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今までのnoteの振り返り(作品のイメージソングについて)

 noteの投稿を去年の11月から初めて今月で半年が経ちます。
 と、いうわけで今回は投稿してきた作品、またそのイメージソングについて振り返っていこうと思います。
(え、『ストックが無いからだろ』って? いや、そんなことは…)

 先月、Twitterでフォロワー(ほぼ脚本家志望)さんたちに、こんな質問をしてみました。

 選択肢は、「音楽を聴く」・「音楽は聴かない」・「時と場合による」の三つです。投票時間は一日で設定しました。
 そして、投票の結果は……

 総票数27! そのうち半数が音楽を聴かず、聴くのは3割ぐらいでした。時と場合が、2割ほどですね。
 「勉強の時に音楽を聴くか?」と同じで、集中したい時には無音か、生活音のみがいい人が多いようです。

 ちなみに私は、音楽を聴きながらじゃないと話は書けないです。音楽を聴くこと趣味ですし、また執筆モードへ切り替えになっているのもありますが、イメージソングを決めることで書いている話にさらに没入できるからです。
 そこでふと、noteに投稿した作品にも(私が勝手に決めた)イメージソングがあることを思い出しました。
 なので今回は備忘録がてら、覚えている範囲で作品のイメージソングを記していこうと思います

※注意
 元々ないもの、忘れたものは紹介いたしません。短いショートショートは、ほぼありません。そしてこれは私個人が勝手に決めたイメソンです。
 長くなりますので、見出しをつけました。よろしくお願いいたします。

作品とイメージソング一覧

『心海探査艇ふろいと』

 こちらはYomeba!で募集していたショートショートの賞で入選し、光文社文庫より発売中の『ショートショートの宝箱V」に収録されている作品です。
↓詳しくはこちら

 心の中にある海──「心海」。そしてそんな海の奥深くに潜る話であるこの話のイメージソングは……。

 n-bunaさんの『ウミユリ海底譚』と、ゆうゆさんの『深海少女』です。
 如何せん作者の青春がボーカロイド全盛期に来たもので、イメージソングはボカロ曲が多いです。
 この作品は珍しくイメージソングが二曲。『ウミユリ海底譚』は作品のイメージソングで、『深海少女』は主人公の柊が助ける患者である加奈ちゃんのイメージソングですね。

『文字が降る街』

 続いてはエブリスタに投稿し、コンテスト「降り積もる」で大賞を取った作品。
↓あらすじ&リンクはこちら。

 タイトルの通り、文字が絶えず降る街が舞台であるこの作品は……。

 月詠みさんの『絶対零度』です。
 作中では文字のことを「雪」と呼び、テーマの「降り積もる」にちなんで。
 また冒頭の歌詞にある「凍てついた心象に昏れない何かをくれ」……降ってくる文字で愛する人へメッセージカードを作る内容に会っている気がして、この曲となりました。


『タルト・タタン』

 次は苦くなるほど砂糖を煮詰めて作るカラメルのような恋愛模様を描いた『タルト・タタン』。
↓作品の全文はこちら。

  お菓子の名前がタイトルのこの作品のイメージソングは……。

  syudouさんの『キュートなカノジョ』です。
 歌詞にもあるように、「困っちまう程にキュートなカノジョ」。そんな彼女に翻弄される彼氏である主人公……内容にも一致するためにイメージソングに。
 『タルト・タタン』を執筆後、彼氏視点の曲──『カレシのジュード』も出ました。
(タルト・タタンを執筆したのは、実は去年の冬です)

 もしこの曲が投稿前に出ていたら、主人公のイメージソングになってましたね。

『猫の舌で舐める』

 こちらもエブリスタに投稿中の『猫の舌で舐める』。仕事で疲れたOLが路地裏にひっそりと建つ猫カフェ「猫の舌亭」に通う話。
 ↓あらすじ&リンクはこちら。

 仕事に、人生に疲れ、愛を求める主人公の美耶。猫たちに癒されつつも、心の空虚を埋めようと欲張った彼女に待ち受ける運命は──。
 そして、そんなこの作品のイメージソングは……(理由に少しネタバレあり)。

