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【読書】チームX(著者:木下勝寿)から学ぶ、組織作り

こんにちは。株式会社LifeLab代表取締役の志賀香織です。
今日読んだ本から学んだことのメモです。
読書から学ぶことって本当に多いですよね✨

本日手に取ったのは、『チームX(著者:木下勝寿)』。

経営をしていく上で、チーム作り(組織作り、チームビルディングと言われるもの)は最重要です。
組織は人でできています。
私も最強の組織を作るべく、毎日挑戦しています✨

私は、今10ほどの事業やプロジェクトを抱えています。
それぞれに、責任者として数字を創りますと手を上げてくれる頼もしい仲間がいて、本当にありがたい限りです。
立ち上げフェーズや拡張フェーズで私ががっつり入っているものから、本当に頼りになる仲間に任させてもらっているものもあります。
この状況をつくりだせたのは、間違いなく組織作りの肝をメンターから学んできたからです。
今、事業も組織も拡張し続けていて、本当に充実しています。
やりたいことが溢れていて、時間と人材がもっとほしい〜〜〜!!笑

人を育てるとは

スイミングスクールやピアノなどの習い事ではコーチや先生が、学生の部活の時は先輩や監督が、リクルートの営業ではOJTの先輩が、できるようになるためにたくさん教えてくれました。
独立を志したときも同じようにメンターに自分からお願いし、学びながら成果にしてきました。
そして、今は当時の私のようにこれから独立に向けて努力したいと向上心のある仲間に、私がやってきたことを教えています。

人に教える
=ノウハウを伝えておしまいではなく、それを伝えた上で相手にやらせてみて、間違っているところを修正し、再度やらせてみることを繰り返していくのが王道

複数のプロジェクトを一気に立ち上げていく時に、ぶつかった壁がありました。
プロジェクトの立ち上げに時間とエネルギーを全力で突っ込んでいた時期です。
プロジェクトを立ち上げるプレイヤーとして現場を最前線で走るのと同時に、指導者として仲間に教える時間の限界を感じていました。
全員に細かく教えたい気持ちはあるが、物理的に1人1人に丁寧に接するだけの時間をつくるのが困難な状況でした。
よくいえば「自主性に任せる」悪く言えば「放置」という状態と本書に書かれていましたが、まさにそんな状況を作り出していました。

人をきっちり育て上げないまま現場に配置したことで、現場の先輩メンバーたちがその指導にあけくれ、自らの業務ができない悪循環が起こる。
採用後、体系だった教育を受けていない新人には、妙な自己流が確立されてしまった。
合間に研修をしても、自己流が邪魔し、学ぶべきことがすんなり入らない。
そして、うまく行かないと辞めていく。

実際に私の組織でも、スキルの高いメンバーが入ったとしても、体系だった教育体制が整っていなかったり、うまく噛み合わずに去っていった仲間が何人もいます。
そこから謙虚に学び、自分の器を広げてきました。

現状と理想を可視化し、集中すべき2割を明確にする

やってきてよかったことは、自分の現状と理想とやることを可視化することです。

私は、頭の中に少しでも雑音がでるとやることがあります。
①ノートとペンを取り出して、各事業やプロジェクトの現状を紙に書く
②各事業やプロジェクトを、それぞれいつまでにどうするのか理想や目標を描く
③それぞれの達成のためにやることを書く
④それぞれの責任者やバディを書く
⑤自分のリソースを使うところを決める

上記をやると、とても頭が整理されます。
現状と理想を把握し、それを埋める作業と誰がやるのが適切かを明確にします。
必要な人とコミュニケーションをとって任せるものは任せて、あとは自分がやるべきことに集中するだけです。
このとき、責任者やバディの存在が、物事をスケールするにあたり本当に貴重な存在であることを認識し、いつも感謝しかありません✨
自分の大事な事業を任せられる人はなかなか見つかりません。
みんな本当にいつもありがとう!

整理しながら、どこかのタイミングで気づきました。
指導者として仲間に教えられるのは自分しかいない。
指導は、自分の重要な2割の仕事であると認識しました。
今も完璧とは言えませんが、限られた時間の中で1人1人の状況を正確に把握することに努め、適切なアドバイスができるように努力しています。

組織は風土が大事。伸びるかどうかは空気で決まる!

組織が伸びるかどうかは空気で決まる

独立に向けて準備する中で、
組織が伸びるかどうかは空気で決まる
と教えてもらいました。

業績が伸び悩むチームは暗い、うまくいっているところは明るい。
ポイントは、
うまくいっているから明るいのではない、
明るいからうまくいっているんだ

と教えてもらいました。

リクルートで仕事をしているときも、どこか辛気臭いチームと、活気のあるチームに属したことがあり、それぞれのチームが作り出した成果は一目瞭然。チームの空気や雰囲気が成果を作る上で非常に重要であることを体感した記憶があります。

監督、キャプテン、エースの役割

やったことがないものに取り組むとき、人は億劫になる
別のやり方で成功体験があればあるほどなおさら
自ら動かない風土から、率先して動く風土に変える必要がある
風土はリーダー1人で作れるものではない
リーダーについてくるフォロワーがいて初めて風土が生まれる

今、私のチームは、リーダーがたくさんいます。
誰か空気をつくってくれよ、ではなく自分達で率先して盛り上げようとしているリーダーがたくさんいるのが誇りです。明るいところに人が集まります。

本書にも、監督、キャプテン、エースについて話がありました。
監督が方向性を示し、
キャプテンが率先して監督の意図を流しチームに浸透させ、
エースが突き抜けた成果を作る。

