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コロナ禍「まん延防止等重点措置」でやって欲しい幾つかのこと。



6日夕刻、いつもの天気予報士が画面で謝っていた。彼らが予想し得なかった、しっかりと雨の降った神戸である。天気予報でもそれなのに、緊急事態宣言解除からまん延防止等重点措置になっても営業時間短縮要請は続き、終わりの時間も逆戻りした。まぁ予報士でなくても想定はしていたけれど。

皮肉なものだ。兵庫県や神戸の名がニュースで頻繁に聞かれるようになる。観光や独自の施策ではなく、注目されたのは増え続ける変異株感染者数だった。ともかくこの状況に、昼夜気の緩みを見せずに過ごすしかない。

ただ、である。

これまで何度も書いてきた通り、昨年からのコロナ禍で我々酒場(バー)は飲食店に含まれていないことを初めて知った。飲食店と遊興施設。食事をメインにするかそうでないかだと当初は割り切っていたがそうではなかった。

深夜以降にも開いている店か、それまでに閉める店。

概ねその基準で進められた。前者を「夜の街」「接待を伴う店」とし、のちに「接待」が「接客」に変えられたりもしたが、今も尚、「接触」とは表されないままで、イマイチ遊興施設=酒場とは自覚できていない。いずれにせよ、やはり0時も過ぎれば酔いも回り意識も遠のいていくもので、人が集い、騒ぎ、タガが外れる様が相対的に多くなる「飲食事業者」と程よくまとめられたわけだ。しかしそれはあまりに曖昧が過ぎた。(下に続く)

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そうして責められる立場となる飲食事業者だったが、協力金の設定があるだけ何の補償もされない業種業態に比べれば、助けられているのも事実である。ただそれにしても、店の『規模』までは考慮されていなかった。

ようやく今回から売上額による設定が成された部分もあるが、店はそれぞれに事情が異なる。「確定申告(納税額)」「従業員数(個人か中小企業・大企業か)」「家賃(ランニングコストの大小)」「業態(接客の仕方)」「客層(賑やかか静かか、個人か団体が多いのか)」「お客との関わり方(店主は言いなりになるか注意できるか)」など、明らかに違うのだ。

ならば、店主が自らする簡単なチェックで認定シールをダウンロードするなんてものではなく、山梨県が独自にコロナを封じ込めたように、行政主導の30〜50項目ものチェック(無論感染症対策徹底もクリアを条件)を堂々と受け、協力金の設定と共に、店によっての「営業時間」を決めることはできないのだろうか?兵庫県は来月5日まで「まん延防止等重点措置区域への店舗見回り強化」を調査員に託している。対策していないと取締るだけでなく「ちゃんとやっている」店の判断も委ねたい。飲食店にも遊興施設にも。

ただ、そうは言ってもこの部分だけは間違ってはいけない。

『今は感染者を抑えること』

それを踏まえた上で、これまでを壊さなぬよう安心の店に備えよう。


※細かい違いはあるものの、僕の考え方は1月に書いた時点と同じ↓


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加納町 志賀/志賀敏哉
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