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大失敗... “安物買いの銭失い”どころか、取り返しのつかない “大切な歯” を無駄に削ってしまった

今でこそ、常日頃のセルフケア(歯磨き・フロス)と、歯科医院での定期検診(クリーニング)が習慣になっていますが、30代前半までの “歯と口腔ケア” への意識は、まさに “偏差値25” でした。

学生の頃から「歯医者さんにはむし歯が痛くなったら治療しにいくもの」と思っていましたし、歯磨きも勢いよくガシャガシャと数分間やるだけで「スッキリ爽快!」ときれいに磨いた気分になっていました。

引っ越しが趣味なので、転居する度に歯科医院も探さないといけないのですが、“偏差値25” のときは、歯科衛生士さんと受付の女性を、まるでキャバクラのホームページみたく並べてスタッフ紹介していた助平そうな院長先生の歯科に、面白半分で通ってしまっていたくらいです。

過去には、歯茎の中で埋もれていた親知らずを、歯茎を切開してゴリゴリと砕いて取り除いた、右頬がおたふくかぜ状態に腫れ上がった手術後に、自分で勝手に抜糸をして一方的に治療を終えてしまうようなこともありました。

歯科での最大の失敗は、審美歯科に興味を持ち始めた頃で、これまでに詰めていた銀歯をオールセラミックに全交換する際に、評判も確認することなく費用だけをみてクリニックを決めてしまったことです。

このクリニックでは、きっちり15分単位で患者さんを回転させていて、電車の都合で5分ほど遅れてしまった日があったのですが、その日は10分で治療を済ませてしまいました。

担当の歯科医師さんはまだ若い女性だったのですが、15分単位で次から次に患者さんを片付けていかなくてはならないためか、日によっては明らかにイライラしている感じがこちらに伝わってきて、「このまま治療を任せても大丈夫なの?」と一抹の不安を覚えたものです。

治療費全額を先払いしていたこともあって、不安や不満が募る中で、すべての銀歯をセラミックへと交換はできたのですが、1年も経過する頃にはセラミックが欠けてしまったり、むし歯が再発してしまったりで、結局のところ、当時のセラミックは1本も残っていません。

つまり、“安物買いの銭失い” どころか、取り返しのつかない “大切な歯” を無駄に削ってしまっただけの、お財布にとっても、歯の健康にとっても、散々な結果となったのです。

このときの大失敗を反省したことで、偏差値25 だった “歯と口腔ケア” への意識が、少しずつですが、着実に高まっていったことは間違いありません。

40代も後半になった現在では、起床後・食事後・就寝前に、歯の1本1本を意識しながら丁寧に歯ブラシを当てて落ち着いて磨いていますし、歯間を磨くためのデンタルフロスは手放せませんし、どんなに忙しくても3~6ヶ月に1度の定期的な歯科検診(クリーニング)を欠かすことはありません。

歯科医院での定期検診(クリーニング)は、3ヶ月に1回程度が推奨されているようですが、自宅でのセルフケアが割と上手らしくて「半年に1回でも十分ですよ」と言われることが多いです。

何も特別なことはやっていませんが、もうかれこれ15年ほどむし歯になっていませんので(二次虫歯を除く)、常日頃からお世話になっている自宅セルフケアの3点セットをご紹介しておきますね!

歯ブラシ

クリニカアドバンテージ:<4列>コンパクト・ふつう

歯ブラシは、ドラッグストアで片っ端から買って試してみたところ、「クリニカアドバンテージ:<4列>コンパクト・ふつう」に落ち着きました。

高価な電動歯ブラシを使っていた時期もあるのですが、何だか大きいし、重たいし、充電の必要もあるし、磨いている感がなかったので、手動の使い捨て歯ブラシの方が、自由自在にコントロールできて自分には合っています。

つい力を入れすぎてしまう癖があるので、それも意識して磨いています。

歯磨き粉

シャボン玉:せっけんハミガキN

歯磨き粉は、なるべく余計な成分が入っていないシンプルなものを探していて、「シャボン玉:せっけんハミガキN」に落ち着きました。

歯磨き粉を使わないで唾液のみで磨いていた時期もあったのですが、数ヶ月も経過すると、どうしても歯の表面がうっすらとくすんできます。

重曹で磨いていたこともあったのですが、チューブからごく少量をさっと歯ブラシにつけて磨く方が手間いらずのため、重曹での歯磨きも止めました。

デンタルフロス

クリニカアドバンテージ:デンタルフロスY字タイプ

デンタルフロスは、歯医者さんには「ロールタイプ」を推奨されますが、どうもロールタイプは苦手でストレスを感じてしまうので、「クリニカアドバンテージ:デンタルフロスY字タイプ」を愛用しています。

デンタルフロスの「ホルダータイプ」には、「Y字タイプ」の他に「F字タイプ」がありますが、一度「Y字タイプ」を使って慣れてしまうと「F字タイプ」がとにかく使いにくく感じてしまいます。

デンタルフロスではなく、歯間ブラシ(L字型・I字型)も使ってみましたが、断然にデンタルフロスが使い勝手が良いので、もう手放せません。

自宅での常日頃のセルフケアは、上記の3点のみですので、特別なお金もかかりません。

むし歯にならない “歯と口腔ケア” のポイントとしては、以下の3つですね!

  1. 歯の1本1本を意識しながら歯ブラシを当てて落ち着いて磨く。

  2. 歯ブラシでは届かない歯間を磨くためのデンタルフロスは必須。

  3. 歯磨きでは不可な歯石除去と歯周病予防に定期的な歯科検診を。

最低限上記の3つをしっかりと行って習慣にしてしまえば、突然の歯と口腔の健康問題で困り果ててしまうようなことはありません。

それと、これは珍しいことだと思いますが、いつの頃からか歯科で撮影したレントゲン写真を手元に置いていて、上下28本の歯を「いつ?どこのクリニックで?どんな治療をしたのか?」を全てメモに残しておくことで、自分の歯の現状を忘れないように管理をしています。

“偏差値25” だったけれど、大失敗も経験して “偏差値60” くらいにはなっているのかな。

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