「青と水色の歌」 ひとくちメモ
お立ち寄り頂きありがとうございます。本日二度目の更新でうるさくしていてすみません。
今回は、四月八日現在配信中の短歌のネットプリント「青と水色の歌」のことを、少し解説というか、語ってみたいと思います。
「青と水色の歌」は、七種類の青や水色の名前を使って詠んだ短歌をまとめたものです。
それぞれの短歌に使った青や水色のことを、私なりに語ることで解説めいたものとしてみます。
それでは参ります。
一首目:み空色(みそらいろ)
この「み空」というのは「空」の美称のことで、漢字で書くと「御空」だそうです。
晴れた日の、ほんの少しだけ青紫を帯びたような空の色をしています。
空は毎日晴れているわけではないのですが、いつだって必ず私たちの上にあります。そんな空の色に籠めた思いを詠んだのが、一首目の歌です。
二首目:セルリアンブルー
最初に知ったのは、絵の具の色の名前だったと記憶しています。
鮮やかでいながら、私には少しだけ切なく思われもする、緑も感じられる青です。
私なりの解釈を踏まえて詠んだのが、二首目の歌です。
三首目:ゼニスブルー
ゼニスというのは「天頂」という意味で、この単語を知ったのは「みちびき(準天頂衛星システム)」を取り上げたNHKのラジオの英語教材でした。
この色も少し紫がかっていて、透き通るような空の色に思います。
いちばん上からいつも寄り添ってくれる空への思いを、三首目に詠みました。
四首目:勿忘草色(わすれなぐさいろ)
ワスレナグサはとても好きな花です。その花の名を冠したこの色も好きです。明るい青なのですが、明るい中にも切なさを秘めた色が、私はとても好みなのだと思います。
そんな色が心の底に眠っているものとして、四首目を詠みました。
五首目:パウダーブルー
淡くて優しくて、やはり切ない色です。私は青や水色に、切なさを強く見出しがちですね。
この色にもほんのりと紫を感じます。
儚さを連想して詠んだのが、五首目の歌です。
六首目:セレストブルー
天空の青で、私はこの名前を持つ色鉛筆をとても好んでいます。
明るくて清らかな空の色です。
空の色にも色々ありますが、セレストブルーには淡いながらも揺るぎないものを感じます。そんな思いを乗せて、六首目を詠みました。
七首目:ラピスラズリ
宝石の色です。今回の七色の中では一番濃いですかね。深みのある青も好きです。
小学生の頃、どういう分類かは未だに解らないのですが、私の誕生石は「オレンジカルサイト」「ブルーレース」そして「ラピスラズリ」なのだと教えて頂いたことがあります。ラピスラズリの青色に魅せられた瞬間でした。
そこからインスピレーションを得て詠んだものを、締めの歌としました。
以上が解説というかメモです。
ちなみにこんな色たちです。
よろしければ、コンビニプリント代(セブンは40円、ローソンやファミマは30円)がかかりますが、プリントしてみて頂けたら嬉しいです。L版なので文字が小さいのが難点です、ごめんなさい。
配信案内はこちらです(前回の「春の花の歌」七首も再配信しています)。
ネットプリント「青と水色の歌」のメモでした。
最後までお読み頂き、どうもありがとうございました。
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