短歌 2023年5月自選五首
お立ち寄り頂きありがとうございます。
さてさて、五月も過ぎて行きまして、自選五首のタイミングがやって参りました。
五月は怒涛のように短歌を詠んでいて、百首を超えていました(あまり質は伴っていませんが、楽しかったのでそれでOKです)。
一番のお気に入りは、投稿したためにここでは発表できないものだったり、何となくネットプリントのものは外したりで、自選五首と名乗りつつ、本来の意味での純粋な自選五首ではありません。それでも参ります。
朝顔の蔓を支柱にそっと寄せあとは信じて離す指先(うたの日「柱」)
太陽に空を委ねるその前に月が見守る世界は謐か(うたの日「自由詠」)
重やかに広がる雲の先に立ちペトリコールは痛みとともに
絵の中に閉じ込めておく君のその存在の色、心のかたち
なみだすら流れなかった星たちがあんなにながれていたあの夜に(suiu いちごつみ)
朝顔の歌は、うたの日にて初めて、秀歌を獲得しました。薔薇を頂けたものです。とても記念になりました。
自由詠のものも、前回の自由詠より戸惑わずに詠めました。早朝に感じた「静謐」のイメージを言語化したくて頑張りました。
ペトリコールは、使ってみたかっただけです。病院の待合で考えていました。
絵の中に閉じ込めるのは、RIUM様のお題のもので、モナ・リザ的なイラストからでした。
suiu様にて短歌をちまちまとまとめていますが、そこで初めて「いちごつみ」に参加してみたものもお気に入りです。
一番お気に入りのものは、NHK短歌に投稿しました。いつかテキストに掲載される日を夢見て、続けていきたいと思っています。……道は遠そうですね。
旬杯に関連した企画に参加した短歌もお気に入りなのですが、五首に収まらなくなるなと思って泣く泣く省きました。開幕に向けてのアップが始まっています。夏っぽい歌……!
以上、五月の自選五首でした。
お読み頂き、どうもありがとうございました。