  DECO*27さんの『パラサイト』を、天月さんがCoverしたバージョンですね。
 一度優しくされて、愛を知ってしまうと貪欲に相手に求めてしまうところが作品の内容や雰囲気とあっていたので、この曲に。サスペンスが好きなせいか、健全ではない男女の話が好きな作者です。

『箱庭の心』

 ショートショートではなく、短編小説である本作。そのため前後作で投稿してます。
↓作品の全文はこちら。

 精神医療の一つである「箱庭療法」に仮想現実が利用されるようになった近未来。そこで患者の箱庭の診断をする臨床心理士を主人公としたSF作品のイメージソングは……。

 再び、月詠みさんの『こんな命がなければ』です。
 作品のイメージソングと言うより、患者と同じく心に傷を抱えながらも深層心理と向き合う主人公・藤堂のイメージソングかもしれませんね。
 月詠みさんの歌は、心に傷を抱えた人の心情を歌った曲が多いのでよく採用されます。 

『エゴイストの一生』

 またもやエブリスタに投稿中の本作。100年後の日本を舞台にした近未来SFですね。
↓あらすじ&リンクはこちら。

 過去の自分を呼びだし、自叙伝を作成するこの作品のイメージソングは……(理由については、かなりのネタバレになりますので嫌な方は読んでから見てください)

 sasakura.UKさんの『化孵化』です。
 これはその原曲で歌っている可不と、花譜がデュエットしたバージョンですね。
 可不という人間ではない存在が歌っており、曲調の雰囲気と作中でも出てくるピアノが使用されている点。そして母のために生き、ただ親から愛されたかった主人公の心情に一致したので、採用。

『額縁の中の真実』

 はめ殺しの窓「ピクチャーウインドウ」と、その窓に嵌める不思議な額縁を巡るお話。
↓作品の全文はこちら。

 人気作家である主人公と、そんな主人公を支える姉。そんなこの作品のイメージソングは……(またもや、理由がネタバレです。嫌な方は作品を読んでからで、お願い致します)

 酸欠少女さユりさんの『かみさま』です。
 こちらはドラマのオープニングテーマでしたが、採用。私は高校時代からさユりさんのファンでして……。
 さて主人公の作品に心酔し、弟である主人公を神格化している姉の心情に合うため、この曲にいたしました。弟と作品のためなら、何でもする姉の一種の狂気的な愛にも。

『「本の虫」の答え』

 別のショートショート「本の虫、募集中!」を加筆修正し、エブリスタに投稿した本作。
↓あらすじ&リンクはこちら。

 本を読むのが大好きな主人公は、「本の虫」として働くことに。そんな本作のイメージソングは……。

 柊マグネタイトさんの「マーシャル・マキシマイザー」で、また原曲で歌っている可不と花譜がデュエットしたバージョンですね。
 「マキシマイザー」は、心理学で「追求者」と言う意味があるらしいです。作中で出てくる「本の虫」である主人公たちも、「本が存在する理由」を追求するので、この曲に。
 あとは久しぶりに明るい話なので、明るい曲を聴きながら書きたかったのもあります。

次回作のイメージソングは……

 noteに公開する(リンクを貼る)予定の次回作の話のイメージソングも書いておきますね。

  次は柊キライさんの『オートファジー』で、島爺/SymaGさんが歌ったバージョンですね。

 大好きな江戸川乱歩にちなんだ話なので、少し狂った感じの曲である『オートファジー』を採用いたしました。

 さらに次に上げる予定の作品のイメージソングは、花譜×羽生まゐごの『わたしの線香』です。

 歌詞にもある「わたしの線香あげて」や、「偶(たま)には参りに来てね」とあるように、死者と生者との話の予定なのでこの曲を採用。

公開をお楽しみに!

終わりに

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
 イメージソングをつけるようになったのは最近のため古い作品にはございませんでしが……当時の好みの曲や自分の作風を思い返せて楽しかったです(『忌み人形と踊る』は、どうしても思い出せなかった)。
 次は一年の節目に、また振り返りをしようと思います。

 今度も何卒よろしくお願い申し上げます!


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