーです。

クライアントやパートナーと一つのチームになり、
立場や肩書を越えて、同じゴールに向かって
有機的に連携することで、
そのチームでしか生み出すことのできない、
世界にたった一つだけのクリエイティブを創造します。

すべてはチームのために。
試合終了の笛が鳴るまで、私たちは
全心全力でフィールドを走り続けます。

事業領域について

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また事業領域についても、どう定めていくのがよいのか、迷っている部分があったのですが、改めて色々と整理しました。いずれどこかのタイミングで整理するかもしれませんが、今はブランディング、プロモーション、地域創生の3つとしています。

注力領域について

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また特に上記3事業の中でも、地域創生事業に今年は注力したいと思っています。そのため、今年から札幌での二拠点生活を行い、まずは札幌近郊(札幌、小樽、江別、岩見沢など)から活動を開始する予定です。コロナの影響で予定よりスタートが遅れる可能性はありそうですが、時間をかけて少しずつでもやっていきたいと思っています。また、他にも弘前や松本など北海道以外の地域でも活動をしていきたいと考えています。

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さらに、その地域創生事業の中でも、特に「教育」と「スポーツ」に力を入れていきたいと思っています。

なぜ教育なのか?

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短期的でなく長期的な地域活性のためには、定住者を増やすことがマストとなります。そんな定住者を増やすための施策の一つが「教育」だと考えています。

これまで地方では「地元の大学に入学して、そのまま地元で公務員になる、または地元の銀行に就職する」というキャリア形成がロールモデルとされてきました。が、すでにそんな時代はとっくの前に過ぎ去っており、かつAIやロボットなどのテクノロジーが発達した今、求められるものは「自分で考え、新しい価値を生み出せること」です。

それらを実現できる「クリエイティブ」について学べるようにすることが、これからの地方の教育には必要不可欠になると考えているため、クリエイティブ×教育という観点で自分にできることをやりたいと思っています。

なぜスポーツなのか?

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また教育同様、定住者を増やすためには、地域に紐付いた「熱狂」できるコンテンツが必要だと考えています。この「コンテンツ」は正直何でも良いと思っているのですが、その中でも日常的に開催することができ、かつ自分ゴト化しやすいのは、プロスポーツなのではないかと。

ヨーロッパのように、街に根付いたクラブをつくり、時代が変わっても応援し続けられる、住民の日常に浸透した一つの文化として昇華させることが出来ないかと考えています。

最近の活動

そんなこんなで、上記注力領域に沿った最近の活動をご紹介いたします。

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一つは弘前大学 人文社会科学部と共同で行う予定となっている調査実習です。今年1月に単発でゲスト講師をさせて頂いたことがきっかけで、改めて通年で調査実習のお手伝いをさせて頂くことになりました。アカデミックとクリエイティブの掛け合わせによって、何か新しい教育の形が作れないかなと思っています。

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こちらは2月末の札幌での緊急事態宣言を受けて、札幌在住の経営者3名によって立ち上がったオンライン出前授業「おうちdeまなび舎」です。ちょうど二拠点生活を行うため物件探しに札幌にいたタイミングで知人がFacebookにシェアしているのを見て、即講師として参加することを決意しました。

「自分の好きなものの広告をつくろう」というテーマで、全国の小学生たちに4コマでCMをつくるという内容の授業を行いました。自分が参加していた当初は3月末までの期間限定だったのですが、また再開されるとのことで、広報/PR領域でもお手伝いをさせて頂く予定です。

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以前、noteにも書かせて頂いたのですが、自分の地元である岩見沢市で、北海道教育大学岩見沢校の学生たちが中心となって、ねぶた祭り復活に向けた活動をしており、現在ブランディングや広報/宣伝周りの手伝いをしています。何かしらの形で地元に対しては還元していきたいなと思っていたところだったので、市や大学とも連携しながら、新しい祭りの形を創っていけたらなと思っています。

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そして最後に。本田圭佑さんが立ち上げたサッカークラブONE TOKYOに参加し、現在ロゴ担当者としてブランド開発のお手伝いを行っています。ONE TOKYOでの2ヶ月は自分の中でかなり新しい体験となっており、仕事の進め方など含め、考え方が日々アップデートされているのを実感しています。

ONE TOKYOについての話は、近いうちに別途noteにまとめようと思っているのですが、サッカーが好きな方、クラブ経営に携わりたい方、新しい考え方、生き方を身に付けたい方は参加して損はないと想います。是非、一緒に新しいチャレンジをしましょう!!

今期の目標

最後に、2期目となる今期の目標についてです。このコロナによる影響がいつまで続くか分からない状況下ではありますが、売上に関しては、少なくとも1期の赤字分も合わせてトントンにしていきたいなと思っています。

また実績に関しては、こういうタイミングだからこそ、広告系の仕事で話題になる、社会を元気づけられるような施策を世に出していけたらなと思っています。またそれとは別に地域創生のお仕事でも何かしらアウトプットを出していけるよう頑張ります。

あとは、昨年立ち上げた、エキスパート・コレクティブ「ファンタジスタ」としてのアウトプットも実現したいと思っています。まだぼやっとはしているのですが、頭の中にはやりたいことがうっすらと見えているので、うまく実現にこじつけたいなと。

ちなみに、こちらは自社プロダクトとか自社サービスの領域になるかもしれないなと思っており、そういう意味ではまだトライしたことない領域になるので、どうなるのかが楽しみだったりします。

また、直近だと、北海道と東京を繋ぐコミュニティ「リトルホッカイドウ」を立ち上げたりもしたのですが、こちらも自身としては初めての試みだったりするので、試行錯誤しながら形にしていければと思っています。

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さて、一年後はどんな世界になっているんだろう。無事に二周年を迎えられるように頑張りたいと思いますので、これからも引続き、よろしくお願いいたします。





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