190410_論理的思考とは_8日目
論理的思考は理系のものだという思い込み。
多くの人がそういう思い込みを持っているのではないでしょうか。少なくとも私個人は、「数学や科学の世界で必要になるスキル」という印象。
「論理的」と「感情的」「直感的」。
論理って何だろうと思います。平たく言えば、前後のある事象、AとBが何某かの妥当な関係によって結ばれている、その関係といったところでしょうか。よく「論理」の対比として用いられるのが「感情」です。実際の用法でいえば、「論理的」の対比として「感情的」や「直感的」が使われる場合が多い、と言ったほうがより正確かもしれません。
「感情的」「直感的」に論理はないのか。論理が存在しない出来事は存在するのか。
「関係ないことでイライラしていたから、誰かに怒った」これはよく「感情的」とされます。でも「イライラしていたら誰かに怒りたくなる」ということ自体は納得性があります。ぼくは決して(広義の)「論理的」ではないとは思えません。そうすると「感情的」というのはその語意に、「感情をコントロールすべきなのにできていないこと」に対してネガティブな評価を含み、これを「直感的」に当てはめると、「説明すべきなのにできていないこと」に対してネガティブな評価を含んでいることになります。なにが言いたいかというと、世の中で言われている「論理的である」は正確には本来の「論理的である」状態とは別の意味合いを含んでいるということです。
感情を論理的思考によって深めていったものが哲学。
何が言いたいか、というと、世の中に(広義の)「論理的でない」ものは存在しないということです。「感情的」「直感的」なできごとや判断を、冷静に、納得性・説明性を維持して考えを継続していくことが「論理的思考」のことで、その対象が物理であろうと感情であろうと関係ないのではないかと思うに至りました。なので、多少荒っぽい定義ということは踏まえつつ、「感情」を「論理的思考」によって深めていったものの体系が「哲学」なのではないか、という結論に至りました。
寒い。風邪引きそう。ちろう。
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