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香港の「出前一丁」を食べる

こんにちは、黒チャです。

突然ですが、皆さんは「出前一丁」というインスタントラーメンをご存知ですか。あの日清が出しているインスタントラーメンです。おかもちを持ってる少年のレトロなイラストの描かれたアレです。
赤いパッケージでしょうゆ味一本勝負のイメージが強い「出前一丁」ですが、海を跨いで香港では様々なフレーバーを展開してブイブイ言わせているそうです。そんなことある? そんなこんなで今回は香港の「出前一丁」を食べました。


本当にいろんな味がある

比較のため、まずは日本の日清食品のサイトより「出前一丁」のページをご覧ください。

し、シンプル〜。
一応この記事を書いている時点では、『発売55周年記念商品は "食べてみたい香港の味!"』と称し逆輸入という形で香港で販売されているフレーバーを販売しているようです。ほどほどの文字サイズで『香港の即席めんブランド売上No.1!!』と書かれています。

次に香港日清食品より、「出前一丁」のページです。

マジでいろいろある。
お馴染みのしょうゆ味から五香牛肉味、おそらく辛いであろう香辣麻油味、果ては一周回って九州とんこつ味などもあります。なんで? 味もそうですが販売形態もバリエーションが多いですね。というか販売ブランド一覧のページを見ても一番上に掲載されているので、本当に主力商品のようです。別に嘘だとは思わないけど、この素朴な少年の顔が海の向こうで幅を利かせているのだいぶ不思議です。


実際に食べてみる

縁あって香港土産として「出前一丁」を何個かいただきました。今回食べたのは五香牛肉味。名前的に五香粉の香りがする牛肉麺って感じでしょうか。

写メを絵におこしたやつ。普通に写真を加工すればよかった……。
よ、読めるぞ……!(読めないけど)

海外の全く知らないブランドだと、インスタント麺のお作法にも意外とバリエーションがあってちょっとまごついたりするイメージがあるのですが、その点は全く心配いりません。私の知っているインスタント麺です。

悲しいかな、具材として追加したのは牛ではなく豚です

肝心の味は、思ったよりずっと普通!
こう言ってしまうと語弊があるかと思うのですが、本当に素直に美味しいのです。では何が問題かと言うと、ちゃんと日清のラーメンであるが故に海外の食品を食べている感が一ミリもないのです。かろうじて五香粉の香りはしますが謎にどぎつい八角の香りとかではなくちゃんとバランスのとれた味。つまりは真っ当に美味しいのです。いや、とても良いことなのですが海外土産のドキドキ感が一切ない、明らかに実家とかで食べる味です。不思議な体験だ……。
唯一海外っぽいなと思ったのは調理しているときに開けた粉末スープの袋がやや開けづらかったことくらい。

おまけ

今回の記事を書くにあたって、本筋に関係ないものを箇条書き形式ではありますが以下に記載しました。

  • 五香牛肉味以外に海鮮味や黑蒜油豬骨湯味も食べたが、いずれも良い意味で「イメージと実際の味に一切ブレがない」という結果だった

    • 海鮮味は普通にカップヌードルのシーフード味みたいな感じだった

    • 油を後入れする形だったことも合間って、特に黑蒜油豬骨湯味はフレーバーとしての驚きはなかったが総合点の美味しさはかなり感じた。普通に日本で売ってほしい

  • もはや香港ではこのキャラクター自体の認知度が高いようで、半ば日清のキャラクターとして確立したポジションにいるのか、サイトを見る限りフォーのパッケージにも印刷されている。ラーメンですらない

  • なんならサイトのヘッダーナビゲーションにわざわざ「出前一丁」の項目がある

  • 調べると少年をイケメン化して踊らせるテレビCMも過去にあったっぽい

  • 厳密には国内でも期間限定・地域限定でしょうゆ味以外のフレーバーも販売されているらしい

終わりに

最近はどんどん同人から離れたタイトルになっていますが、年末〜年始にかけてそれっぽい記事もアップ予定なのでもうしばしお待ちください。


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