(Vol.1) - D2Cとは?
今回は、ここ数年で耳にすることが多くなった "D2C" についてお話ししていきます!
D2Cについてどのくらい知っているでしょうか?
最近ではNIKEなどのトップブランドも取り入れていたり、D2Cの仕組みは益々注目を浴びつつあります。特にアパレルやコスメブランドを中心に広がりを見せているようです。
まずは、D2Cの仕組みをきちんと理解し、次回からはD2Cとして成功しているブランドを紹介し、成功のカギを探りたいと思います🗝
D2Cとは
D2Cとは、「Direct to Consumer」の略で、”消費者に商品を直接販売する仕組み”のことを指します。すなわち、自社で企画・製造した商品を、ECサイトなどで販売するモデルのことです。
これまで商品は制作から販売までの間にさまざまな業者が間に入っているのが主流とされていましたが、D2Cは間に業者を挟まず、自社で全ての作業を行います。このビジネスモデルは、特別新しいというわけではありませんが、ITの発達により、より簡単に行えるようになったことにより注目を浴びるようになりました。
その他のビジネスモデルとの違い
さらっと、D2Cと比較されるビジネスモデルも確認しておきます!
ODM(Original Design Manufacturing)
企画~生産のすべてを外部委託するビジネスモデル。
(例)FOREVER 21
OEM(Original Equipment Manufacturing)
依頼された製品を生産製造するビジネスモデル。
(例)Apple社、コンビニのPBブランド
SPA(Speciality store retailer of Private label Apparel)
自社で企画~生産まで一貫して行い、商品を直営の実店舗で販売するビジネスモデル。
(例)ユニクロ、GAP、無印良品、H&M
これらのビジネスモデルとD2Cの在り方の違いを分かりやすく図解でも見ていきましょう👇
D2Cで成功されているFABRIC TOKYOのHPに掲載されていましたので拝借しました。やはり図解は頭の整理に便利ですね...🤔
(参照:FABRIC TOKYO)
D2Cのメリット
なぜ多くのブランドがD2Cという手法を取るのか?
そのメリットを紐解いていきます🤓
●コスト削減
仲介業者や実店舗に費用がかからない分、商品の価格を下げたり、商品やマーケティング施策を改善したりすることが可能です。
高品質・低価格が実現でき、消費者にとっても嬉しい限りです。
●顧客データの収集とスピーディな活用
自社のECサイトを通じて顧客データを独自に収集できます。サイトの滞在時間や離脱率などのデータを直接収集できるので、スピーディにマーケティング施策に反映できます。
●効果的なブランディング
実店舗と異なる点は、WEBサイトのほうがよりブランドの想いやストーリーを言葉やグラフィックなどで伝えやすいことです。また、SNSのシェア拡散機能で口コミが広がりやすく、さらにコメントやムービーで直接的なコミュニケーションまで可能にし、コアなファンを集めやすくなっています。
私は、この"ブランディング"こそが、近年のスタートアップの成功のキモではないかと感じています。
まとめ
ITの発達もあり、誰でも実行可能なビジネスモデルとして確立されつつあります。革新的な技術やサービスをいち早く取り入れ、時代の流れを読み取ることで柔軟に対応できることが、今後のD2Cの成功の鍵になるのではないでしょうか。
商品を通してつくられるSNSなどの新しいコミュニティの場も興味深く感じています。
では次回からは、D2Cで成功した企業・ブランドを紹介し、成功の秘密を見つけていきたいと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました☺️
いつもご購読ありがとうございます☺️