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1か月前のイラストをリメイクしたら、パラダイムシフトが起きた話


仰々しいタイトルでお送りします。


昨日、これ↓を描いた際

名称未設定のアートワーク 100

持ってるだけで全然開いてなかった、「モルフォ人体デッサン」(新装コデックス版)を写して描いて、身体のかっこよさにびっくりしたのです。


今まで、自分が身体を描くとき、どーも平面になってしまうなあ。と、思ってはいました。

それは、最初にこれを手に取ったからだと思われます。

このなかに、棒人間が載っていて、わー、人体デッサンとか辛いからやだけどこれ簡単!と思って、ずっと棒人間から身体をつくって描いてきたのですが、肉付けの意識が薄くなってしまって、ペラペラの人間を量産してしまったのだと思うのです。

(この本が悪いのではなく、しっかり刷り込ませないうちに我流に流れてしまった、意識の薄い私に問題があります。この本自体は、身体ヘタッピーの私がいろんな可能性を見つけることのできた、とてもありがたい一冊です。)


それで、以前に描いたもので、できた当時から身体がおかしいなと気になって堪らないものがありました。

これです。4月21日、ちょうど1か月ほど前のイラストです。
黒猫君爆誕のイラストです。


別に人体デッサン頑張った後でもなんでもないけど(笑)、これをちょっと、直してみたいなあ。と思ったところから、今日ははじまりました。


直した結果、こうなりました。

名称未設定のアートワーク 101


4月21日の記事のイラストも、再掲します。

名称未設定のアートワーク 82

おっと、向きが逆でした。公正を期すために、リメイク版も反転させましょう。(当時のものも、描いた後反転して仕上げています)


名称未設定のアートワーク 102

靴が変わってるのとか、猫がいないのとかは、まあ諸事情です(めんどくさかった)。


まだ変だけど、多少改善、したような。

しないような。

まだペラペラのような・・・。

足もやっぱり、おかしいなあ。



さて、パラダイムシフトは、色塗りで起こりました。

4月のイラストの時は、「引き算塗り」と私が名付けた方式で、塗りぬりしていました。

模様をつけてベタ塗りをしたものに対して、消しゴムをかけて仕上げていくというやり方です。


・・・ん?


そうです。

これは、まさしく

レイヤーマスクとやってること同じ!!!


と、気が付いてしまいました。


引き算塗り、実は結構難しくてめんどくさかった。

消しゴムをかけすぎてしまうと、元に戻るボタン以外で、復元できないんです。色がまだらになっているから、単に色を塗り直すということでは元通りにならない。

だから時間もかかるし、思った通りに仕上がらないことも結構あったのですが、

レイヤーマスクなら、失敗しても、白で塗り直せばいいだけなのです

何度でも何度でも、復元可能なのです

だから、描き終わった後でも、マスクレイヤーを塗り直せば元通り。余裕こいてこんなふうに、違うパターンなんかも短時間でつくってしまえるのです。
(実際は、レイヤーを複製して別パターン塗ってます。)

モワモワバージョン

名称未設定のアートワーク 103

ポツポツバージョン

名称未設定のアートワーク 104



今日の完成品としている、これ(再掲します)

名称未設定のアートワーク 101


この、左下のワシャー!!ってやつ(笑)、消しゴムじゃちょっと、うまくいかないような気がします。



あー、びっくりした。

「消す」んじゃなくて、「非表示」にするんだよ!!


という、パラダイムシフト(大袈裟な)。



最初に引き算塗りした時は、何色もレイヤーを重ねて消し消ししていたのです。

名称未設定のアートワーク 41

これなんですけど。(記事探すのがめんどくさくなってしまったので、いきなりイラスト載っけてしまいました)


たぶん、引き算塗りには引き算塗りにしか出せない味わいがあるとは思うのです。
けれども、こういうのも、レイヤーマスクで簡単にできるんだと思ったら、俄然わくわくしてきました。今度は色重ねた版もレイヤーマスクでやってみよ!!



きっかけは体を直したかったからではありましたが、思わぬところでびっくりなことが待っていた、リメイクでした。


毎日まいにち描いていると、何かしら身についてはいるんだな。ちょっぴりほくほくしました。




最後までお読みいただき、ありがとうございました。



またあした。






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