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石原さとみの仕事論を、今すぐビジネスに生かすべきだ!と思った話

お正月の昼間に、
石原さとみのすっぴん旅inスペインという番組をやっていた。

ものすごく天真爛漫でサバサバした彼女の魅力が余すことなく表現され、
それだけでも彼女のファンになってしまったのだけど。
特に、何度も巻き戻して繰り返し見たところがある。

レストランで食事の後、10年後について尋ねられた彼女。

石原「仕事はしていたいかな」
スタッフ「それは女優の仕事ですか?」
石原「今とは違ってていいと思ってる」
という会話から始まった、彼女の意外(とも思える)仕事観。

「私いつも思うんだけど、
『目的・目標・経験過程』って三つに分けるの…」

目の前で両手で大きく三角を描きながら早口で話し始める。
その振る舞いがもう、この人普通に大企業に勤務してたとしても
相当な成果をあげられる人だな…というくらい明快で驚いた。

きっと自分の中で何度も反芻して、
この考え方が自分の軸として確立しているからこそ
こんなにすらすらと話せるんだろうなと思う。

あまりに素晴らし過ぎて、
深夜に観ていたのだけどがっつり胸に刻まれて眠れなくなった。

以下、備忘録的に、ほぼ完璧に書き起こしました。笑

ここ(ピラミッドの三等分した1番上)『目的』
一生かけて成し遂げたいこと


ここ(ピラミッドの2番目)『目標』
そのためにはどうしたらいいか

で、それ(2番目)をやるために、どうしたらいいか(3番目)

ていうのを三つに分けて物事考えてて、

で私、ここ(1番目)は…(2秒ほど間が空いて)『励まし』
人を励ませる人間になりたい。それは近くの人も、遠くの人も。

そのために影響力のある女優業という仕事(2番目)についたら
この目的(1番目)を成し遂げられるかもしれない。

だからこの仕事はスゴク素晴らしいんだと思う。

そのためには活躍していなきゃいけない。
名前を広めなきゃいけない。(3番目)

影響力があって人を多く励ませる人間に
女優以外でなれるのであれば、
お芝居が本当に必要かどうかもわからない
し、
女優業をやってきたからこそできるものというのが
派生としてあるだろうから、
女優業には固執していないかも。しがみつく感じは…

(ここ、全精力を集結して文字起こししたので、口調も一語一句完璧に再現できてるかと。笑)

こんな風に、明確に自分が働くこと生きることについて
初対面のひと(現場ではスタッフ、番組では視聴者)に
目的や目標を順を追って明示できるなんて
どんだけ聡明だ!って思わされた。

しかし浮き沈みの激しい芸能の世界で生きていくには
多かれ少なかれそういう明確な軸を多くの人が仮に持っていたとしても
ここまで名言してしまうのは、タレントイメージから
許されないことが多いと想像がつく。

番組では他の場面で、憧れていたラジオ番組をやっていたけど
当時は本人としては納得できる結果ではなかったことに、
「(当時は)清純派で売ってたから…」と振り返るシーンがあった。
スタッフが慌てて「ここ使えませんね…笑」と言うと
「全然平気」と言ってのける。

長らく「清純派で売っている」から
本音を出すことを許されずに苦しんだのだろうなと
そんな葛藤が垣間見えた気がした。

だからこそ、発言力を得た(?)今は、
本当の自分で勝負したいのだと言う覚悟すら感じた。

新年早々いい話が聞けた。

は〜!!石原さとみは、かわいいだけじゃないんだぜ!!!


(ここから2021.05.30追記)
現在、Amazon Prime Videoでこの『石原さとみのすっぴん旅inスペイン』がPrime会員は無料で見られます!

今(2021年4月クール)放送中のドラマ『恋はDeepに』で、また数字が取れないだのどうだのと一部では言われていますが、彼女のプロ意識は本当にすごいんだぞ…と、この時のコメントを思い出すのでした。

もしもサポートいただけましたら、私もまた他のどなたかをサポートしてサポートの数珠つなぎをしていく所存です!!