「少し背伸びをして、その先の世界を見よう」
タイトルの言葉は私が主催する指輪の制作・販売ブランド「指月博物館(しづきはくぶつかん」のコンセプトです。この言葉には、2つの視点を含んでいます。
ひとつめの視点、それは指輪をつける人です。
指輪をつける時ってどんな時ですか?
オシャレしたい時、頑張りたい時、気分を変えたい時、勇気を出したい時、一歩踏み出したい時、色々あると思います。少し楽しくなったり、自信がついたり、前向きなことが多いと思います。
服に比べると必ずしも目立つとは限らない指輪は、人に見られるためではなく、自分に向けてつけるのではないでしょうか。
もうひとつの視点、それは指輪に込めたストーリーを読んだ人です。
指輪のオーダーをいただいた方の、指輪を作る理由や思いをストーリーにしてこのnoteで公開しています。十人十色それぞれ違います。ひとつひとつに大切なストーリーがあります。
どれひとつ同じ人生なんてないんです。でも人間とは不思議なもので、たくさんのストーリーに共感もできるんです。その時に願わくば少し気がついていただきたいことは、「自分も自由であり、個性的であり、誰かと同じでなくてもいいんだ」ということです。
ひとつめとふたつめ、視点は違えどその先にあるものは同じと思っています。
それは、指輪をつけた時、
そのストーリーに共感し自由を感じた時、
その次の瞬間から見える世界が、今までとは違う新しい世界だということです。
小さな指輪ひとつが、少しの背伸びであって、それで世界の感じ方が変わるきっかけになれば、私はうれしいです。