『殯』
今は全てが偽りにしか見えないから
心を塞ぐ雪は君を愛することすら許さず
いつの間にか死んだ季節に想いを埋める
もう帰れない優しい夜は遠く遠く
今は全てが偽りにしか見えないから
右手に咎を 左手にあがないを
誰も教えてくれない
何も変わってくれない
この声は灰になるしかないのだと
抱き締めるものを求めた宵
今は全てが偽りにしか見えないから
重ならない命の吐息
探してるものが何かもわからない
それでも探さなければならないことだけは確かで
窓の向こうの雪の果て
何を残せるかな?君に
今は全てが偽りにしか見えないけれど
この傷が死ぬまでは
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