私は学んでいる身として、キャプテンとエースでいようと心掛けてきました。そして、今は私を監督として、キャプテンとエースの役割をとってくれる仲間がいます。
自分がチームの中で何をしたら最大限の成果になるかを考えて動ける人が増えると、力のある誰かに頼る重い空気ではなく、一人一人が自立した前進するチームになるのだと思っています。

ひな鳥には、これまでの基準ではなく、成果を作るために必要な基準を

最近入った仲間が、新しい基準を作ってくれています。
ひな鳥のごとく、目の前のうまくいっているリーダーを見て真似し、吸収していく姿が頼もしいです。
これまでの基準ではなく、成果を作るために必要な基準を伝え、それを達成するように伴走しています。
彼らは、初めて与えられた数字に、こういうもんなんだ!と素直に取り組み、達成に向けて一生懸命走り、新たな基準や文化をつくっています。
先入観がないのは本当にパワフルで、私も学びだらけです。
そして、入ったばかりの仲間が一気に達成していく姿を見て、これまでいた仲間も「あれ?できるんじゃん?」と前提が張り変わり、挑戦して達成する人が増えました。

「偉大なる素人」
先入観がないが故に成し遂げられることも多い。今までにないまったく新しいものを生み出す時やイノベーションを起こすときは、経験がなく先入観がない人から始める方がいい。
先入観のある人とあえて物理的に距離を置くことで、既存のものから影響を受けない環境をつくることが大切。

目標達成する人

みなさんは、目標を決めた時に達成する人ですか?達成しないときはありますか?

まずは目的が大事

目標達成するときに必ず必要なのは、目的です。
求めているものを実現するために人は目標設定をします。

それから、具体的にどうやって達成するかの話に移ります。
時々、「なぜそれをやるのか」の部分が抜け落ちているのに、「どうやったらそうなれるのか」を議論する方がいます。
それでは、実際にやることとゴールがつながっていない状況が生まれ、パワーレスで、ただの作業になってしまう恐れがあります。
成果は、作業の積み重ねではありますが、作業に想いがのっていることが前提です。

目標達成を必ずする人について本書から学んだことをシェアします。

成果=スキル×思考アルゴリズム(考え方の癖)
目標に対して達成できたりできなかったりする人と、毎回必ず達成する人では、全く違う思考アルゴリズムが働いている。
目標達成するには、スキル以前に目標達成するための戦略・戦術を立てておく必要がある。
達成できたりできなかったりする人はプランA次第で、うまくいかなかったら未達。
それは、戦略ではなくギャンブル。
達成する人の「必ずやる」は、Aが失敗するケースを想定して、作戦Bも同時並行で動いておく。
一つの作戦が失敗してから新しい作戦を考えても間に合わないので常に100%用意しておく。

進捗状況を細かく確認しながらこのままでは達成できないとわかったらすぐに今取り掛かっている業務をやめ、戦略の練り直しを行う。
多くの人は、取り掛かっている業務を辞めずに続きをやってしまう。

思考と行動はポジティブに、計画はネガティブに

私も現場で仲間と会話する時に、必達するための戦略を聞きます。
それがAプランだけだった場合、驚愕します。
なんてポジティブなんだ、、!笑
AがだめでもB、BがだめでもC、CがだめでもD、、、
あらゆるケースを想定し、全てのプランを同時並行に走らせる。
目標達成の基礎基本です。
思考と行動はポジティブに、計画はネガティブに立てるのが大事ですね♪

ビジネスはよい戦略とブレずに実行する力があれば必ず成功するとありましたが、本当にそうだと思います。

作戦は地図

作戦は地図
ほとんどのメンバーは見事なほど当初たてた作戦と違う動きをする。

上記を読んで、私もドキッとしました。
その場の状況を見て戦略を変えることは大事だと思います。
ただ、戦略を立てる時点で、100%これやれば達成できると断言できるものだったのか?もっとできることはなかったか?と思うと、勢いで走り始めることが多かったように感じました。
作戦は地図だと明言できるほどに、毎月の目標設定、年間の目標設定、そこからどうやったら必ず目標達成できるかの戦略をしっかり立てます。

これからも長く繁栄していくために

起業して10年後に残っている確率は6%、20年後にのとっている確率は0.3%
残っている会社は普通ではない何かがある。
ミッション、ビジョン、バリューを見直し、 
自分達の会社という当事者意識を持つことが大事。

教科書を使って勉強する人と、教科書自体を作る人の違い、
新商品を作るための情報と出来上がった商品情報の差は、10倍くらいある

今まさに、ある事業が、ミッション・ビジョン・バリューを見直して再構築していく時期です。
先日、先輩経営者の方に仲間と共にMTGの時間をもらい、事業への想いや工夫についてたくさん質問させてもらいました。
想いが詰まっていて、たくさん勉強されて、たくさん仲間と試行錯誤されてきたことが伝わってきて感動しました。
まさに0からの立ち上げ。
そのMTGの時間を経て、今までどこか役割で動いていた仲間が、自分の事業という観点を持ち始め、視座を上げようと努力する人が増えたように感じます。

・当事者意識を持つこと
・できあがっているものを理解することと、0からつくることは大きく違う

この大切さを体感をもって学びました。


今日はここまで。
本を読みながら、やってきたことが整理され、今の自分に必要なヒントをたくさん得ました。
最強のチームと事業を作るために、引き続き走ります!
いつも最後までお読みくださりありがとうございます♪

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